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ハリマオ65

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20話:ケイトと本田の結婚の話1

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 すると、ちょっと嫌そうに、じゃー彼の自己紹介を聞こうと言ってくれた。すると本田君が緊張した面持ちで自己紹介を始めた。名前は本田喜一と言います。年齢は24歳で大学は中央大学経済学部・夜間部を卒業しました。現在、佐野進学塾でマネージャーとして、アシスタント・マネージャーのケイトさんと一緒に土日・祭日と第一、第三金曜日の昼間に働いていますと言い給料は手取り20万円で年間240万円です。

 現在、母と2人で相模湖町の県営団地に住んでますと言った。聞いていた館川巌男さんが、あなたのお父さんと兄弟はと聞くので兄弟はいません。1人子ですと言い、父は8年前、交通事故でひかれて亡くなりましたと答えた。お母さんの仕事と聞くと商店の手伝いですと言った。館川巌男さんが資産はいくら持っていると聞くと300万円と言った。今迄の総収入はと聞かれ480万円と答えた。

 やっぱり資産が少なく給料も少ないと言った。これに対して佐野が本田にばかり聞かないで娘さんのケイトさんにも質問してあげて下さいと告げた。ケイトのことは、父の私が一番知っていると話した。その話を隣の部屋で聞いていた母の館川エミリーが、ふすまを開けて、いや、あなたはケイトの気持ちを知らないと言った。結婚というのは、まずハート、つまり、どれだけ、相手に尽くせるか、相手が好きか、こっちの方が大事。

 お金は努力して2人で協力して頑張って稼げると言い切った。これを聞いてケイトは泣き出し母のエミリーに抱き付いた。その様子を見ていたケイトの父、館川巌男が2対1の多数決で負けたと言い仕方ない結婚を許そうと言った。しかし一つだけ条件がある、それは館川家では君達に援助しない自分達でしっかり独立した立派な家庭を築くことだと言った。これを聞いた本田は涙をこらえて、ありがとうございますと言って頭を下げた。

 その後、ケイトが本田にしっかりと抱き付いた。すると本田が目に涙を浮かべ、良かったねと言うとケイトも泣いた。これを見ていた佐野は安心して大きな仕事をなした遂げたように呆然とした。話の後、館川巌男が奥さんのエミリーに紅茶を入れてあげなさいと伝えた。どうぞこちらへと、ソファーのある広いリビングへ案内してくれた。やがて良い香りと共に紅茶とスコーンとクリーム、バター、ジャムが運ばれてきた。

 そして、母のエミリーがスコーンに、お好きなクリーム、バター、イチゴジャムを選んでにスコーンにつけて召し上がれと言ってくれた。この項お茶を飲んで佐野が旨いダージリンですねと言うと、おわかりになりますかと館川巌男さんが言いスコーンにイチゴジャムをつけて食べた。そして、ちょっと失礼かも知れませんがと言いスプーンにイチゴジャムを入れて紅茶に落として、かき混ぜて飲み始めた。

 これを見て、紅茶、お好きなのですねと、エミリーが佐野に言った。実はそうなんですと言いダージリンにイチゴジャム、アークグレーにはコニャック、ブランデーと言うと、紅茶の美味しい飲み方ををよく御存知ですねと微笑んだ。早稲田大学の頃、学校を終わると秋葉原電気街に行ってヨーロッパの映画音楽が好きだったと語った。

 「マントバーニー」「パーシーフェイス」「ポール・モーリア」「レーモン・ルフェーブル」「フランシスレイ」を聞いたものです。その音楽を聴いた後に飲む紅茶は最高でね、と言った。それでダージリンにイチゴジャム、アールグレーにブランデーを入れることを覚えたと笑いながら言うと、館川巌男さんが、私達夫婦と話があいそうですなとニッコリした。

 現在、大学進学塾と半分趣味で投資研究会を月に2回開いて同年代や、もっと上の中高年の方々と投資の話をしている。むしろ、そっちの方が興味深いと笑った。すると館川巌男が実は私も会社を事情があり早期退職し、その退職金を増やすために10年前からトヨタ、ソニー、松下電器の株投資をしていますと告白した。

 良かったら第1、第3金曜日の10時から10時50分と11時から11時50分の2回、藤野駅から徒歩15分の自宅で、開催していますと言った。そのうち行きたいと言うので月2千円で、飲み物、お菓子付きと笑いながら言った。
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