23 / 26
第二十三燈 彼女は刃を鞘に納めない
しおりを挟む
長谷部暦《はせべ こよみ》がその刀を鞄に仕舞い、左肩にかけて街を歩く光景は、どう見ても奇妙だった。
──ただし、それが「見えれば」の話だ。
駅前のロータリーは今日も人で賑わっていた。制服姿の高校生たち、スマホ片手に突っ立つ男たち、アイスのカップを片手に連れ立つ女子中学生。
信号が変わるたび、視線は忙しく動き、足音が塗り重ねられていく。
そんな喧噪のなか、暦はひとり、無言で歩いていた。
肩には見慣れたスクールバッグ。けれど、そこから覗く黒い鞘の存在に気づく者はいない。
それは、彼女だけが「声を聴いている」からなのだ。
『……ずいぶんと騒がしいところだな。今日の気分はどうだ、暦』
鞄の中から、くぐもった男の声が聞こえる。
暦は眉ひとつ動かさず、ぼそりと返した。
「いつも通り。ナガミツこそ、湿気で刃が腐ったりしてない?」
『はは、それはなかなか的確な嫌味だ。だが生憎、わたしは語らぬ限り朽ちることはない。たとえ酸性雨の中に晒されてもな』
「でも、黙ると刃になるんでしょう?」
『……それを言うのは、あと十年後にしてくれ』
暦は歩きながら、ちらりと駅前のコンビニに目を向けた。
ビニール傘を片手に、若いサラリーマン風の男が立ち読みしている。
スーツの袖から覗く腕時計が、彼の時間にだけ異様な速さで進んでいるように見えた。
「あれ、語霊に食われてる?」
『いや、あれは“喰われかけ”だな。まだ境界線にいる。
ああいう連中は、いつかの拍子に踏み越えるんだ』
「止めたほうがいい?」
『どうしても手を伸ばしたいなら、止めはしない。
だが忘れるな──お前がわたしに“斬れ”と言えば、その代償はお前自身の言葉に刻まれる』
「……なら、見なかったことにする」
暦はそのまま視線を逸らし、商店街へと足を踏み入れた。
アーケードの下、シャッターの閉まった店々と、その合間で飴細工を売る屋台がぽつんと浮かんでいる。
屋台の脇に、ひとりの少女が座っていた。
中学生くらいだろうか。無表情で、視線を一点に固定している。
手には、真新しいスマートフォン。
けれど──
「……あの子のスマホ、語ってるよね」
『ああ、あれはもう“道具”ではない。あれは“意思を持った記録”だ。語霊が巣くった、正真正銘の化け物だよ』
「何に取り憑かれてるの?」
『自己証明欲。承認の呪い──現代風には承認欲求とも呼ばれるな。自分が誰かでありたいという欲望に、終わりがないのだ』
そのときだった。
スマホを手にした少女が、ゆっくりと立ち上がった。
目は虚ろ。だが、何かが“見えて”いる。
彼女は屋台の前に並んでいた子どもを、突き飛ばした。
「……っ!」
飴細工が地面に落ち、ぱきん、と乾いた音を立てて割れた。
少年が転び、泣き出す。
屋台の老人が駆け寄る。
少女は、ただ笑っていた。
──そのスマホの中から、声がした。
周囲には聞こえないはずの、けれど明らかに冷たく、確かな、命令のような声。
《もっと壊して。壊して。お前が正しいって、証明して》
《そら、車がくるぞ。今度はそっちに向かって、やれ》
暦は静かに、鞄に手を入れた。
刃を抜くことはない。ただ、柄に触れる。
「ナガミツ」
『ああ』
「斬って」
『命ずるままに』
──刹那。
空気が震えた。
何かが刃によって“切断”されたような感覚。
だが、それは物理的なものではなかった。
スマホの画面が、音もなくひび割れた。
少女はそのまま、その場にしゃがみ込み、ぽつりと呟いた。
「……なんで、こんなことしたんだろう……」
暦は、その光景をただ見ていた。
傘を差したまま、何も言わずに立ち尽くしていた男たちの視線は、すでに他へと移っている。
──誰も、少女が語霊に侵されていたことも、
──そして、暦がその“何か”を切ったことも、気づいてはいなかった。
暦は小さく息を吐き、鞄を持ち直す。
「ありがとう、ナガミツ」
