歳の差の花嫁

Katty

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暇潰し

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入院生活が暇だった。
暇潰しを探し、俺は周囲を検索していた。
すると、一件の音楽教室があった。俺は暇潰しにピアノを弾かして貰おうかと訪ねてみる。
「すみません。誰かいますか?」
「はい、どなたさまでしょう。」
奥からおじいさんがでてきた。
「自分は桐谷リョウといいます。ここ音楽教室ですよね?」
「これはこれはご丁寧にわたしは前原キサクです。もう受講者はほとんどいませんけど、一応やってますよ。」
「不躾なお願いなのですが月謝はお支払しますのでピアノを弾かせてくれませんか?」
俺はケガしてる間の暇潰しとして 通わして欲しいと頼んでみた。
「構いませんよ。昼間は誰も教わりにきませんからね。好きに使ってくださいな。」
「ありがとうございます。」
俺は話し合った結果月一万円(それ以上は受け取ってくれなかった)で昼間空いてる時間なら自由に使っていいことになった。

「どうですか?今日も弾いていかれますかな?」
「お言葉に甘えて弾かせてもらいます。」
俺はピアノのある部屋に案内された。
「ここは防音もしっかりしてますから好きに音を出してくれてもかまいません。私は普段居間にいますから、帰る時一声かけてくださいな。」
「わかりました。それではちょっと弾いてみます。」
「少し聞いていってもかまいませんかな?」
「ええ、お恥ずかしいですが構いませんよ。」
俺は取りあえず、以前ミウと一緒に演奏した曲を弾いた。
「素晴らしい!こんな優しい旋律、私にはだせませんなぁ、それにこの曲は聞いた事はないのですが、どなたの曲ですかな?」
キサクは興奮状態でリョウに聞いてきた。
「キサクさん落ち着いてください。この曲は自分と友人で作った曲です。」
「なんと作曲もできるとは・・・桐谷くんはプロなのかね?」
「いえ?普通のサラリーマンですよ。音楽はこの前久しぶりにやったぐらい。だいぶ腕も錆び付いちゃってお恥ずかしいです。」
「いやいや、絶対才能あるよ。どうだいこれを機に仕事にしてみないかね?」
「本職には出来ませんよ、趣味だっただけです。」
「もったいないね、まあ無理強いするものでもないが、たまには聞かせてもらってもいいかね。」
「ええ、ここで弾いてる時なら自由に聞いてください。」
「ふぉっふぉっ。楽しみにさしてもらうよ。いや~いい音を聞いた♪」
キサクさんは居間に戻って行った。俺はそれから練習がてら覚えてる曲をいろいろ弾いてその日は病室にもどった。

それから、毎日、暇なときはキサクさんの所で曲を弾いて過ごした。
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