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お兄ちゃんは、妹に優しい
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☆★☆★トルスタイン目線です☆★☆★
計画はうまくいった。
罪状の書状………
笑ってしまう。
王子は心配していなかったが、宰相の息子マルクスが異論をあげると思っていたが、
彼も他の側近と一緒に書状を作ったクレイシーを称えたという。
罪状
リリーに対して、ダイアナがやったとされたこと
国家反逆罪
犬をけしかけた。
一緒にいた王子にも被害が及ぶ可能性があった
王族にケガを負わせる行為は、国家反逆に当たる
殺人未遂
階段から突き落とした
盗難
ブローチの盗難
思考操作
噂を流し、リリーに不利な状況を作り出した
などなど
ここまで、物事を大きく出来るものなのか!!と、感心してしまう
クレイシーは実に有能だった
彼をウィリアム王子の側近に送り込んだのは俺だ
父親の悪事の証拠をチラつかせ
ネズミの一人として、王子の言動を見張らせた。
法律に詳しい秀才の彼は、実に良い働きをしくれた。
王子たちに
ダイアナへの断罪の書状を作ることを命令された。と報告してくれた。
王子に従うよう指示すると、
最初は冤罪が濃厚である書類を作成する事には、難色を示していたのだが、
ローリック家で全て責任を持つ。悪いことにはならない。
と、説得し
最後にはノリノリで悪ふざけとも思える文章を作成してくれた。
これだけの悪行を王子の名前で告発すれば、
王家としても無視はできない。
婚約解消は簡単に認められるうえ、
ダイアナを処分しないわけにはいかない。
罪が真実なら、処刑まで言い渡されかねない。
真偽を急ぎ慎重に調査をする必要がある。
受け取った方も大迷惑だ。
王宮は大混乱。
その中で、当事者のローリック侯爵が朝早く俺とダイアナを伴って来宮し、
王に面会を申し上げれば、無視することは出来ない。
国王、王妃、側室の3人が面会に応じ、
婚約破棄の書類を示されれば、
婚姻を熱望した側室でさえ、承諾するしかない。
書類の作成者は、自分の息子の第二王子であり、
王子のサインがすでにされている状態なのだ。
王は
「罪状の書簡は届いている。
ただ、これが事実であるとは、誰も思っていない。
もう少し待ってくれない」
と、懇願してきた。
「王よ、これはウィリアム殿下が作成した書類です。
たとえ冤罪だとしても、ここまでの罪を断罪された娘を婚約者として留め置くのは無理だ。
承諾の任をお願いする」
聞く耳を持たない父。
王にとっては承諾のサインをするしか道はなかった。
「ダイアナが処分が決まるまで、領内で謹慎させる。
2,3日中には、旅立たせる。
………国家反逆罪。
ここまでの罪状だ、私もトルスタインも屋敷で謹慎することにする。
今日中に引継ぎは終わらせるつもりだ。
私たちの処分も決まり次第連絡をくれれば、それに従う。
では、時間もないので、御前を失礼する」
王に反論も許さないまま、
王のプライベートルームを退出する。
謁見の間ではなく、プライベートな応接室で面会したのだ。
内容が内容だけに、
人払いもして、当事者親子のみが顔を合わせたのが幸いした。
誰も俺たちが席を立つのを止められない。
ここに当事者である王子がいないのを不思議に思ったが、
昨晩パーティーで勝利の美酒よろしく、飲みすぎたらしい。
まだ起きてもいないようだ。
全く、何も言う気にもならない。
王が信頼を寄せる王太子がいれば、話は別の方へ向かったかもしれないが、
その王太子は隣国に訪問中だ。
すでに帰国しているはずの王太子………
隣国に王太子の訪問を唆したのは、父だ。
最良質の魔石を贈与するかわりに、
良好な関係を他国にアピールする親善団の団長に王太子を指名させた。
王太子は婚約者の卒業パーティーに出席するため
日程を調節したはずだった………
かの国は、この時期は天候が崩れやすい。
川の氾濫や落石が起こるのも珍しくない。
氾濫しそうな川が、人がいない道路の方に流れたり、
今にも落ちそうな大岩が、
人道りがなくなった夜中に落ちることは、珍しくないだろう。
その前後に俺が秘密裏に隣国を訪れていたとしても、
そんなことは些細なことだ。
少しずつ婚約破棄については準備を始めていた。
いつでも引き返せるように、
ダイアナが望めば結婚も王妃にだってつけさせる事もできるよう。
何通りにもゴールが出来上がるように策をめぐらせた。
しかし、ここ1年あまりにダイアナを粗雑に扱うウィリアム王子と王家に怒りを覚え、
ローリック家の悲願、『自由』を手に入れる方向へゴールをシフトしていった。
父は、最初からここにゴールを決めていたのかもしれないが、
さて、ここからが正念場だ。
ダイアナを一人屋敷に帰すのは心配ではあったが
失敗するわけには行かない。
誰にも気づかせずに事を進めていかなければならないのだ。
王太子は、1週間もしないで帰ってくる。
