鏡屋

しゅん

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鏡屋3日目

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向こうにお姉ちゃんがいる。
何か持ってる、僕はそんな物に興味はなかった。
向こうに外国人がいる、よく分からない事を喋っている。
向こうで隊列が行進してくる、スゴく綺麗だ。
向こうでお父さんがお兄ちゃんを虐めている、可哀想だ。
向こうにお母さんがいる、何か探し物をしている。
──どれもこれもつまらない
鏡の景色が変わった。
そこには飛行機の操縦席が映っていた。
凄い!かっこいい!
鏡に張り付く、そこには僕が鏡にくっついてた。他の鏡にも僕が映っていた。
···?
一つだけ真っ黒の景色が写っている鏡がある。
──これは、ただの鏡じゃない
真っ黒の先は空洞で先に進めそうだ。
楽しそう
ひたすら歩くと扉が見えた。その扉を開ける。
そこには、僕の住んでいた街があった。
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