野生児・竜二のてんこ盛り人生

ハリマオ65

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4話:竜二が加藤に相談

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 すると信二が、その時、手数料払うから、手伝ってくれるかと加藤に聞くと、もちろん良いよと笑いながら言った。でも、この話は、他人に言わないでくれと言うと、そりゃそうだ。俺とお前の秘密にすると言い、神様、仏様、もう一つキリスト様にも誓いますと言い、笑いながら伝えた。

 真面目な話、お願いしますと言うとわかってる、君を信用してるし、君も僕を信用したまえと、加藤が、笑いながら言い、約束げんまんと、小指をからめた。最後に、金地金の価格の変動を把握しておいてて高くなってから売りと説明した。

 その時、また、お前に連絡してやると言ってくれた。少しして、じゃー俺、帰ると、信二が、告げた。アユの差し入れ、ありがとうよ、また、遊びに来いよと、加藤が言うと何かお土産もって、また来ますと信二が答えた。

 そんなに、気を使うなと言い。気軽に遊びに来いと言ってれた。別れ際に、竜二が、加藤に本当に助かりました、ありがとうございますと、きっちり、頭を下げって、帰って行った。

 相変わらず、律儀で可愛い奴だと、帰る後ろ姿を見ながら、加藤は心の中でつぶやいた。その後、7月の梅雨が明け、また、竜二は、加藤の家に電話してから、釣ったばかりのヤマメを6匹持って、昼飯時に加藤の家を訪ねた。

 また、竜二がヤマメに塩をふり、焼いて加藤と一緒に昼食を取った。いつも、旨い物を差し入れしてくれ、ありがとうよと加藤が礼を言った。ところで、今日は、何か、聞きたいことでもあるのかなと、加藤が聞いた。

 すると、自分の将来について相談に来たと言った。具体的にはと聞くと、まず、俺は、基本的に川の幸、山の幸を取っている。それを近くの農家に行って米などと物々交換している。また、釣りの手伝い、山登りハイキングのお供をして日銭を稼いで生活しる。

 そして、実家に、住んでいて、特に、困ることはないが、このままで良いのかと、ふと思うことがあると言った。それは、幼なじみが、中学卒業し高校へ行来、卒業し就職したり大学に進学したりするのを目にする。

 その姿を見て、おれは、これで、大丈夫なのかと思い、不安になる時があると伝えた。すると、不思議そうに、今の生活に満足しているんじゃないのかと加藤が聞き返した。

 それに対し、竜二が、俺、こんな事して嫁さんも来なくて1人ぼっちで、ただ、年だけ食っていくので良いのかと思う事があると打ち明けた。気持ちは、わかる、そう言う俺も、ずいぶん悩んだことがあると語った。

 加藤が、俺は、両親の言う通り、一生懸命勉強し東大に入った。これからって時、結核にかかり隔離病棟に長期入院した。それでも、死なずに済んだが、まともな職業にもついてない。

 自分の両親が、金を持っていたので、自由に隠遁生活できているが、両親が亡くなれば、生活していけるかどうかわからない。人間、悩みを持ってませんと言う人は、まずいないと思うと話した。

 そのため、自分の生きたいように生きるべきだと思うと語った。すると。竜二が、将来、俺は、嫁さんも欲しいし、子供も家庭も作りたい。そして、堅実な仕事にも就きたいと言った。

 それら、全部を欲しいと言っても難しい。優先順位を決めて、お前は。何が一番欲しいと、聞くと、一番は自分の家を持ち独立したい。2番目は、彼女が欲しい。3番目は、人に頼られるような人間になりたい。

 わかった、あんまり多いと難しいから、その3つについて話そうと言い、家って新築の素晴らしい家かと聞くと、中古でも、俺、直せるから雨を防げて、ある程度の古くてもしっかりした中古住宅でも構わない。

 その程度の中古住宅なら、この近辺の古い空き家が100万円もしないで手に入る。また、賃貸住宅なら月3万円から、あるだろうと説明した。加藤が、竜二に、お前、今、全財産いくあるかと聞くと50万円と答えた。

 そんなに資金が少ないのでは、まずい。独立したいなら、最低100万円が必要た。女房が、欲しいなら300万円は、欲しいなとつぶやいた。それには確実に300万円の給料を払ってくれる会社への就職が条件だと言った。
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