転ばぬ先のハイテク医療検査

ハリマオ65

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19話:2016年4月、新施設開設で行動開始

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 その後、試運転のテストや患者さんが張ったときの模擬テストでいくつかの改善点が指摘されて完全に予備試験も完了し4月1日開業できた。その後、泉田が静岡の病院を退職して新横浜高度臨床検査センターに勤務することになった。事務には、医療事務の学校を出たばかりの若い女性2名と簿記の免許を持ち、以前、製薬会社の社長秘書をしていた田丸鈴江さんが入社した。

 その他、大学を卒業して臨床放射線技師になったばかりの若手の男性技師、山室健吾と藤枝元雅が採用された。そして2016年6月から泉田が土日祭日も仕事をする事になり、もう3人、女性受付2名と大学出たての小清水聡が山室らと同じ学校から入社してきた。2016年11月20日、夕方16時に、検査予約の患者さん4人が待っている時に、年の頃で80歳代と思しき男性が、週刊誌を見ながら背もたれに倒れかかるように見えた。

 しかし、事務長の田丸鈴江が異変に気がついて泉田を呼んだ。泉田が脈を取ると、微弱になっていて、まずいと、思い救急車と叫びそうになった、いいや車で横浜労災病院へ運ぶから1階へ下ろしてくれと指示した。階段を駆け下り、病院の救急へ連絡してと、田丸さんに指示し猛スピードで倒れた男性を乗せ10分で、救急室に入ると待っていて先生が心臓マッサージを始めた。

 バイタルが落ちてるぞ、頑張れ息を吹き返せと、泉田が心の中で叫び続けると、その男子の目が開いた。すると、心臓マッサージしていた男性医師が戻ったぞと歓声をあげた。この言うシーンが好きで臨床放射線技師になったのだと思うと目に一杯の涙となって、やがてこぼれ落ちた。すると、白い腕が伸びて、ガーゼのハンカチを手渡してくれた。なんと田丸鈴江さんではないか、心配でたまらずタクシーで来たのと、笑顔で言った。

 泉田さんって熱血漢で格好いい、好きになっちゃいそーと言い、恥ずかしそーに向こうを向いた。落ちつきを取り戻して泉田が、ありがとう、君の発見が早くて、あの男性は、息を吹き返したと言った。その後、あの男性は心筋梗塞とわかり入院手術して2週間後退院し、お礼に検査センターに来て最初に発見してくれた田丸鈴江さんと車で運んでくれた泉田に、それぞれ、感謝の花束を持って来てくれ、お礼を言って帰って行った。

 その後、泉田と田丸さんは、急速に接近し、2016年の年末12月28日に田丸鈴江さんの実家のある福岡県博多へ結婚の挨拶に2人で出かけた。新横浜、朝一番の新幹線で行くと博多に昼に到着しタクシーで田丸家に到着すると大きな屋敷で田丸家の祖父の代から続く老舗の内科系病院とわかり、伯父、
叔母、兄弟もその病院に勤め、4年前に前院長の祖父から父に院長が交代したと教えてくれた。

 なんで教えてくれなかったのと泉田が言うと偉ぶって見えるのが嫌だったのと言った。そして、旨い酒と魚、料理をたらふくいただき、床の間でぐっすり寝てしまった。やがて2017年があけて、周りのスタッフが気を使い、泉田と田丸の休みの日を同じ日に調整してくれ、毎週デートを重ねた。2017年2月14日、バレンタインデーの日、田丸からチョコレートを受け取ったときに、結婚しようと言った。

 その返事を待たずに、いつが良いと聞くと、6月の花嫁、ジューンブライド、どこでと聞くと、ホテルニューグランドと言った。次々に日程が決まり、その日のうちに2017年6月11日12時と決まったその後の3月14日のホワイトデーの時に泉田が6月7日、結婚しますというと歓声があがった。事務の女性が、どこで結婚式をすると聞くので山下公園の前のホテルニューグランドと言うと羨ましいと言われた。

 新婚旅行はと聞かれ、ローテーションで2日しか休み取れないから、秋に、熱海の温泉にでも1泊2日で行こうかなと田丸鈴江さんが恥ずかしそうに話した。その後、6月11日日曜の12時の結婚式には丹沢先生と静岡から佐藤さんと新横浜検査センターから非番の検査技師と事務の女性が参加してくれた。海が見える素敵な披露宴会場で、おいしい食事と豪華な結婚式だった。
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