鑓水商人の子孫達

ハリマオ65

文字の大きさ
27 / 29

27話:ハロルドの日本株投資事業開始

しおりを挟む
 2012年になり東日本大震災の寄付が、個人レベルに広がり、特に震災孤児のために使われるようになった。しかし、仮設住宅の断熱性が低く、冬寒く、夏熱い、劣悪な環境で過ごさねばならなかった。やがて夏になり、ハロルドが、夏休みの休暇で、ジャネットと共に帰ってきて、リチャードの家に7日間滞在して、リチャードが、ヨットクラブでの東日本大震災へのチャリティー募金がもう少しで10万ドルになるから、なり次第、安田商事・横浜支店に送ると言った。

 サンディエゴにもどってきて3日目、気分転換に、リチャードと奥さんと、ジャネットとハロルドで、カタマラン・クルーザーヨットで、ロサンゼルスまで行って、帰ってきた。潮風に吹かれて、やっぱり、サンディエゴの町は
、良いなーと、ハロルドがしみじみと言ったのが印象的だった。そうして8月21日、再び、サンディエゴから、成田経由で、安田商事・横浜支店に帰っていった。やがて、秋、冬になり、恒例の12月24日の盛大な、安田商事・横浜支店でのクリスマスパーティーが開かれて、しばらくして2013年を迎えた。

 2013年3月になると岩手県と福島県の一部の自治体で、断熱性に乏しく、冬寒く、夏暑く、外の騒音でテレビの音が聞こえないという苦情が多い、プレハブの仮設住宅から、断熱性の高い、木造仮設住宅をつくってほしいと言う要望が増えてきた。そのニーズに答えようと、安価な、木造仮設住宅という新たな取り組みが岩手県の住田町という地域と福島県は、この木造仮設住宅という新たな取り組みを実施した

 そうして、3500戸の木造仮設住宅が作られて、入居者が入った。実際に、木造仮設住宅が、意外に安く建てられ、30平米の住宅が250万円で作られている。また、福島県の場合、一律ではないが、最も費用が高い住宅は、60平米で440万円で、プレハブの仮設住宅よりも、安くできた。このシステムを今後も応援していこうとハロルドは考えた。そのための資金として、1億円をまず送った。その後、マスコミも、この話題を取り上げて、少しずつ、木造の仮設住宅が建てられた。

 安田商事のハロルドが2013年5月23日に、2011年5月27日に11500円で買ったファーストリティ株が44000円となり2000株を売って、75000万円の利益を得た。これには、横浜支店長の安田太郎も喜んでくれ、安田商事・横浜支店、投資部長としてハロルドを任命した。

その後、2013年も、多くのボランティアが、東北各地に入り、夏休みを利用した学生や、社会人が全国からかけるけて、一日も早い復興のために支援を惜しまなかった。また、炊き出しをするグループも来てくれ夏場はにぎわったが、秋風が吹きだすころ、夏の海水浴場の様に、人影が、めっきりと少なくなった。

やがて、秋になり、東京電力、福島原子炉の災害の補償問題が、まだ、解決されず、また、避難指示が出ている地域の住民たちは、自分たちの故郷に帰ることができずに、他の場所での生活を余儀なくされていた。そうして12月になり、しばらくして、2014年を迎えた。

 2011年9月26日に4・4億円で買ったヤフー株が2014年1月10日に13.2億円になり、10億円の利益を出して、累計で17.5億円の利益を安田商事にもたらした。その後、2014年5月8日に任天堂株を10300円で8千株、8.24億円で購入した。

 2014年5月10日に、ハロルドの両親のリチャード夫妻が、サンディエゴから来日して、横浜のホテルニューグランドに泊まり夕飯をハロルド夫妻と一緒に食べながら、日本株投資で成功した話や東日本大震災の木造仮設住宅の話などを説明した。リチャード夫妻が翌日から、今回は、まだ行っていない、九州の温泉を中心に、温泉巡りをしてくると言い、できたばかりの九州新幹線に早く乗りたいと話した。

