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21話:博美が日大に合格と秀一の就職と東日本大震災
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その後、大学の卒業論文の手直すべき点を指摘され、2010年10月中に校正した卒業論文をゼミの先生に提出して点検してもらった。その後提出し11月中旬、受理されたと連絡を受けた。
しかしゼミの先生が、その論文について文学部の卒論みたいだとか、面白い小説みたいだとが、いろいろ大変だったという事を聞かされた。しかし個性的な論文の方が、型どおりの論文よりも良いと考えたゼミの先生が、言ってくれた。
そのため、ようやく教授会の審査を通したという話を後から聞かされた。これで、2011年の卒業が約束された。就職口をどこにしようか、父に相談すると、社会人になって、どんな生活をしたいかと聞かれた。
その質問に対し、株投資をする時間が欲しいから、あまり忙しくない職場で、安定した所と告げた。すると、役所しかないだろうと言われた。近いところなら和光市役所へ行ってみたらよいと言われて、さっそく出かけた。
すると就職試験を受けるなら受け付けますよと言われて、秀一が係の人に必要な資料を聞いた。その後、要求された資料をすべて揃えて、翌週、和光市役所に提出した。12月に採用試験日を知らされて、出かけて行った。
最初に試験を受けて、その後、面接を受けた。その面接の冒頭で、君は、和光市をどういう風にしていきたいという漠然とした質問をうけた。その質問に対し、東京のベッドタウンとして緑豊かな場所で快適に市民生活を送ってもられるようにしたい。
そして、市民のために尽くしていきたいと言うとうまいこと言うなと笑われた。早稲田大学出身かと言い、少ししてご苦労さんと言い、面接試験が終了した。その後、12月22日に採用通知が、自宅に送られてきた。
やがて、2010年が終わり2011年を迎えた。今年は、家族と一緒に、初詣に行き、秀一は、株での成功と女友達も欲しいと願った。 ところが、2011年3月11日、午後、14時47分頃、和光でも大きな揺れに襲われた。
東日本大震災、もうすでに、その頃、学校に行っていなくて、自宅にいた島村秀一は、母とともに、一番安全だと言われている風呂場に逃げ込んで様子を見ていた。停電したがプロパンガスは使え、水道もすぐに復旧した。
食器棚で割れた食器を掃除して、倒れた本箱を元に戻し、テレビは留め金で止めて安全だった。とりあえず、お湯をわかして大きなポット2つに入れておいた。15時半ころ父が銀行から帰ってきたので風呂を沸かして、入ってもらった。
その後、17時半ごろ、島村博美が神田にある日大から徒歩で帰ってきた。冷蔵庫に残っているもので夕食の支度をして、風呂から出てきた博美、両親と秀一の4人で夕食を食べた。
18時前にはテレビが復旧すると、東北の津波に流される家や、手を挙げて助けを求める人が移りだされ、それを呆然と眺めていた。博美と父は、疲れて過ぎに寝ていまったが、母と秀一は、夜遅くまで、地震、関連のニュースをみてから寝た。
翌朝、自宅の食糧庫を見ると、コメ5㎏とお歳暮でもらったうどん、そばの乾麺と、両親が好きなそうめんがいっぱい残っていた。多分、この大きな地震で、食料品は、数日間、届かないことを覚悟して、献立をたてることにした。
テレビをつけると福島第一原子炉の原子炉冷却用の電源が津波で破壊されて、原子炉を冷やせないという話が出ていた。その後、白い煙を上げて原子炉建屋が吹き飛ぶ映像が飛び込んできた。それを見て、これはただならぬことが起きたと実感した。
その後、ヘリコプターから水を原子炉にまくような映像が移ったが、これは政治家お得意のやってますというポーズでしかなく、全く意味がないと実感した。その後は、東北で燃料のガソリン、暖房用の灯油が不足していると言う報道が流れた。
