9 / 27
小さな鑑定士
9
ジーマイ閣下
南の前辺境伯にして、本人は「船乗り」と言いはり
一年中、軍艦の中で過ごす剛の者。
もとは、隣国の将であったが、当時の辺境伯令嬢と演習をした際に、
船の指揮のしかたに令嬢に一目惚れされ、婿入りしてきた人。
その顛末は吟遊詩人に吟われ、舞台となり物語本まで作られる我が国では有名人。
もちろん一目惚れされるぐらいの戦略上手。
戦まではないものの、海賊の討伐などで多大だ実績もあげていた。
そんな人物だが、
数年前から体調を崩し、保養地にくる頃には自力で歩けないくらいになっていた。
海から離れ、はるばる湖の畔にあるダグラス侯爵の領地であるミンテア保養地にきたのは、ジーマイ閣下の弱った姿を部下に見せたくない。との希望以上に
カーミラ夫人の最後は二人でゆっくりと過ごしたい。
との希望からで、遠路20日以上船と馬車での旅を越えてやってきたのだそう。
うん。話だけ聞いてると壊血病だよね。
きちんと鑑定してみないと判断は出来ないけど、
船に乗り続けている。
って………
ここは内陸だし、壊血病があるなんて知らなかったなぁ。
もし、そうだとしたら早めに対処すれば多くの命が助けられる。
ジーマイ閣下も末期でなければ良いけど、症状が内蔵や骨にいってると危ないから、早めに面会の予約を入れてもらおう。
ミンテア保養地は、ダグラス侯爵領になるので、長期滞在や別荘の建築に許可が必要であり、ホスピスや転地療養、医師、薬師、教会での治療に必要な情報が侯爵家に入ってくる。
その情報は、母や私、男爵領で共有され、助けが必要であれば介入する仕組みが作られている。
で、今回のケースは時間が勝負!!
保養地からの定時連絡を受けて、
早馬で返信をする。
私が向かうので、訪問の約束を取り付けて欲しい。
こちらで準備が出来しだい出発するが、
可能なら先に説明しておいて欲しいことを書き付ける。
治療が早急に必要なこと。
助かる可能性もあるが、病気の進行によっては、緩和ケアを進めること。
もし、私たちの治療を希望する場合は、お抱えの医師や薬師に口出しはさせない。
治療の情報開示は、別途取り決める。
快復した暁には、ジーザス閣下の領地で「船乗り病」の治療、予防の検証を行う事を条件とする。
こんなもんかな?
後で必要な事は話し合いで後から決めれば良いし。
ミンテア保養地までは馬車だと2日間かかるけど、馬をとばせば1日でつく。
真ん中辺りに小さな町があり、宿屋と馬の貸し出し屋があるので、早馬だと途中で馬を変えることも出来る。
今回は早馬といっても夜道は危険なので町で泊まってもらうので、母や前侯爵の元に手紙が届くのは、明日の午前中のはず。
こちらでの準備は、早くて3日かな??
症状を診てみないとなんとも言えないけど。
うーん時間がもったいない。
転移を解禁しようかなー
生活魔法(笑)の中には、なんと
空間魔法まで入ってる。
(笑)の部分。生活に必要だなー。あったら便利だなー。と思う事が全部魔法でカバーされてる。
空間拡張のマジックバックすら作成出来ちゃう!!
ぶっ壊れのスキル。
魔力が必要になるし、想像(創造)力が何より必要なのだが、
私は転生者!!
ドラ○もんで育った世代だ。
魔力増加や魔法の勉強は、記憶が戻ってから毎日コツコツと始めてるし、森の中で薬草取りや魔物退治で経験値も積んでる。
でもねー
使った後が面倒そうで二の足を踏んじゃってる。
転移を使ったからといって便利になるのは、私だけだし。
やっぱり当分やめよう!!
