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第二章 リリアーヌ
アランの受難
しおりを挟む「うわー!!」
降りたった先は、どうやら
アランの執務室のようだ。
アランをいつでも見守れるように、シーちゃんに頼んで目印をつけていた。
その目印を目掛けて転移した。
私には、行ったことのある場所しか転移出来ないが、
シーちゃんは目印があれば一緒に転移してくれる。
本当にスゴい猫?だ
「ひ、姫??いったい何処から来たんですか??」
珍しく、慌ててるアラン。
そんな姿もカッコいい!!
「うん?王宮から飛んできたの。シーちゃんが手を貸してくたんだよねー」
抱いているシーちゃんに呼び掛ける
「二やー!!」
そう。シーちゃんはスゴいのだ!!
「だ・旦那様………そのお嬢様は……」
執事かな?腰を抜かしたおじ様がいる。
「初めまして。アランと結婚する為に来ました。セリーヌと申します。
よろしくお願い致します。」
おじ様にカーテシーをする。
「は?誰?結婚?………旦那様??」
おじ様は、何かモゴモゴ訴えてる。
「………アラン。一緒に来てください。
枢機卿に教会で待ってもらってます。
すぐに結婚式をあげちゃいますよ。
そちらのおじさまも一緒に来てくださいな。
立会人になってくださいな。」
「はぁ??セリーヌ様?何をおっしゃられるてるのですか?
それに、どうやってここに?」
えっ??何かしら
「アラン。私が5歳の時にお会いした時にキチンとおっしゃられたじゃないですか?
私が15歳になって、まだアランの事を好きだったら結婚してくれる。って」
確かに聞きましたよ。
私がまだ離宮にいた時
たまーに来るお父様の近衛をしている時に
「言いましたか??記憶にないのですが
それは、ただの子供の戯言に………対応しただけでは………」
『アラン、大好き。大きくなったら結婚してね?』
子供の高い声が部屋に響き渡る。
『光栄です。末姫様。
もし、大人になっても私を好きでいてくれたら、私のお嫁さんになってくださいね』
あー、昔から何度も聞いているけど
やっぱり素敵。
もちろん今のアランの声も素敵ですけど
「な?なんですか?これは!!」
あら?わかりませんか
私たちの婚約の瞬間ですよ
「え?感動的な私たちの婚約の瞬間ですよ。
忘れないようにシーちゃんにお願いして、残してもらったんです。本当は映像を残したかったんですが、出来なくて……」
本当に残念。
映像も欲しかったのだけど、
シーちゃんにお願いした時には、音しか再現出来なかった。
すぐにお願いすれば良かったんですけど、
少し時間がたってしまっていたので、
映像までの残留思念は残っていなかった。
「シーちゃんって、そこの猫ですよね??」
そうそう。ちゃんと紹介しなければ!!
「はい。シーちゃんです。
普段は私の可愛いペットの猫ですが、お友達の白龍シルベスタです。
シーちゃん、白龍になって良いですよ。」
シーちゃん、猫の恰好の時はしゃべれません。
白龍の姿は大きさは自由らしく
猫の時と同じくらいのサイズの龍になってくれた。
「よっ!!」
おじ様は寝てしまったみたい。気配がなくなった。
目を開けたまま寝られるなんて、器用な方だわ。
「は・はくりゅう?さま?」
そう。私のお友達です。
「彼と私で、これからお世話になります。
さぁ、紹介も終わったし行きますよ!!」
そうやって、私たちは結婚し
可愛い可愛い娘のリリアーヌを神様から授けられた。
兄??
何かギャーギャー言ってましたが、
枢機卿と御神体の白龍に認められた結婚を覆すなんて、たとえ王でも出来ません。
ただアランに圧力をかけて
私の可愛いリリアーヌと王子を婚約させたのには納得出来ないけど………
リリアーヌがその気になれば、
婚約なぞ破棄できるから、
まぁ様子見だわね。
何せ、私よりも強い魔力を持ち。
産まれる前から白龍に愛されているのだから!!
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