北関東から東北への道路が寸断していて輸送できないとか、避難所の暖房が聞かなくて寒いとか、食料がったらなくなるとか、困ったことばかり、起こった。それでも各部署の日本人の真剣な対策会議と懸命な努力が続いた。
しかしゼミの先生が、その論文について文学部の卒論みたいだとか、面白い小説みたいだとが、いろいろ大変だったという事を聞かされた。しかし個性的な論文の方が、型どおりの論文よりも良いと考えたゼミの先生が、言ってくれた。
そのため、ようやく教授会の審査を通したという話を後から聞かされた。これで、2011年の卒業が約束された。就職口をどこにしようか、父に相談すると、社会人になって、どんな生活をしたいかと聞かれた。
その質問に対し、株投資をする時間が欲しいから、あまり忙しくない職場で、安定した所と告げた。すると、役所しかないだろうと言われた。近いところなら和光市役所へ行ってみたらよいと言われて、さっそく出かけた。
すると就職試験を受けるなら受け付けますよと言われて、秀一が係の人に必要な資料を聞いた。その後、要求された資料をすべて揃えて、翌週、和光市役所に提出した。12月に採用試験日を知らされて、出かけて行った。
最初に試験を受けて、その後、面接を受けた。その面接の冒頭で、君は、和光市をどういう風にしていきたいという漠然とした質問をうけた。その質問に対し、東京のベッドタウンとして緑豊かな場所で快適に市民生活を送ってもられるようにしたい。
そして、市民のために尽くしていきたいと言うとうまいこと言うなと笑われた。早稲田大学出身かと言い、少ししてご苦労さんと言い、面接試験が終了した。その後、12月22日に採用通知が、自宅に送られてきた。
やがて、2010年が終わり2011年を迎えた。今年は、家族と一緒に、初詣に行き、秀一は、株での成功と女友達も欲しいと願った。 ところが、2011年3月11日、午後、14時47分頃、和光でも大きな揺れに襲われた。
東日本大震災、もうすでに、その頃、学校に行っていなくて、自宅にいた島村秀一は、母とともに、一番安全だと言われている風呂場に逃げ込んで様子を見ていた。停電したがプロパンガスは使え、水道もすぐに復旧した。
食器棚で割れた食器を掃除して、倒れた本箱を元に戻し、テレビは留め金で止めて安全だった。とりあえず、お湯をわかして大きなポット2つに入れておいた。15時半ころ父が銀行から帰ってきたので風呂を沸かして、入ってもらった。
その後、17時半ごろ、島村博美が神田にある日大から徒歩で帰ってきた。冷蔵庫に残っているもので夕食の支度をして、風呂から出てきた博美、両親と秀一の4人で夕食を食べた。
18時前にはテレビが復旧すると、東北の津波に流される家や、手を挙げて助けを求める人が移りだされ、それを呆然と眺めていた。博美と父は、疲れて過ぎに寝ていまったが、母と秀一は、夜遅くまで、地震、関連のニュースをみてから寝た。
翌朝、自宅の食糧庫を見ると、コメ5㎏とお歳暮でもらったうどん、そばの乾麺と、両親が好きなそうめんがいっぱい残っていた。多分、この大きな地震で、食料品は、数日間、届かないことを覚悟して、献立をたてることにした。
テレビをつけると福島第一原子炉の原子炉冷却用の電源が津波で破壊されて、原子炉を冷やせないという話が出ていた。その後、白い煙を上げて原子炉建屋が吹き飛ぶ映像が飛び込んできた。それを見て、これはただならぬことが起きたと実感した。
その後、ヘリコプターから水を原子炉にまくような映像が移ったが、これは政治家お得意のやってますというポーズでしかなく、全く意味がないと実感した。その後は、東北で燃料のガソリン、暖房用の灯油が不足していると言う報道が流れた。
北関東から東北への道路が寸断していて輸送できないとか、避難所の暖房が聞かなくて寒いとか、食料がったらなくなるとか、困ったことばかり、起こった。それでも各部署の日本人の真剣な対策会議と懸命な努力が続いた。
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