電子カルテの創成期

ハリマオ65

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第44話:木下さんの遺産と葬式とRB産業へ投資

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 それを聞いて、それで行きましょうと常本が言うと富士川先生が、これだけあれば、我が社でも大いに助かると言った。そんな話をしていると22時近くなり帰ろうと言い必要な書類を常本がバッグに入れてマンションに鍵をかけて外に出た。これから、帰れないでしょと、常本が富士川先生に言った。

 するとホテルを探すというので、我が家に泊まっていって下さいと常本が言った。大丈夫かと聞くので常本が、奥さんのソフィアに電話すると了解と言ってくれ、常本の家に帰り風呂に入って寝た。翌朝、朝食後、新横浜に送り、新幹線を使い、つくばに帰ることになった。車中で、必要な書類は、用意すると富士川先生が常本に言った。

 常本が、宜しくお願いしますと言い別れた。その後、近所の葬儀社に連絡すると横浜市の北部斎場が2005年1月22日11時から空いているとわかり予約。葬儀参加者は、日本電気から12人と富士川先生と布施社長など合計20名。以前、木下先輩から故郷の実家では両親が亡くなってから近所との交際はないと話していた事を思い出した。

やがて葬儀当日、富士川先生は、先日、新横浜のホテルに泊まった。葬儀所まで常本の家から車で25分で到着した。10時に横浜北部斎場に到着。出席者名簿を受け付きに置き日本電気時代の木下先輩の部下、加藤君に受付を依頼した。加藤君には、受付に立ってもらう様に依頼。10時半頃から次々と葬儀に参列する人々がやってきた。

 その後、11時には、20名がそろった。その後、お坊さんの読経が始まり儀式にのっとり焼香がはじまり終わると遺体が荼毘にふされた。それが終わる1時間の間、食堂で昼食の支度がしてあり在りし日の木下さんの思い出話に花が咲いた。その席で、常本君は、いつも加藤先輩にくっついていたねと日本電気の人達が語った。

 骨拾いの儀式は、肉親がいないので一番近しい常本と富士川先生が行い骨壺に収めた。その後、霊柩車で、常本と富士川先生が、常本が用意した、近くの墓地に作ったお墓に入れられた。その日は、晴天で、大きな太陽が、まるで亡くなった木下さんに、ご苦労さんとでも言うかのように墓石に太陽の光が降り注いでいた。

 常本は、いろいろ、お世話になりましたと個々の中で木下先輩にお礼を言った。その後、常本と富士川先生は、常本の家にかえり、塩でお清めした後、富士川先生を新横浜駅まで車で送った。その車内で相続の事で、大学時代の友人で弁護士がいるから、有利な方法を聞いておくよと言った。

 わかったら、また連絡すると話してくれた。その後2月5日、土曜日、新横浜で、会おうと連絡が入り了解した。常本が車で迎えに行き、近くのカフェに入った。そして、富士川先生が、友人の弁護士に聞いたと話した。それによると遺産を非課税の上限の1人4800万円まで4人で均等に分ける。

 そうすれば19200万円となり、試案総額55000万円から引くと、残金が35800万円となる。その金額を全額、うちの会社に融資することにして毎年、年間税控除金額の上限まで配当金として4人がもらう様にするというのだ。一応、書面として書いてきたものも渡してくれた。木下先輩の葬儀が終了。

 常本が、遺産のうちから35800万円をRB産業に投資する事すると言い手続きを取った。やがて暖かくなり2005年4月を迎えた。その後、RB産業の資本金が8億円となり人材募集をし、現在のつくばの本社に加えて、日本の西南地域を統括をもう一つ、つくる案が浮上していているとメールで知らせてた。

 そして、3月19,20,21の連休を迎えて、常本家の息子達が帰って来た。3月19日の晩、常本肇が、その後、調子はどうだと息子達に聞くと、YK電機は、自分達がめざしている、創造的な産業ではなく、工場の人が、やってる仕事をロボットに置き換えるだけといった。

 実際に勤めてみると単調な実験の繰り返しで、創造的な所が、全くないと、こぼしていた。それなら、今まで、誰もやったことのない領域のベンチャー企業でも良いのかと、たずねると、そっちの方が良いと答えた。もし万が一、その会社が競争に敗れても自分達は、若いし体力も情熱も若さもあると頼もしい顔で言い放った。
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