その前に全てを終わらせる。
俺と父はそれぞれの戦場に足を進めた。
計画はうまくいった。
罪状の書状………
笑ってしまう。
王子は心配していなかったが、宰相の息子マルクスが異論をあげると思っていたが、
彼も他の側近と一緒に書状を作ったクレイシーを称えたという。
罪状
リリーに対して、ダイアナがやったとされたこと
国家反逆罪
犬をけしかけた。
一緒にいた王子にも被害が及ぶ可能性があった
王族にケガを負わせる行為は、国家反逆に当たる
殺人未遂
階段から突き落とした
盗難
ブローチの盗難
思考操作
噂を流し、リリーに不利な状況を作り出した
などなど
ここまで、物事を大きく出来るものなのか!!と、感心してしまう
クレイシーは実に有能だった
彼をウィリアム王子の側近に送り込んだのは俺だ
父親の悪事の証拠をチラつかせ
ネズミの一人として、王子の言動を見張らせた。
法律に詳しい秀才の彼は、実に良い働きをしくれた。
王子たちに
ダイアナへの断罪の書状を作ることを命令された。と報告してくれた。
王子に従うよう指示すると、
最初は冤罪が濃厚である書類を作成する事には、難色を示していたのだが、
ローリック家で全て責任を持つ。悪いことにはならない。
と、説得し
最後にはノリノリで悪ふざけとも思える文章を作成してくれた。
これだけの悪行を王子の名前で告発すれば、
王家としても無視はできない。
婚約解消は簡単に認められるうえ、
ダイアナを処分しないわけにはいかない。
罪が真実なら、処刑まで言い渡されかねない。
真偽を急ぎ慎重に調査をする必要がある。
受け取った方も大迷惑だ。
王宮は大混乱。
その中で、当事者のローリック侯爵が朝早く俺とダイアナを伴って来宮し、
王に面会を申し上げれば、無視することは出来ない。
国王、王妃、側室の3人が面会に応じ、
婚約破棄の書類を示されれば、
婚姻を熱望した側室でさえ、承諾するしかない。
書類の作成者は、自分の息子の第二王子であり、
王子のサインがすでにされている状態なのだ。
王は
「罪状の書簡は届いている。
ただ、これが事実であるとは、誰も思っていない。
もう少し待ってくれない」
と、懇願してきた。
「王よ、これはウィリアム殿下が作成した書類です。
たとえ冤罪だとしても、ここまでの罪を断罪された娘を婚約者として留め置くのは無理だ。
承諾の任をお願いする」
聞く耳を持たない父。
王にとっては承諾のサインをするしか道はなかった。
「ダイアナが処分が決まるまで、領内で謹慎させる。
2,3日中には、旅立たせる。
………国家反逆罪。
ここまでの罪状だ、私もトルスタインも屋敷で謹慎することにする。
今日中に引継ぎは終わらせるつもりだ。
私たちの処分も決まり次第連絡をくれれば、それに従う。
では、時間もないので、御前を失礼する」
王に反論も許さないまま、
王のプライベートルームを退出する。
謁見の間ではなく、プライベートな応接室で面会したのだ。
内容が内容だけに、
人払いもして、当事者親子のみが顔を合わせたのが幸いした。
誰も俺たちが席を立つのを止められない。
ここに当事者である王子がいないのを不思議に思ったが、
昨晩パーティーで勝利の美酒よろしく、飲みすぎたらしい。
まだ起きてもいないようだ。
全く、何も言う気にもならない。
王が信頼を寄せる王太子がいれば、話は別の方へ向かったかもしれないが、
その王太子は隣国に訪問中だ。
すでに帰国しているはずの王太子………
隣国に王太子の訪問を唆したのは、父だ。
最良質の魔石を贈与するかわりに、
良好な関係を他国にアピールする親善団の団長に王太子を指名させた。
王太子は婚約者の卒業パーティーに出席するため
日程を調節したはずだった………
かの国は、この時期は天候が崩れやすい。
川の氾濫や落石が起こるのも珍しくない。
氾濫しそうな川が、人がいない道路の方に流れたり、
今にも落ちそうな大岩が、
人道りがなくなった夜中に落ちることは、珍しくないだろう。
その前後に俺が秘密裏に隣国を訪れていたとしても、
そんなことは些細なことだ。
少しずつ婚約破棄については準備を始めていた。
いつでも引き返せるように、
ダイアナが望めば結婚も王妃にだってつけさせる事もできるよう。
何通りにもゴールが出来上がるように策をめぐらせた。
しかし、ここ1年あまりにダイアナを粗雑に扱うウィリアム王子と王家に怒りを覚え、
ローリック家の悲願、『自由』を手に入れる方向へゴールをシフトしていった。
父は、最初からここにゴールを決めていたのかもしれないが、
さて、ここからが正念場だ。
ダイアナを一人屋敷に帰すのは心配ではあったが
失敗するわけには行かない。
誰にも気づかせずに事を進めていかなければならないのだ。
王太子は、1週間もしないで帰ってくる。
その前に全てを終わらせる。
俺と父はそれぞれの戦場に足を進めた。
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