断罪イベント成功 成功者は誰?

めい

文字の大きさ
22 / 32
棚から牡丹餅

貴族は嫌いだ

しおりを挟む
俺は、アルフレッド。家名はない。
母はローリック家の令嬢であったが、冒険者である父と結婚して、
貴族位を返上してしまった。

その事に、何の不満もない。

従兄のトルスタインやダイアナを見てても
貴族なんて、なりたいとも思わなかった。

父と同じように、
冒険者として魔獣を狩り、
魔獣から得た魔石を使い
趣味の魔道具作る。
そんな毎日が続くはずだった‥‥‥


ある日突然、
祖父、母、叔父に呼び出され、
同い年の従兄のトルスタインの、
スペアとしての役割を押し付けられた。

侯爵である叔父には2人の子供がいたが、
従妹のダイアナが王家に嫁ぐことが決まっていたのは知っていたが。
自分には関係ない事だと思っていた。

全く気が付かなかった。
貴族には、爵位を引き継ぐ後継者の他に
後継者にもし何かあった場合のスペアが必要だって事
自分が、そのスペアだった。って事を


叔父も若いんだし
後添いを娶って、もう一人や二人子供を作っても良いと思うし、
俺にも弟が2人もいる。
その中の誰かで、良いじゃん!!
と、反論したが、
叔父には、笑いながらB級魔獣バジリスクの前に放り投げられ。
祖父と母にはジェネラルオークルが3匹もいる洞窟の竪穴に落っことされた。

何も知らず、自由でいられるのは、
王都の学院に入学する前まで‥‥‥
だったのだ。


別に勉強が嫌いではない。
必須科目以外は、選択制で冒険者として必要な知識も
今まで自己流でやっていた魔道具つくりの基礎も学べ、研究も出来た。

必須科目のダンス、マナー

これがダメだ。
運動神経も反射神経も悪くない方だと思うので
やれば、出来る。

ただ、身体より心が拒否してしまう。

マナーも小さい頃から母から教えられていたらしい。
教えられていた。なんてかわいいもんじゃない。
食べるために必死だったから覚えた。それだけだ。
出てくる料理が魔獣の料理。
なぜスプーン、フォーク、ナイフのカテラリーの正しい使い方が必要なのだ?
スープに入っているのがオークの尻尾でも、音を立ててスープを飲んだ瞬間。
目の前から料理がなくなっている。
その日の食事は、一口飲んだスープで終わってしまった。

正式なマナーなどと知らなかったのに
学院にきて、友人からマナーを褒められ反対に驚いた。
母はさすが腐っても元侯爵令嬢だった。
本当に腐ってる。
誰が大鎌を振り回している皮鎧の冒険者を侯爵令嬢。だと思うか!!

そんな思いで4年間を過ごしたはずなのに
トルスタインは、気が付くと
先に卒業していた。
侯爵から裏技を教えてもらい、4年のところ2年で必要単位を取り
ひっそりと卒業してしまったらしい!!
そんな裏技、知ってたんなら先に教えてくれよ~
侯爵、ぜったい後添いネタの事を恨みに思っているんだぜ
すっげーイヤだ。
そのくせ、もともとトルスタインと似た背格好の俺は、
あいつに間違えられて、
男女ともに声を掛けられる‥‥‥‥

で、
人違いだ。姓もない平民だ。
というと酷い扱いを受けた。
自分が間違えたくせに!!

ありえん!!

いま考えると、
マナー、剣の訓練、魔法の使い方
トルスタインと一緒に色々と
基礎を叩き込まれてきた事に気が付く。
まるで、影武者をつくっているみたいじゃないか‥‥

いったい何時から準備されていたんだろうか??

腹黒!!怖!

貴族嫌いがどんどん、増していった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

薔薇の令嬢はやっぱり婚約破棄したい!