『気にするな。……それより、そろそろ“あれ”が疼いてきたのではないか?』
「……わたしの手首の痣? うん、また濃くなってきた気がする」
『それは“言葉を刃に変えた”代償だ。お前が斬るたび、わたしの呪いは、お前の血に染み込んでいく』
暦は、鞄の中の彼に微笑みかけた。
そして、静かに言う。
「それでも、わたしは歩きたいの。“何か”と話しながらじゃなきゃ、もう前に進めないから」
※※※
その夜、暦は屋上にいた。
学校近くの、廃ビルの屋上。
立ち入り禁止のはずだったが、フェンスの鍵はずいぶん前から壊れたままだ。
吹き抜ける風と、遠くから聞こえる電車の音。ビルの屋上には、世界と切り離されたような静けさがあった。
その静けさの中で、暦は鞄から〈ナガミツ〉を取り出していた。
黒い鞘はうっすらと冷え、夜気に濡れた月明かりを弾いていた。
鞘から少しだけ抜かれた銀の刃が、暦の瞳に映る。
「……私さ」
言葉は、風に紛れるように小さかった。
「ほんとは、誰かと話すの、あんまり得意じゃないの。口にする前に、どこかで冷めちゃう。自分が何を言いたいか分からなくなるの。それで、話すのが怖くなるの。……言葉って、時々、刃より鋭いでしょ」
沈黙。
けれどその刹那、刀の中からふわりとした響きが返ってくる。
『……その通りだ、暦。言葉は切れる。時に、無意識に。だからこそ、わたしのようなものが必要なのだ』
「言葉を斬るための、言葉を」
『あるいは、“語らずにいられない者”のための、沈黙を切り開く刃だ』
暦は立ち上がった。
夜の街を見下ろす。小さな光が並ぶ住宅街、コンビニの看板、交差点に止まったタクシーの赤い尾灯。
「……今日、クラスの子が聞いてきたの。“誰と話してるの?”って」
『ふむ』
「“独り言、増えたね”って」
ナガミツは黙っていた。
その沈黙こそが、深い応答のようだった。
暦は、そっと手首の包帯を解いた。
そこには痣のような、けれど紋様にも似た印があった。
刀の鍔に似た形をした、血の下に潜むような薄紅色。
「ねえ、ナガミツ。……わたし、もう普通の子には戻れないのかな」
『戻るとは、どこへだ?』
「誰かと普通に話して、将来のこと考えて、恋をして──そういうの」
『“普通”などという語に、具体的な形などない。だがもし、お前が望むなら、わたしは黙ることもできる』
「……本当に?」
『わたしが黙れば、お前は刃を持たぬことになる。お前の言葉も、また曖昧に濁っていくだろう。だが、誰にも見えないものを見る目も、語霊を断つ力も、そのすべてを“無かったこと”にはできない。黙った刀は、ただの重さだ。それを抱えて歩けるのか──お前が、選ぶのだよ』
暦は少しだけ笑った。
苦笑、というには優しすぎる微笑みだった。
「……バカだな、ナガミツ。“黙る”って、あなたにとっては、きっと“死ぬ”ことと同じでしょ?」
『……』
「じゃあいい。ちゃんと聞くよ、あんたの声。誰にも聞こえなくても、私にだけは、ちゃんと聞こえてるから」
そのとき、風が吹いた。
遠く、教会の鐘が鳴った。
屋上の空気がわずかに揺れ、そして、どこか遠くから、別の“語霊”の気配が流れ込んできた。
凍るような視線。
言葉ではなく、意思の重さだけが──喉元に迫るような圧。
ナガミツが、低く囁いた。
『来るぞ。語霊に憑かれた者だ。今度は“道具”ではない。……それ自体が、語っている。暦、お前の言葉を問う時がきた』
「うん、分かってる」
暦はバッグから、静かにナガミツを引き抜いた。
銀の刃が月を裂くように光る。
誰もいない屋上に、その光と声が響いた。
「──ナガミツ、わたしの言葉を、形にして」
『命ずるままに。お前の声が刃ならば、わたしはその影となろう』
遠くから、誰かの足音が聞こえてきた。
階段をのぼる気配。
爪をひっかくような、乾いた摩擦音。
不協和音のような、何かが擦れる音。
暦は、刀を構えた。
その表情に、恐れはなかった。
言葉は刃であり、
刃もまた、言葉である。
