電子カルテの創成期

ハリマオ65

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第17話:コンピュータ研究会で麻雀大会?

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 そして、諏訪には5つの有名な蔵元があり、それを諏訪五蔵と呼ばれる。その5つとは、「舞姫」「麗人」「本金」「横笛」「真澄」ですと話し紹介し、是非ご賞味くださいと言った。酒を紙コップに入れて、飲み始めると議論は活発となり23時過ぎると池辺さんが、0時前には、部屋で寝てくださいと笑いながら言った。

 すると、すでに酒に酔って眠っている先生もいて部屋の角に布団を敷き寝かせた。そして、明日は、早めに起きましょうねと笑いながら言った。議論は、演題に対するよりも、データベースソフトの使い方、今後の応用方法についてがほとんどだった。23時45分になりましたので解散しますと言った。

 池辺さんが、中心になり、若手も片付けを手伝った。翌朝、また、高層階の露天風呂へ富士川先生、池辺さん、常本の3人で言って、雑談をしていた。その後、8時前に朝食会場に行くと、3人のメンバーが来ていた。池辺さんが珍しく早いじゃないと言うと、うま酒を飲んで、よく眠れたと笑いながら言った。

 ところで、今日、観光じゃなくて、部屋で麻雀したいと言うとわかったと池辺さんが答えた。麻雀セット2卓、借りましょうかというと、悪いが、お願いしますと言った。池辺さん達が、食事を終えてフロントで麻雀卓の話をすると2卓なら用意できると言い、30分後なら部屋にお届けしますと言った。

 そこで10時に持ってきてもらえますかと言うと了解しましたと答えた。その後、喫茶店で、池辺さんが富士川先生と常本に麻雀できますかと聞くと、もちろんと答えた。先生方は総勢9人で2卓でちょうど良いと富士川先生が笑顔で言った。今日は、意外に、先生方が早く起きて9時半過ぎには、7人いた。

 それを見て池辺さんが。今日、麻雀卓2卓、借りましたので、麻雀できる先生は、是非、楽しんでくださいと言った。そりゃありがたいと言う先生もいた。しかし賭け麻雀は、禁止ですと池辺さんが続けると笑い声が上がった。少しすると麻雀卓が2つ運ばれ、パソコンの置いてない部屋を片付けた。

 ちょうど8人来ていて、麻雀が始まった。30分位して、山梨の先生がやってきて、興味深そうに、麻雀ですかと笑いながら近づいてきた。それを見て先生もやりますかと聞くと、できたら、やりたいと言うので、早く終わった卓のビリの人が抜けてと言った。すると、大きな笑い声が巻き起こった。

 その後、ハコテンだと言う声がした。ハコテンになったのは、何と、常本だった。それを見て、池辺さんが、常本を呼び寄せて、フロントに言って、握り飯を2つずつ握り1人前として、届けてもらえないか、交渉して欲しいと言われた。常本が了解と言い、部屋を出て行き、フロントに掛け合った。

 すると大きめのおにぎり2つと卵焼き、漬物セットで600円で作りますと言われた。わかりました、直ぐ聞いて、電話しますと言った。部屋に戻り話すと、池辺さんが9人分注文してと言った。そこで、常本が電話で、注文すると、12時から12時半頃、お届けすると言われ、池辺さんに伝えた。

 その後も熱い戦いが続いて、夢中になっていること、若い仲居さんが3人来て、おにぎりセット9人前を置いていった。1人、休んでいる人に、池辺さん申し訳ないけど、皆さんの横に、おにぎりセットを置いてもらえますかと言った。すると、みんなの所へ、運んでくれ、いつでも食べられるようになった。

 お茶も9つの茶碗に入れて、渡してくれた。その後、握り飯、片手に食べながら麻雀する人が増えた。やがて、17時過ぎて、18時で、終了しますと、池辺が、大きな声で言った。すこしして、終了し、フロントに電話をして麻雀卓を引き上げてもらった。そして18時に、19時半までに、会場に来るように言って解散となった。

いよいよ、今日3日目、最終日となりましたと言い、来年も、また、開催したいと思っています。 19時半に、コンピューター研究会の会場に全員集まった。そこで、先生方におかれましては、学会の時に、このコンピューター研究会の活動も宣伝していただきたいと思っています。

 そのため、是非、協力、宜しく、お願い申し上げますと話した。それでは、最終演題、「習慣性肩関節脱臼の手術手技の優位性」について、愛媛大学の峰岸先生、お願いしますと紹介した。
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