蔵崎とら
恋愛
本編完結済み、現在番外編更新中です。 家庭環境の都合で根暗のコミュ障に育ちましたし私に悪役令嬢は無理無理の無理です勘弁してください婚約破棄ならご自由にどうぞ私ちゃんと手に職あるんで大丈夫ですから……! ふとした瞬間に前世を思い出し、己が悪役令嬢に転生していることに気が付いたクレアだったが、時すでに遅し。 己の性格上悪役令嬢のような立ち回りは不可能なので、悪足掻きはせず捨てられる未来を受け入れることにした。 なぜなら今度こそ好きなことをして穏やかに生きていきたいから。 三度の飯より薔薇の品種改良が大好きな令嬢は、無事穏便な婚約破棄が出来るのか――?

悪役令嬢はモブ化した

F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。 しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す! 領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。 「……なんなのこれは。意味がわからないわ」 乙女ゲームのシナリオはこわい。 *注*誰にも前世の記憶はありません。 ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。 性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。 作者の趣味100%でダンジョンが出ました。

死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜

しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」 公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。 死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」 目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。 「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」 隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。 そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……? 「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」 資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。

元社畜悪役令嬢、辺境のボロ城を全自動ボタニカル美容スパに大改造して引きこもる ~前世コスメで冷徹公爵を完治させたら溺愛されました~

季未
恋愛
「貴様のような悪逆非道な女は、極寒の辺境へ追放だ!」 建国記念の夜会で王太子から婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢シャルロッテ。 しかし、彼女の中身は前世でブラック企業に殺された過労で過労死したマーケターだった! (激務の王妃ルート回避!? しかも辺境は誰にも邪魔されないブルーオーシャン! 最高のフリーランス生活の始まりじゃない!) 理不尽な追放を究極のホワイト・スローライフへのパスポートだと歓喜した彼女は、あてがわれた辺境のボロ城を、前世の「DIY・スマートホーム知識」と「土・水魔法」を駆使して爆速で大改造! 隙間風の吹く部屋は、一瞬で「床暖房完備の全自動温水スパ」へ。 辺境に自生する雑草からは「極上ボタニカルコスメ」を開発し、自らも絶世の美女へと変貌していく。 さらに「お前には干渉しない」と白い結婚を突きつけてきたはずの、呪いで顔に火傷を負った氷の公爵に特製マッサージと美肌治療を施したところ……。 「お前が作ったこの空間と、お前自身が……俺のすべてだ」 冷徹だったはずの公爵様が、極上の癒やし空間と彼女の手技で完全に骨抜きにされ、異常なまでの過保護・溺愛モードに突入!? 現代マーケティングと美容チートで辺境を超高級スマート・リゾートへと再生させ、かつて自分を追放した王太子たちを大後悔させる! 爽快&極甘な、異世界リゾート経営×溺愛ファンタジー、堂々開幕!

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!

みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した! 転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!! 前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。 とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。 森で調合師して暮らすこと! ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが… 無理そうです…… 更に隣で笑う幼なじみが気になります… 完結済みです。 なろう様にも掲載しています。 副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。 エピローグで完結です。 番外編になります。 ※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

最近のよくある乙女ゲームの結末

叶 望
恋愛
なぜか行うことすべてが裏目に出てしまい呪われているのではないかと王妃に相談する。実はこの世界は乙女ゲームの世界だが、ヒロイン以外はその事を知らない。 ※小説家になろうにも投稿しています

入れ替わりのプリンセス

夜宮
恋愛
 気が付くと花蓮(カレン)は前世で読んだ物語「ただ一人の君へ~僕だけのプリンセス~」の世界に転生していた!  転生先のカレンは婚約者であるヒーローが愛するヒロインを殺害しようとした罪で断罪される悪役令嬢。  でも、花蓮の推しはヒーローとヒロインの恋の当て馬役の騎士だった。  結局、ヒロインは推しの当て馬役を選ばないのだから自分の身の安全を確保しつつ、推しがヒロインと出会わずにすむようにしたらどうだろう?    そのためには、推しがヒロインと出会うきっかけとなる物語の開始前の出来事を全力で変えるのだ!  私が推しの大切な人を守る!    だが、この時のカレンにはわかっていなかった。  カレンのこの決断が物語の行く末を大きく変えてしまうことを。  カレンは我知らずに物語のヒロインを挿げ替えてしまったのだった。

処理中です...