アル・ゴアに刺激されて！

３４話：薬の問題とワクチンが到着、無観客の五輪へ

　２０２１年１月１５日鶏卵生産大手の「アキタフーズ」グループ元代表から現金５００万円の賄賂を受領したとされ議員辞職した吉川議員が、体調不良で入院後、議員辞職し検察から収賄罪で在宅起訴された。２００１年１月１６日、１９８７年に逝去した俳優の石原裕次郎が、１９６３年１月１６日に設立した映画制作プロダクション・芸能事務所『石原プロモーション』が創業日であるこの日をもって解散。

　２月３日、河井夫妻選挙違反事件により２０１９年の第２５回参議院議員通常選挙で当選していた自由民主党所属の河井案里参議院議員がこの日に議員辞職を表明し、即日許可された。２月９日オリックス子会社の小林化工が製造した爪水虫などの皮膚病薬に睡眠導入剤が誤って混入した。この問題で、福井県は同社に対し医薬品医療機器法に基づき２月１０日～６月５日まで１１６日間の業務停止処分、及び業務改善命令を出した。

　県などの立入り調査で、未承認の方法で薬を製造していたことや、約３９０品目で虚偽の製造記録などを作成。経営陣もそれを黙認していたことが明るみになった。「こりゃ、たち悪いで！！」

　２月１２日、アメリカの製薬大手ファイザーの新型ウイルスのワクチンを載せた航空機が、成田空港へ到着。１４日にも国内初の新型ウイルスのワクチンとして正式承認される見込み。２月２４日同月初旬に判明した２０２０年１２月までの総務省幹部による東北新社からの国家公務員倫理法違反の接待問題を受けて、同省は、１１人の処分を発表。３月１日ヤフーを傘下に持つゼットＨＤとＬＩＮＥが、経営統合した。

　３月２３日２０２１年スエズ運河封鎖事故が発生。愛媛県の正栄汽船が保有し、台湾の長栄海運が運用する「エヴァーギヴン」が座礁し、６日間にわたり世界の多数の船舶の通航に支障を来たし、同年４月４日に滞留船舶の通過が完了。３月２４日、新電力大手のＦ-Ｐｏｗｅｒが会社更生法の適用を申請。負債総額は約２４３億円。
「これで新電電の電気代が急騰したのだ！うまい話には、ご用心あれ！」

　４月７日、京大附属病院で、新型に罹患した影響により肺がほぼ機能しなくなった女性患者に対し夫と息子の肺を移植する世界で初めてとなる１１時間に及ぶ生体肺移植手術を実施。術後の経過は良好で、順調にいけば患者は約２か月後に退院できる見通し。新型ウイルス感染により左右両方の肺がほぼ機能しなくなった女性患者に対し健康な夫と息子の肺の一部を提供する生体移植手術を世界で初めて実施したと京都大病院が８日、発表。

　手術は７日に行われ、約１１時間で終了。夫と息子の経過は良好で、女性は集中治療室に入っているが、順調にいけば２カ月で退院できる見込みだという。病院によると新型感染後の肺障害に対する脳死肺移植は中国や欧米で数十例実施されているが、日本では脳死からの肺提供が多くなく患者の待機期間も約２年に及ぶのが現状。今回は夫と息子から申し出があり提供者側には肺活量が減るなどのリスクがある事を説明した上、同意を得て実施した。

　手術には年齢などの制約があり、高齢者や基礎疾患のある人が重症化しやすい新型への適用は限定的とみられるが、担当した伊達洋至教授（呼吸器外科）は「新しい選択肢ができたという意味では希望のある治療法だと思う」と話した。４月２２日、日本自動車工業会会長の豊田章男「トヨタ自動車社長」が会見で、２年に一度の自動車の祭典『東京モーターショー』の今年の開催を来場者の安全安心が確保することが困難であるとし中止することを発表。

　４月２８日、２０１８年５月２４日に和歌山県田辺市で、当時７７歳の資産家が急性覚醒剤中毒により死亡した事件で、和歌山県警田辺署は事件当時資産家の妻だった女を、殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕。５月１０日財務省が、２０２０年度末の財政状況を発表し、国の借金が、１２１６兆円余りであることが判明。例年の増加幅は１０～２０兆円であったのに対し２０２０年度は新型ウイルスの影響で、１０１兆円余りであった。

　６月７日「現地時間」エーザイとバイオジェンが共同開発したアルツハイマー型認知症治療薬のアデュカヌマブをアメリカ食品医薬品局が、迅速承認した。アルツハイマー病への新薬としては１８年ぶり、アミロイドβを標的としたものとしては、世界初。