さて、商業ギルドに行って作物の購入。
薬部門にも話を通して、薬草を準備してもらって薬師の派遣依頼もしないと。
保養地にも薬師や医師はいるけど、専任で様子を看て欲しいし、状況に対処できる高位の薬師をお願いしたい。
壊血病と想定して、
ビタミン多めの野菜。果物。
それから、ジャガイモ、サツマイモ。
サツマイモの葉があれば、それも欲しいな。
貴族様には果物や薬草を使うけど、もしかしたろお付きの人たちが患っている可能性もある。
色々な方法を試せるチャンスかも。
辺境伯領で栽培出来るものがベストだよね。
ウコンなんかも必要だし、薬師の派遣が出来たら護衛もお願いしたいから冒険者ギルドにも依頼をしてこよう。
まずは、叔父様に許可をもらわないと。
身支度を済ませ、叔父の書斎に向かうことにした。
南の前辺境伯にして、本人は「船乗り」と言いはり
一年中、軍艦の中で過ごす剛の者。
もとは、隣国の将であったが、当時の辺境伯令嬢と演習をした際に、
船の指揮のしかたに令嬢に一目惚れされ、婿入りしてきた人。
その顛末は吟遊詩人に吟われ、舞台となり物語本まで作られる我が国では有名人。
もちろん一目惚れされるぐらいの戦略上手。
戦まではないものの、海賊の討伐などで多大だ実績もあげていた。
そんな人物だが、
数年前から体調を崩し、保養地にくる頃には自力で歩けないくらいになっていた。
海から離れ、はるばる湖の畔にあるダグラス侯爵の領地であるミンテア保養地にきたのは、ジーマイ閣下の弱った姿を部下に見せたくない。との希望以上に
カーミラ夫人の最後は二人でゆっくりと過ごしたい。
との希望からで、遠路20日以上船と馬車での旅を越えてやってきたのだそう。
うん。話だけ聞いてると壊血病だよね。
きちんと鑑定してみないと判断は出来ないけど、
船に乗り続けている。
って………
ここは内陸だし、壊血病があるなんて知らなかったなぁ。
もし、そうだとしたら早めに対処すれば多くの命が助けられる。
ジーマイ閣下も末期でなければ良いけど、症状が内蔵や骨にいってると危ないから、早めに面会の予約を入れてもらおう。
ミンテア保養地は、ダグラス侯爵領になるので、長期滞在や別荘の建築に許可が必要であり、ホスピスや転地療養、医師、薬師、教会での治療に必要な情報が侯爵家に入ってくる。
その情報は、母や私、男爵領で共有され、助けが必要であれば介入する仕組みが作られている。
で、今回のケースは時間が勝負!!
保養地からの定時連絡を受けて、
早馬で返信をする。
私が向かうので、訪問の約束を取り付けて欲しい。
こちらで準備が出来しだい出発するが、
可能なら先に説明しておいて欲しいことを書き付ける。
治療が早急に必要なこと。
助かる可能性もあるが、病気の進行によっては、緩和ケアを進めること。
もし、私たちの治療を希望する場合は、お抱えの医師や薬師に口出しはさせない。
治療の情報開示は、別途取り決める。
快復した暁には、ジーザス閣下の領地で「船乗り病」の治療、予防の検証を行う事を条件とする。
こんなもんかな?
後で必要な事は話し合いで後から決めれば良いし。
ミンテア保養地までは馬車だと2日間かかるけど、馬をとばせば1日でつく。
真ん中辺りに小さな町があり、宿屋と馬の貸し出し屋があるので、早馬だと途中で馬を変えることも出来る。
今回は早馬といっても夜道は危険なので町で泊まってもらうので、母や前侯爵の元に手紙が届くのは、明日の午前中のはず。
こちらでの準備は、早くて3日かな??
症状を診てみないとなんとも言えないけど。
うーん時間がもったいない。
転移を解禁しようかなー
生活魔法(笑)の中には、なんと
空間魔法まで入ってる。
(笑)の部分。生活に必要だなー。あったら便利だなー。と思う事が全部魔法でカバーされてる。
空間拡張のマジックバックすら作成出来ちゃう!!
ぶっ壊れのスキル。
魔力が必要になるし、想像(創造)力が何より必要なのだが、
私は転生者!!
ドラ○もんで育った世代だ。
魔力増加や魔法の勉強は、記憶が戻ってから毎日コツコツと始めてるし、森の中で薬草取りや魔物退治で経験値も積んでる。
でもねー
使った後が面倒そうで二の足を踏んじゃってる。
転移を使ったからといって便利になるのは、私だけだし。
やっぱり当分やめよう!!
さて、商業ギルドに行って作物の購入。
薬部門にも話を通して、薬草を準備してもらって薬師の派遣依頼もしないと。
保養地にも薬師や医師はいるけど、専任で様子を看て欲しいし、状況に対処できる高位の薬師をお願いしたい。
壊血病と想定して、
ビタミン多めの野菜。果物。
それから、ジャガイモ、サツマイモ。
サツマイモの葉があれば、それも欲しいな。
貴族様には果物や薬草を使うけど、もしかしたろお付きの人たちが患っている可能性もある。
色々な方法を試せるチャンスかも。
辺境伯領で栽培出来るものがベストだよね。
ウコンなんかも必要だし、薬師の派遣が出来たら護衛もお願いしたいから冒険者ギルドにも依頼をしてこよう。
まずは、叔父様に許可をもらわないと。
身支度を済ませ、叔父の書斎に向かうことにした。
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
とある侯爵家の騒動未満~邪魔な異母妹はお父様と一緒に叩き出します
中崎実
ファンタジー
妻が死んだ直後に、愛人とその娘を引っ張り込もうとする父。
葬儀が終わったばかりで騒ぎを起こした男だが、嫡子である娘も準備は怠っていなかった。
お父さまと呼ぶ気にもならない父よ、あなたは叩き出します。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
歩人
ファンタジー
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?