 そうして、21時過ぎに、別れて、ハロルド夫妻が、帰っていった。翌日、リチャード夫妻が、新横浜から博多経由で、鹿児島で在来線に乗り換えて指宿へ到着して、指宿温泉のホテルに滞在して、砂蒸し風呂を体験した。じわーっと汗が出て、身体の芯からあったまる感じを初めて味わった。

 しかし、魚の刺身は、苦手で、もっぱらステーキを食べて過ごした。その後、鹿児島まで戻り、レンタカーで霧島温泉へ行き、霧島の有名な温泉ホテルに泊まり、翌日、鹿児島から列車で久留米へ、そこから九大本線に乗り換えて由布院へ、由布岳が良く見える温泉ホテルに泊まって、温泉を楽しんで、翌日、列車で別府へ、別府では、血の池地獄、龍巻地獄、海地獄などの地獄めぐりをしてきた。

 そして、3日かけて、別府八湯のうち、明礬温泉、鉄輪温泉、観海寺温泉、亀川温泉を回ってきた。最終日に高速バスで博多駅に行って、5月18日に、九州新幹線で新横浜へ帰り、横浜にもどってきて、安田太郎・安田商事横浜支店長とハロルド夫妻と、お別れの晩さん会を開いてもらいった。その翌朝、成田から、サンディエゴに帰っていった。

 ハロルドは、2014年8月の夏休みにジャネットと共に、北海道旅行へ行き、千歳空港でレンタカーを借りて、富良野のラベンダー畑や、美瑛の丘の素晴らしい景色を見て感動し、多くの写真を撮ってきた。その後、帯広郊外の十勝川温泉に泊まって、名物の豚丼を食べて、温泉で暖まった。

 その後、釧路のホテルインチェックインして、摩周湖と、屈斜路湖など、景色の美しい所を回ってきた。釧路に2泊して、札幌に行き、藻岩山を散策して、すすき野で札幌の生ビールをたらふく飲んで、翌日、小樽の町を運河と硝子工芸の店を見て回り、札幌に帰ってきて、千歳空港でレンタカーを返して、千歳空港から、羽田空港へ戻り、高速バスで横浜へ帰ってきた。そうして、夏休みを終えて、いまだに、旅行ついでに、東日本大震災の募金をしていく、人が多いのには感心させられた。

2015年9月29日に東京エレクトロン株を5570円を1500株を83550万円で買った。その後、10、11、12月、12月24日の安田商事の盛大なクリスマスパーティーが開かれて、今年の仕事の反省は、成功の話をして、来年の抱負を語って、2016年を迎えた。

 ハロルドは、2014年8月の夏休みにジャネットと共に、北海道旅行へ行き、千歳空港でレンタカーを借りて、富良野のラベンダー畑や、美瑛の丘の素晴らしい景色を見て感動し、多くの写真を撮ってきた。その後、帯広郊外の十勝川温泉に泊まって、名物の豚丼を食べて、温泉で暖まった。

 その後、釧路のホテルインチェックインして、摩周湖と、屈斜路湖など景色の美しい所を回ってきた。釧路に2泊して、札幌に行き、藻岩山を散策して、すすき野で札幌の生ビールをたらふく飲んで、翌日、小樽の町を運河と硝子工芸の店を見て回り、札幌に帰ってきて、千歳空港でレンタカーを返して、千歳空港から、羽田空港へ戻り、高速バスで横浜へ帰ってきた。

 そうして、夏休みを終えて、いまだに、旅行ついでに、東日本大震災の募金をしていく、人が多いのには感心させられた。2015年9月29日に東京エレクトロン株を5570円を1500株を83550万円で買った。その後、10、11、12月、12月24日の安田商事の盛大なクリスマスパーティーが開かれて、今年の仕事の反省は、成功の話をして、来年の抱負を語って、2016年を迎えた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

靴屋の娘と三人のお兄様

こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!? ※小説家になろうにも投稿しています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...