そして彼女は、それを──まだ鞘に納めない。
──ただし、それが「見えれば」の話だ。
駅前のロータリーは今日も人で賑わっていた。制服姿の高校生たち、スマホ片手に突っ立つ男たち、アイスのカップを片手に連れ立つ女子中学生。
信号が変わるたび、視線は忙しく動き、足音が塗り重ねられていく。
そんな喧噪のなか、暦はひとり、無言で歩いていた。
肩には見慣れたスクールバッグ。けれど、そこから覗く黒い鞘の存在に気づく者はいない。
それは、彼女だけが「声を聴いている」からなのだ。
『……ずいぶんと騒がしいところだな。今日の気分はどうだ、暦』
鞄の中から、くぐもった男の声が聞こえる。
暦は眉ひとつ動かさず、ぼそりと返した。
「いつも通り。ナガミツこそ、湿気で刃が腐ったりしてない?」
『はは、それはなかなか的確な嫌味だ。だが生憎、わたしは語らぬ限り朽ちることはない。たとえ酸性雨の中に晒されてもな』
「でも、黙ると刃になるんでしょう?」
『……それを言うのは、あと十年後にしてくれ』
暦は歩きながら、ちらりと駅前のコンビニに目を向けた。
ビニール傘を片手に、若いサラリーマン風の男が立ち読みしている。
スーツの袖から覗く腕時計が、彼の時間にだけ異様な速さで進んでいるように見えた。
「あれ、語霊に食われてる?」
『いや、あれは“喰われかけ”だな。まだ境界線にいる。
ああいう連中は、いつかの拍子に踏み越えるんだ』
「止めたほうがいい?」
『どうしても手を伸ばしたいなら、止めはしない。
だが忘れるな──お前がわたしに“斬れ”と言えば、その代償はお前自身の言葉に刻まれる』
「……なら、見なかったことにする」
暦はそのまま視線を逸らし、商店街へと足を踏み入れた。
アーケードの下、シャッターの閉まった店々と、その合間で飴細工を売る屋台がぽつんと浮かんでいる。
屋台の脇に、ひとりの少女が座っていた。
中学生くらいだろうか。無表情で、視線を一点に固定している。
手には、真新しいスマートフォン。
けれど──
「……あの子のスマホ、語ってるよね」
『ああ、あれはもう“道具”ではない。あれは“意思を持った記録”だ。語霊が巣くった、正真正銘の化け物だよ』
「何に取り憑かれてるの?」
『自己証明欲。承認の呪い──現代風には承認欲求とも呼ばれるな。自分が誰かでありたいという欲望に、終わりがないのだ』
そのときだった。
スマホを手にした少女が、ゆっくりと立ち上がった。
目は虚ろ。だが、何かが“見えて”いる。
彼女は屋台の前に並んでいた子どもを、突き飛ばした。
「……っ!」
飴細工が地面に落ち、ぱきん、と乾いた音を立てて割れた。
少年が転び、泣き出す。
屋台の老人が駆け寄る。
少女は、ただ笑っていた。
──そのスマホの中から、声がした。
周囲には聞こえないはずの、けれど明らかに冷たく、確かな、命令のような声。
《もっと壊して。壊して。お前が正しいって、証明して》
《そら、車がくるぞ。今度はそっちに向かって、やれ》
暦は静かに、鞄に手を入れた。
刃を抜くことはない。ただ、柄に触れる。
「ナガミツ」
『ああ』
「斬って」
『命ずるままに』
──刹那。
空気が震えた。
何かが刃によって“切断”されたような感覚。
だが、それは物理的なものではなかった。
スマホの画面が、音もなくひび割れた。
少女はそのまま、その場にしゃがみ込み、ぽつりと呟いた。
「……なんで、こんなことしたんだろう……」
暦は、その光景をただ見ていた。
傘を差したまま、何も言わずに立ち尽くしていた男たちの視線は、すでに他へと移っている。
──誰も、少女が語霊に侵されていたことも、
──そして、暦がその“何か”を切ったことも、気づいてはいなかった。
暦は小さく息を吐き、鞄を持ち直す。
「ありがとう、ナガミツ」
『気にするな。……それより、そろそろ“あれ”が疼いてきたのではないか?』
「……わたしの手首の痣? うん、また濃くなってきた気がする」
