歳の差の花嫁

Katty

文字の大きさ
10 / 66

週明け

しおりを挟む
忙しかった週末も終わり出勤していた
「さあ、吐いてもらいましょうか!昨日のあの歌はなに?」
俺は取調べを受けていた
昼休みに襲撃がなかったので油断していたところを帰り際に捕まりそう居酒屋の個室に連れ込まれ今にいたる
今俺を囲んでいるのは国見さんを筆頭に立花めぐみさんと今川みすずさんの女性三人組だった
「さあ?昨日も言ったけど聞いてなかったんだよ~」
俺はシラをきってみた
「わたしが信じると思うの?」
国見さんには聞かなかった
「それより昨日の席は何かな?桐谷くんはミウ様の関係者なのかな?」
立花さんは笑顔で聞いてきてるがちょっと怖かった
「いや~手に入れたチケットがあそこの席だったんだよ」
「ふーん、騙されると思ってる?」
立花さんのクールビューティーな顔に青筋が走ったのが見えた
「いえ、まあね、うん」
「答えになってないよね、知り合いなの?」
「はい、子供の頃の知り合いです」
俺は恐怖で口を割ってしまった
「なるほど、それで私達ファンクラブの人間より近い席にいたんだ」
「立花さんも近くにいたの?」
「三列ほどうしろで見てたよ、ライブ中もミウ様こちら側に来ること多かったし、ねぇ今も付き合いあるんでしょ」
「めぐみ、この人はすぐに写真を送ってもらえるぐらいの仲だよ、しかも、夜に自宅に遊びに行けるらしい」
「国見さん、秘密だって!」
「ギルティ、何その羨ましい状況は!」
「ねえ、桐谷くん彼女いる?」
今川さんは俺にしなだれかかってきた
「い、いやいないけど」
「私なんてどうかなぁ~これでも可愛いほうだと思うんだけどなぁ」
俺の胸でのの字を書く
あらためて今川さんを見ると綺麗系というより可愛い系、つぶらな瞳に引き込まれそうになる、しかも、巨乳!さっきから圧倒的な存在感が俺の体にあたってる
俺が巨乳派なら間違いなく陥落したであろう
「いやいや、付き合うほど知らないでしょ、明らかにミウ狙いでしょ」
「だって、会いたいんだもん」
「コラ!みすずはしたないよ、そんなことしなくても会わしてくれるよね、ロリ谷くん♪」
「アミ?ロリ谷ってなに?」
「こいつ私とライブに行ったのに放置して小学生をナンパしてるのよ、どう思う」
「アミの貧相な胸じゃ小学生と変わらないと思う」
「みすず!なんで私をディスるの!」
「よかったじゃん、アミの貰い手になってくれるかもよ」
「めぐみまで!」
三人が言い争いを始めたから俺は逃走をはかったが・・・
「どこに行くのかな?ロリ谷くん」
「いや、トイレに行こうかなと」
「嘘でしょ、逃げるのダメだよ~」
俺は国見さんに捕まり逃走は失敗に終わった
「はあ、わかった逃げないから」
俺はビールを注目して腰をすえた

「はっきり言っておくけど、俺はロリじゃないからね、だからアミさんも対象外です」
さっき名字で呼んでいたのだが三人の許可がでたからお互い名前で呼ぶ事になった

「何言ってるの、私は25歳同級生だよ」
「えっ!てっきり中学生かと」
「コラ!どうみたらそう言えるの」
「そうだよ、りょうくん、アミは合法ロリなの間違えたら怒られるよ」
みすずはアミをからかっていた
三人と、飲んでいたら俺の携帯が鳴った
「ごめん、電話みたいだ、ちょっと出てくる」
俺は立ち去ろうとしたがアミに押さえられた
「めぐみ、着信だれになってる?」
「ミウって書いてる♪」
めぐみはそのまま電話にでた
「もしもし、りょうくん?」
「はいはーい、りょうくんですよ」
「えっ?誰?」
「職場の同僚でーす、今りょうくんは取り込み中で電話に出れないみたいだから変わりに出てみました~」
「こら、めぐみさん電話返して」
するとめぐみは電話を投げてきた
「あーもしもし、ミウ?」
「りょうくん、何してるのかな?」
「いや~アミさんに帰りに捕まって飲みに来てます」
「アミ?いつから女の人を名前で呼ぶようになったのかな?」
「うーん、さっき?」
「もう、もう、浮気はダメだよ」
「違うって、お前の事で取調べ受けてるの、ここにいる人お前のファンらしい」
「えっ!でも、何で取調べ?」
「ライブの席とか、昨日の最後の歌とか聞かれてる」
「あはは、頑張って」
「ちょっとは助けて」
「仕方ないなぁ、誰かに電話変わって」
俺はミウに言われてアミと電話を変わった

二人は俺に聞こえない声でボソボソ話ていた
しばらくしたら話し合いは終了したみたいで電話は俺のもとに帰ってきた
「りょうくん!スッゴク仲良しじゃん!私は応援してるからね!」
アミはハイテンションになっていた
「アミどうしたの?ミウ様と何を話したの?」
「みすず、後で教えるからね」
電話の後、少し飲んだら解散(釈放)することになった

店の外に出るとベンツが止まっていた
「お待ちしておりました、桐谷様お迎えにあがりました、どうぞお乗りください」
俺は不穏な気配を感じ
「の、乗りたくないなぁ~」
「そのような事を言わず、さあ、お嬢様もお待ちしております」
「仕方ない、乗るか、三人とも先に帰るね・・・帰れたらいいなぁ」
俺は車に乗り込み、家を目指した
ミウの家にだが・・・
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

クラスで3番目に可愛い無口なあの子が実は手話で話しているのを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
俺のクラスにいる月宮雫は、誰も寄せ付けないクールな美少女。そのミステリアスな雰囲気から『クラスで3番目に可愛い子』と呼ばれているが、いつも一人で、誰とも話さない。 ある放課後、俺は彼女が指先で言葉を紡ぐ――手話で話している姿を目撃してしまう。好奇心から手話を覚えた俺が、勇気を出して話しかけた瞬間、二人だけの秘密の世界が始まった。 無口でクール? とんでもない。本当の彼女は、よく笑い、よく拗ねる、最高に可愛いおしゃべりな女の子だったのだ。 クールな君の本当の姿と甘える仕草は、俺だけが知っている。これは、世界一甘くて尊い、静かな恋の物語。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...