口下手男同志の友情と女性への愛

ハリマオ65

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19話:両親の死、為替投資とリーダー交代

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 もちろん五稜郭タワーにのぼり、遠くの景色を眺めた。この景色も素晴らしく多くの写真を撮った。その後、その城の周りを散策したが、汗が書いたので、涼しい室内に入り、昼食をとった。その後、函館倉庫街に移動して海辺の道を散策した。そして青函連絡船記念館を見学し、その近くの函館朝市を見て歩き、酒のつまみになりそうな物を買い込んだ。

 その後、函館駅の周辺を散策して16時過ぎにホテルに帰った。翌日は、朝早く起きて車で大沼公園へ向かった。そして大沼の遊覧船に乗って駒ヶ岳の美しい景色を眺めた。その後、湖の周りの公園を散策して、昼食時間となり、旨そうなレストランを捜して入った。車を走らせていると函館大沼プリンスホテルを見つけて、一休みした。

 そこで珈琲とケーキセットを食べて、周りを散策した。するとプリンスパン工房の店が目に入り旨そうなパンをさがして明日の朝食用に買った。そして夕方16時過ぎにホテルに戻って温泉に入り仮眠して夜18時にホテルを出て、車で、函館山に向かい頂上に着いた。そして、頂上から函館の町を見ると、以前、絵はがきで見た景色と同じ景色であった。

 それが、実際に見えて感激した。もちろん多くの写真をとってホテルに戻ると21時になっていて少しお腹が空いたので残っていたパンにジャムを付けて食べた。その後、温泉に入り床についた。2010年1月27日に早朝、母の井方律子が、お父さんが冷たくなっていると言い飛んできた。善継が行き脈を測ると脈が触れず亡くなっていることがわかった。

 そこで警察と近くの病院に電話をした。すぐに警察官が来て床で寝ていた父の姿を見て失礼しますと行って脈の触れてないのを確認した。その後、警官が、警察署に電話を入れ死亡してることを報告し帰って言った。その後、病院の若い先生が車で来て、ご臨終ですと言った。死亡診断書は、今日中には書いておきますので、病院の受付に取りに来てくださいと言われた。

 時間外の時は、守衛さんに渡しておきますから取りに来て下さいと言ってくれた、死因を聞くと急性心不全と言った。それを様子じっと見ていた母の律子さんは、最初は、慌てていたが、次第に、ぼーっとして、お父さんが死んじゃったと繰り返した。そのため、午前中に病院に行き、内科外来を受診させると強いショックで痴呆症状が出たのかも知れませんと告げられた。

 場合によっては、老人施設にお願いする事になるかも知れないと言われた。その話を母に、ゆっくりと話すと、父がいなくなった今、大きな家に1人出いるのは寂しいから老人施設に入るよと言ってくれ、翌月、自宅から車で5分の老人施設に入居した。その後、毎月1から2回、善継夫妻が面会に行くと喜んでくれていた。

 しかし、秋頃には、表情がなくなり痴呆の症状が、出て来たと担当の人に言われた。一方、投資の方では、20010年5月4日、長男の博和に豪ドル86円以上で売りを指示し。次、井方令二に1豪ドル86.5円で売るように指示し55万豪ドルを売り純利益1265万円となり残金が8265万円となった。

 善継も純利益が3800万円で残金が、28800万円となった。その後、2010年7月6日の早朝に74円で4995万円で67万豪ドルを買った。令二の残金が3270万円となり、善継は9990万円で134万豪ドルを買い残金が18810万円となった。その後、2010年も10、11,12月が過ぎて、年の瀬となり、2011年となった。

 そして、2011年は、特に寒い年だった。そんな2月8日、早朝、母の律子の体調が急変したと、老人施設から連絡が入った。朝7時に施設に行くと、若い先生が来ていて、点滴注射をうっていた。そして、善継に、息子さんですかと聞き、はいと、答えると、今、大変厳しい状態ですと静かに言い出来るだけのことはしますと言った。

 30分後、母は、目をつぶったまま何も言わなくなり先生が、ご臨終ですと告げた。昨年の父の突然の死から母は、いつも父を頼りに後を追うように生活していた事が思い出されて善継の目には、大粒の涙が浮かび、こぼれ落ちた。そんな時、一番に駆けつけてくれたのが、伯父の令二だった。部屋に入るなり、ご愁傷様でした。お父さんは、俺たち近隣の井方一族のリーダーとして立派な人生を送ったと言ってくれた。
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