またですか

めい

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第一章 千代

早く起きた朝は

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ドンドン

うーん。眠い。

「姉ちゃん」

ノックして大樹が、部屋に入ってきた。

「姉ちゃん、起きろよ!
雄一郎君、来てるよ」

大樹が部屋にくるなんて、珍しいな。

うん?雄一郎くん?来てる?って?
何それ?

「だいき、おはよー」

「姉ちゃん、寝ぼけてないで下来てよ。
雄一郎君がまってるんだってば!!」

えっ?何それ

ガバッと、起き上がる。

「えっ?何それ?ちょっと待ってよ」

プチパニック
ダメだろ。女子に朝の奇襲は!

「いま庭でハイジの相手してくれてるから、早く支度して来てくれよ!」

大樹が部屋を出てくのをボケーと見つめる。
イヤイヤ、早く用意しなきゃ!

パジャマから部屋着に着替え、
あっ!制服でも良かったんだ。
まぁ、いいや。
2階の洗面所で歯磨きをし、顔を洗って、身だしなみを整えてから下に向かう。
うちには2階にもトイレと洗面台、簡易キッチン、シャワーまである。
母方の従姉たちや父の海外のゲストが泊まれるようにに客間兼ミニリビングとなってる。

1階に下りて行くと

「おはよー」

キッチンで母がお弁当を作ってくれてる。
今日は4つ。
家族全員お弁当だ。

「おはよー。雄一郎君にも持っていってあげて」

私と塚本先輩に朝食を、用意してくれてる。

小学生の時に大樹がいたサッカーチームは、親も子も下の名前呼び。
大樹が1年の時に、塚本先輩が6年生。
チームでは、上級生が1年生や新入団の子にルールなどを教えてくれる時間をとってくれるので、母も大樹も塚本先輩の事を雄一郎君と呼んで慕っている。

朝食を持ってデッキに行くと
サッカーボールでハイジを遊ばせてる。

「おはようございます。先輩」

声をかけると、笑いながら振り向いてくれる。
クシャと笑うと目がなくなる。
その顔が大好きだった。

「千代、おはよう。
ごめんな、朝早くから」

ボールを手に取ると走りよってくる。

「じや、雄一郎君。俺、散歩いってくるよ」

「おー。大樹もごめん。散歩邪魔しちゃって。あと、雑誌もサンキュー!」

「大丈夫ですよ。では、行ってきます。 ハイジ行くよ」

ハイジにリードを着けて、出掛けていった。

「千代。髪切ったんだね。似合う。
それに、体調悪かった。って大樹から聞いたよ。それなのに、朝から本当にごめん。」

デッキに靴を脱いで上がってくる。

「大丈夫ですよ。とりあえず座ってください。母が用意してくれました。食べれます?」

折り畳んであったアームチェアを出して勧めた。

食事と麦茶をローテーブルにのせる。

「ひろみさーん。いただきまーす。」

部屋に向けて大きな声で挨拶をする

「はーい!!」

母からも返事があった。

そういえば、昨日もゴタゴタして
携帯を放置してた。
金曜に『お疲れ様』のstampを送っただけで、先輩の事もそのままになってた。

「ごめん。いつも千代から連絡くれるのに、なくて心配で………
この時間、大樹が散歩に行くの知ってたから前を通ってみたんだ。」

あー。なるほど。
この時間いつも行ってるもんね。

「えっ??先輩、朝練の時間大丈夫ですか??」

そうだよ。朝練!!

「うん?まだ大丈夫だし。
さっき今日の朝練はサボるって連絡したから、良いよ。
真面目にいつもやってるから1日ぐらい休んでも怒られない。
今日は一緒に学校に行こう」

真面目な先輩が休むなんて……
ビックリ!!
それに、一緒になんて
あれ?悠里ちゃんは、良いの?

「金曜も雑誌を田中が持ってきて会えなかったし………
せっかく会えるチャンス作ったのに」

うん?なんかブツブツ言ってるが
会うために行ったのに、悠里ちゃんと
ラブラブ会話してたじゃん!

「私、部室に行ったよ?
でも、いなかったし………」

私から、言わせるの??

「へっ?それって、
佐藤さんのために、千代が俺に頼んだ。っていうストーカー対策してた時じゃないか?」

うん?何それ。
話が通じない

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