『それは“言葉を刃に変えた”代償だ。お前が斬るたび、わたしの呪いは、お前の血に染み込んでいく』
暦は、鞄の中の彼に微笑みかけた。
そして、静かに言う。
「それでも、わたしは歩きたいの。“何か”と話しながらじゃなきゃ、もう前に進めないから」
※※※
その夜、暦は屋上にいた。
学校近くの、廃ビルの屋上。
立ち入り禁止のはずだったが、フェンスの鍵はずいぶん前から壊れたままだ。
吹き抜ける風と、遠くから聞こえる電車の音。ビルの屋上には、世界と切り離されたような静けさがあった。
その静けさの中で、暦は鞄から〈ナガミツ〉を取り出していた。
黒い鞘はうっすらと冷え、夜気に濡れた月明かりを弾いていた。
鞘から少しだけ抜かれた銀の刃が、暦の瞳に映る。
「……私さ」
言葉は、風に紛れるように小さかった。
「ほんとは、誰かと話すの、あんまり得意じゃないの。口にする前に、どこかで冷めちゃう。自分が何を言いたいか分からなくなるの。それで、話すのが怖くなるの。……言葉って、時々、刃より鋭いでしょ」
沈黙。
けれどその刹那、刀の中からふわりとした響きが返ってくる。
『……その通りだ、暦。言葉は切れる。時に、無意識に。だからこそ、わたしのようなものが必要なのだ』
「言葉を斬るための、言葉を」
『あるいは、“語らずにいられない者”のための、沈黙を切り開く刃だ』
暦は立ち上がった。
夜の街を見下ろす。小さな光が並ぶ住宅街、コンビニの看板、交差点に止まったタクシーの赤い尾灯。
「……今日、クラスの子が聞いてきたの。“誰と話してるの?”って」
『ふむ』
「“独り言、増えたね”って」
ナガミツは黙っていた。
その沈黙こそが、深い応答のようだった。
暦は、そっと手首の包帯を解いた。
そこには痣のような、けれど紋様にも似た印があった。
刀の鍔に似た形をした、血の下に潜むような薄紅色。
「ねえ、ナガミツ。……わたし、もう普通の子には戻れないのかな」
『戻るとは、どこへだ?』
「誰かと普通に話して、将来のこと考えて、恋をして──そういうの」
『“普通”などという語に、具体的な形などない。だがもし、お前が望むなら、わたしは黙ることもできる』
「……本当に?」
『わたしが黙れば、お前は刃を持たぬことになる。お前の言葉も、また曖昧に濁っていくだろう。だが、誰にも見えないものを見る目も、語霊を断つ力も、そのすべてを“無かったこと”にはできない。黙った刀は、ただの重さだ。それを抱えて歩けるのか──お前が、選ぶのだよ』
暦は少しだけ笑った。
苦笑、というには優しすぎる微笑みだった。
「……バカだな、ナガミツ。“黙る”って、あなたにとっては、きっと“死ぬ”ことと同じでしょ?」
『……』
「じゃあいい。ちゃんと聞くよ、あんたの声。誰にも聞こえなくても、私にだけは、ちゃんと聞こえてるから」
そのとき、風が吹いた。
遠く、教会の鐘が鳴った。
屋上の空気がわずかに揺れ、そして、どこか遠くから、別の“語霊”の気配が流れ込んできた。
凍るような視線。
言葉ではなく、意思の重さだけが──喉元に迫るような圧。
ナガミツが、低く囁いた。
『来るぞ。語霊に憑かれた者だ。今度は“道具”ではない。……それ自体が、語っている。暦、お前の言葉を問う時がきた』
「うん、分かってる」
暦はバッグから、静かにナガミツを引き抜いた。
銀の刃が月を裂くように光る。
誰もいない屋上に、その光と声が響いた。
「──ナガミツ、わたしの言葉を、形にして」
『命ずるままに。お前の声が刃ならば、わたしはその影となろう』
遠くから、誰かの足音が聞こえてきた。
階段をのぼる気配。
爪をひっかくような、乾いた摩擦音。
不協和音のような、何かが擦れる音。
暦は、刀を構えた。
その表情に、恐れはなかった。
言葉は刃であり、
刃もまた、言葉である。
そして彼女は、それを──まだ鞘に納めない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる