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小さな鑑定士
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「先程は、大変失礼致しました。」
完璧なカテーシーをした淑女がそこにいた。
さっきは鬼女のようだったが………
後から来たランバード家の方々も一緒に応接室に入ってきた。
護衛らしいが、カーミラ様の巧みな馬術に振り切られたらしい。
護衛いらなくない??
服は叔母のものを借りたらしい。
ここの領地はゆったりとした服を帯でウエストを絞って着るので、サイズは問題ない。
「こちらこそ、こんな田舎までご足労いただいて、ありがとうございます。」
叔父が頭を下げる。
「お話を伺いますので、どうぞお掛けください。」
夫人を上座に案内する。
ワトソンがお茶を運んできて、セットすると一礼して出ていく。
アンドレア家は、叔父様、カイル兄、私がソファーに座り、反対側にはカーミラ様、その後ろには護衛の3人が立ち、こちらを睨み付けている。
「ありがとうございます。
夫ジーマイの保養のためのミンテアまでやってきました。
『船乗り病』に患っているジーマイには潮風がよくない。と医師には言われたのですが、人にうつるのでは?との偏見から保養地が見つからず苦慮していたところ、ダグラス侯爵からお誘いを受けて遠路やってまいりました。」
偏見は怖い。
『船乗り病』は未知の病気だし、人と人で伝染はしない。と、言われているけど死にいたる病気だし倦厭されるのは、理解出来る。
ミンテアの来るまで、高額な治療料金を請求されたり、騙されたり。色々とあったらしい。
「ミンテアでは、手厚い看護を提案いただき、安心して生活が出来そうだと確信したときに、ダグラス前侯爵と光魔法使いの女性と面談致しました。
そこでの話は驚くばかりで………
今まで原因さえ究明されず、海神の呪い。などとまて言われていた『船乗り病』が治療できるかも。
そして北部地方の病気と同じであれば、予防まで出来るかも。と………」
飛び出してきちゃったんですね。
カーミラ様が涙を流している。
本当に旦那さんや領地を思っているのが伝わってくる。
「ジーマイの病気が快復したら、我らが領地で治療、予防を試したい。と、伺いました。
どうぞ、どうぞジーマイの容態とは別にそちらを優先させていただけないでしょうか??」
また、頭を下げられる。
「私もジーマイもミンテアが最後の地と決意して参りました。私たちよりもランバードの未来をお救いください。」
必死な思いが伝わってくる。
きっと、今までにも『船乗り病』で、大切な人を亡くしてきたのだろう。
「お、おそれながら申しあげます。」
後ろの護衛が声をあげる。
「なぜ……なぜ、男爵家は今まで情報を隠匿してきたのだ!!
ジーマイ閣下だけじゃない!!沢山の人が……」
その後の言葉が声に出ない。
「控えなさい。男爵様に失礼をするではない!」
「男爵になど、頭を下げないでください。命令すればよろしいのではないでしょうか?」
今度は別の護衛が口をだした。
3人の護衛は親の敵のように睨んだままだ。
「男爵に失礼をするではない!彼らは我が家と同列なのだ!!建国前から続く家柄ぞ。
蔑ろにしてよい相手ではない。それに我らを助けてくれる。と、手を差しのべてくれた相手に失礼は許しません。」
あー、ランバード家も建国以来の名家だし、触れてはいけないは知っているよね。
「男爵家と同列なぞ、あるわけがない!!カーミラ様どうかされましたか?」
うん。うん。
そう思うよね。
「こちらの家は登爵を受けていれば、侯爵になっていても当然の家だ!!それを断り、地位も名誉も求めず北の森を守護し続けている。
王家でさえ、粗末に扱えない存在な事を知っておきなさい。」
3人の護衛さん。お口を開けたまま固まっている。
この貴族社会。地位が上がる事を嫌がる人なんて、我が家以外いないよね。
別にご先祖様も自己犠牲の為に断ったわけじゃなくて、放っておいて欲しかっただけだと思うんだけど。
「カーミラ様、私たちを高く評価していただき、ありがとうございます。
ただの田舎者男爵ですよ私たちは。
……護衛の方のお話も最もだと思います。
たた、私たちは内陸の生まれ育ちなので、恥ずかしい話『船乗り病』が本の中での事柄で、ジーマイ閣下がミンテアに来られるまで実際に患った人の話を聞いた事はありませんでした。
北部の奇病の予防方法などは冬支度として商業ギルドを通じて広めておりますが、ランバード家の皆さんもそれが『船乗り病』に結び付く。なんて、思われないでしょう??」
諭すように叔父が護衛たちを見つめる。
「男爵!冬支度とは、なんだ?!
そんな話で誤魔化そうとするな。」
一番若い護衛が噛みついてくる。
「そう、それなのですよ。私たちも気付かなかった。『鑑定』のスキルを持つこの子が言い出すまで。」
私の頭に手をおいて話始める。
「私たちのご先祖様は『エドビョウ』とよんでいましたが、この呼び方はどうやら我が家だけのもののようです。
ちょうど良い、なぜ私たちが治療や予防の可能性がある。と考え始めた事をお話します。
それを踏まえて、ジーマイ閣下そしてランバード家の治験を進めるかご決断ください。
あっ、話が長くなりますので、後ろの皆さんもお掛けください。」
兄がソファーの後ろに椅子を出した。
カーミラ様が命令して、座らせる。
「まず、私たち北の土地では冬には雪が降り積もります。皆さんには想像出来ないかもしれませんが、一面が銀世界に覆われ生活が家の中だけに限られるようになります。
期間は、年により違います。早く雪が溶ける年もあれば、数ヶ月吹雪のような日が続く事もあります。その中で、冬が長い時には奇病が発生する事に気づいた男爵家の者がおりました。
軽い時は口の中に出来物が出来、それが冬が長くなるにしたがい、全身に浮腫が広がり、古傷から出血、内蔵にも腫瘍が出来、血を吐き、全身の骨が折れやすくなり死に至る。
冬の長さと病気について関係がある可能性に気づいても、なかなか治療方法を見つけられませんでした。
そんな時に他所から旅してきた者が『エドビョウ』なる病気を知っており、奇病に似ていると話してくれました。
その男と協力し『エドビョウ』の治療方法にたどり着きます。
後に冬の長さと病気に気づいた我が家の者と婚姻を結び、夫婦で生涯をかけ病気の研究にあたったそうです。
私たちは森の薬草を管理する一族です。
森の薬草や素材も使い、予防方法も生み出しました。
それが『冬支度』です。
治療、予防を数年かけて試してみて、効果に確証を得て商業ギルドを通じて、広めました。
今では、冬が長くても奇病の発生を聞きません。
反対に奇病が今でも残っていれば、『船乗り病』との類似に誰かが気づいたかも知れませんが………」
冷めてしまったお茶を叔父が一口飲んだ。
「申し訳ありませんでした。」
先程叔父に食ってかかってた護衛が立ち上がって。頭を下げる。
「謝罪を受けとります。
皆が同じ気持ちだよ。私たちも薬に関わる一族だから。
……もっと早くに気づければ。と思わずにはいられないさ……」
北と南で遠く離れた土地に同じ奇病が発生するとは思わない。
場所も条件も違いすぎる。
「話は戻しますが、私たちは『船乗り病』に『エドビョウ』の治療を試し、『冬支度』に変わる予防方法を見つけたいと思っています。
『船乗り病』が『エドビョウ』と同じ病だとは確証がないので、カーミラ様の期待に応えられかどうか分かりませんが」
そう叔父が話終えると、
それまで悲壮感たっぷりだったランバード家のみなさんの顔に輝きが戻り始めている。
「ぜひ。ぜひにお願い致します」
カーミラ様、護衛の方々が頭を下げる。
………これで、別の病気だったら、どうしよう(泣)
完璧なカテーシーをした淑女がそこにいた。
さっきは鬼女のようだったが………
後から来たランバード家の方々も一緒に応接室に入ってきた。
護衛らしいが、カーミラ様の巧みな馬術に振り切られたらしい。
護衛いらなくない??
服は叔母のものを借りたらしい。
ここの領地はゆったりとした服を帯でウエストを絞って着るので、サイズは問題ない。
「こちらこそ、こんな田舎までご足労いただいて、ありがとうございます。」
叔父が頭を下げる。
「お話を伺いますので、どうぞお掛けください。」
夫人を上座に案内する。
ワトソンがお茶を運んできて、セットすると一礼して出ていく。
アンドレア家は、叔父様、カイル兄、私がソファーに座り、反対側にはカーミラ様、その後ろには護衛の3人が立ち、こちらを睨み付けている。
「ありがとうございます。
夫ジーマイの保養のためのミンテアまでやってきました。
『船乗り病』に患っているジーマイには潮風がよくない。と医師には言われたのですが、人にうつるのでは?との偏見から保養地が見つからず苦慮していたところ、ダグラス侯爵からお誘いを受けて遠路やってまいりました。」
偏見は怖い。
『船乗り病』は未知の病気だし、人と人で伝染はしない。と、言われているけど死にいたる病気だし倦厭されるのは、理解出来る。
ミンテアの来るまで、高額な治療料金を請求されたり、騙されたり。色々とあったらしい。
「ミンテアでは、手厚い看護を提案いただき、安心して生活が出来そうだと確信したときに、ダグラス前侯爵と光魔法使いの女性と面談致しました。
そこでの話は驚くばかりで………
今まで原因さえ究明されず、海神の呪い。などとまて言われていた『船乗り病』が治療できるかも。
そして北部地方の病気と同じであれば、予防まで出来るかも。と………」
飛び出してきちゃったんですね。
カーミラ様が涙を流している。
本当に旦那さんや領地を思っているのが伝わってくる。
「ジーマイの病気が快復したら、我らが領地で治療、予防を試したい。と、伺いました。
どうぞ、どうぞジーマイの容態とは別にそちらを優先させていただけないでしょうか??」
また、頭を下げられる。
「私もジーマイもミンテアが最後の地と決意して参りました。私たちよりもランバードの未来をお救いください。」
必死な思いが伝わってくる。
きっと、今までにも『船乗り病』で、大切な人を亡くしてきたのだろう。
「お、おそれながら申しあげます。」
後ろの護衛が声をあげる。
「なぜ……なぜ、男爵家は今まで情報を隠匿してきたのだ!!
ジーマイ閣下だけじゃない!!沢山の人が……」
その後の言葉が声に出ない。
「控えなさい。男爵様に失礼をするではない!」
「男爵になど、頭を下げないでください。命令すればよろしいのではないでしょうか?」
今度は別の護衛が口をだした。
3人の護衛は親の敵のように睨んだままだ。
「男爵に失礼をするではない!彼らは我が家と同列なのだ!!建国前から続く家柄ぞ。
蔑ろにしてよい相手ではない。それに我らを助けてくれる。と、手を差しのべてくれた相手に失礼は許しません。」
あー、ランバード家も建国以来の名家だし、触れてはいけないは知っているよね。
「男爵家と同列なぞ、あるわけがない!!カーミラ様どうかされましたか?」
うん。うん。
そう思うよね。
「こちらの家は登爵を受けていれば、侯爵になっていても当然の家だ!!それを断り、地位も名誉も求めず北の森を守護し続けている。
王家でさえ、粗末に扱えない存在な事を知っておきなさい。」
3人の護衛さん。お口を開けたまま固まっている。
この貴族社会。地位が上がる事を嫌がる人なんて、我が家以外いないよね。
別にご先祖様も自己犠牲の為に断ったわけじゃなくて、放っておいて欲しかっただけだと思うんだけど。
「カーミラ様、私たちを高く評価していただき、ありがとうございます。
ただの田舎者男爵ですよ私たちは。
……護衛の方のお話も最もだと思います。
たた、私たちは内陸の生まれ育ちなので、恥ずかしい話『船乗り病』が本の中での事柄で、ジーマイ閣下がミンテアに来られるまで実際に患った人の話を聞いた事はありませんでした。
北部の奇病の予防方法などは冬支度として商業ギルドを通じて広めておりますが、ランバード家の皆さんもそれが『船乗り病』に結び付く。なんて、思われないでしょう??」
諭すように叔父が護衛たちを見つめる。
「男爵!冬支度とは、なんだ?!
そんな話で誤魔化そうとするな。」
一番若い護衛が噛みついてくる。
「そう、それなのですよ。私たちも気付かなかった。『鑑定』のスキルを持つこの子が言い出すまで。」
私の頭に手をおいて話始める。
「私たちのご先祖様は『エドビョウ』とよんでいましたが、この呼び方はどうやら我が家だけのもののようです。
ちょうど良い、なぜ私たちが治療や予防の可能性がある。と考え始めた事をお話します。
それを踏まえて、ジーマイ閣下そしてランバード家の治験を進めるかご決断ください。
あっ、話が長くなりますので、後ろの皆さんもお掛けください。」
兄がソファーの後ろに椅子を出した。
カーミラ様が命令して、座らせる。
「まず、私たち北の土地では冬には雪が降り積もります。皆さんには想像出来ないかもしれませんが、一面が銀世界に覆われ生活が家の中だけに限られるようになります。
期間は、年により違います。早く雪が溶ける年もあれば、数ヶ月吹雪のような日が続く事もあります。その中で、冬が長い時には奇病が発生する事に気づいた男爵家の者がおりました。
軽い時は口の中に出来物が出来、それが冬が長くなるにしたがい、全身に浮腫が広がり、古傷から出血、内蔵にも腫瘍が出来、血を吐き、全身の骨が折れやすくなり死に至る。
冬の長さと病気について関係がある可能性に気づいても、なかなか治療方法を見つけられませんでした。
そんな時に他所から旅してきた者が『エドビョウ』なる病気を知っており、奇病に似ていると話してくれました。
その男と協力し『エドビョウ』の治療方法にたどり着きます。
後に冬の長さと病気に気づいた我が家の者と婚姻を結び、夫婦で生涯をかけ病気の研究にあたったそうです。
私たちは森の薬草を管理する一族です。
森の薬草や素材も使い、予防方法も生み出しました。
それが『冬支度』です。
治療、予防を数年かけて試してみて、効果に確証を得て商業ギルドを通じて、広めました。
今では、冬が長くても奇病の発生を聞きません。
反対に奇病が今でも残っていれば、『船乗り病』との類似に誰かが気づいたかも知れませんが………」
冷めてしまったお茶を叔父が一口飲んだ。
「申し訳ありませんでした。」
先程叔父に食ってかかってた護衛が立ち上がって。頭を下げる。
「謝罪を受けとります。
皆が同じ気持ちだよ。私たちも薬に関わる一族だから。
……もっと早くに気づければ。と思わずにはいられないさ……」
北と南で遠く離れた土地に同じ奇病が発生するとは思わない。
場所も条件も違いすぎる。
「話は戻しますが、私たちは『船乗り病』に『エドビョウ』の治療を試し、『冬支度』に変わる予防方法を見つけたいと思っています。
『船乗り病』が『エドビョウ』と同じ病だとは確証がないので、カーミラ様の期待に応えられかどうか分かりませんが」
そう叔父が話終えると、
それまで悲壮感たっぷりだったランバード家のみなさんの顔に輝きが戻り始めている。
「ぜひ。ぜひにお願い致します」
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