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第四章 秋の訪れと地下遺跡のもふもふ
73話 活火山の島、ヴォルティス島
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⸺⸺ヴォルティス島⸺⸺
「うわぁ……」
草木1つ生えていない岩肌の荒野に、島全体を覆っている黒い雲。そして遠くの方に見える山からは煙が立ち昇っている。私たちはそんなヴォルティス島の海岸へと転送されていた。
ここ、ヴォルティス島は、私が想像していた通りの絵に描いたような地獄の風景だった。
ここに神様がいるなんて、とてもじゃないけど想像出来ない。むしろ、魔王がいても良さそう……。
『にゃんだか邪悪な場所ですにゃ……』
と、ルキちゃん。
『本当はこの状態に更に魔物がいっぱいいたんだけど、今日はルキちゃんが一緒で結界を展開しているから、全然見当たらないね』
「まぁ、魔物だらけでも修行になっていたから良かったんだがな」
ウルとランスロットはそう言って2人で笑い合っていた。2人共、結構戦闘狂なんだよなぁ。
『ユノよ、地の魔石の分布はどうなっておる?』
と、長老。
「あ、そだね、ちょっと見てみる」
クラフトパネルをピコピコと操作して、地の魔石の分布を調べてみる。
すると、ヴォルティス島のあちこちにまんべんなく散らばっていることが分かった。
「あれ? めっちゃあるよ。この辺にもあるみたい」
私がそう言うとランスロットは「何っ!?」と鎧をガチャンと鳴らして驚いていた。
長老もウルの頭の上からキョロキョロと辺りを見渡している。
『むむ……この辺りには炎の魔石しかないようじゃが……』
「えっ、そうなの? 一体どういうことなんだろう……。とりあえず、島の中央に歩いていってみようか」
⸺⸺
ひたすらに広がっている薄暗い荒野をトボトボと歩く。長老はバサバサと飛びながら注意深く地面を見渡していたけれど、聞こえてくる念話は『これも炎の魔石じゃのう……』だった。
やがて岩山が見えてくると、ランスロットが「あっ!」と声を上げる。
「どうしたの? ランスロット」
「うむ。そう言えばこの辺りに洞窟の入り口があったのを思い出してな」
『あった、あった! でも、入れなかったんだよね』
と、ウル。
私が「何で入れなかったの?」と尋ねると、長老がこう答えてくれた。
『魔障が濃くてのう。聖なる属性に変化したワシらでは近付くことすらままならなかったのじゃ』
「魔障って確か……魔物の素になる物質だよね。それなら、ルキちゃんの結界を少し強めにしたら入れるかも? その洞窟に行ってみようよ!」
『お任せくださいにゃ♪』
そこから更に岩山にそって進んでいくと、確かに禍々しいオーラを放っている洞窟の入り口が姿を現した。
「ホントだ。なんとなくヤバそうなのがわかるよ……」
「しかし、さすがルキちゃんだな。前回はもっと酷い有り様だったのだが、かなり落ち着いているようだ。これなら入れそうだな」
と、ランスロット。
「……よし、行ってみよう。竜神様と連絡が取れない原因も分かるかも」
⸺⸺ヴォルティス火山洞窟⸺⸺
勇気を出してみんなで洞窟の中へと足を踏み入れる。暗かったので魔導松明で明かりを灯しながら進んでいくと、すぐにある物が見つかった。
『地の魔石じゃ! そこら中に落ちておるその魔石が地の魔石じゃ!』
長老が興奮気味にそう叫ぶ。
「ホント!? 洞窟の中にあったんだ……。ってことは、まさかこの洞窟って……」
私がそう言いかけると、ランスロットが「どうやら島全体に広がっているようだな」と続いた。
地の魔石が分布にあるのに見つからなかったのは、地下にあったからなんだ。
『しかし、この魔障じゃ……。この辺りに女神像を建てるなりして、しばらく浄化してから拾った方が良いかもしれぬ』
と、長老。
「なるほど、確かに。ルキちゃんの結界を張っていないと近付けないくらいだもんね、今すぐその辺の鉱石で作っちゃうからちょっと待ってて」
クラフトパネルで“女神像”をクラフト。ルキちゃんが結界の力を送り込むと、女神像は淡く光り出した。よし、結界の設置完了だ。
そんな感じであちこちに女神像の結界を設置しながら洞窟を進んでいく。
途中分かれ道とかもあったため、こうすることで通ってきた道の目印にもなる。
⸺⸺
どんどん地下へと下りていくと、やがて巨大なホールのような空間へと出る。
「えっ……町!?」
そこには、かつて栄えていたであろう巨大な都市が広がっていた。
「うわぁ……」
草木1つ生えていない岩肌の荒野に、島全体を覆っている黒い雲。そして遠くの方に見える山からは煙が立ち昇っている。私たちはそんなヴォルティス島の海岸へと転送されていた。
ここ、ヴォルティス島は、私が想像していた通りの絵に描いたような地獄の風景だった。
ここに神様がいるなんて、とてもじゃないけど想像出来ない。むしろ、魔王がいても良さそう……。
『にゃんだか邪悪な場所ですにゃ……』
と、ルキちゃん。
『本当はこの状態に更に魔物がいっぱいいたんだけど、今日はルキちゃんが一緒で結界を展開しているから、全然見当たらないね』
「まぁ、魔物だらけでも修行になっていたから良かったんだがな」
ウルとランスロットはそう言って2人で笑い合っていた。2人共、結構戦闘狂なんだよなぁ。
『ユノよ、地の魔石の分布はどうなっておる?』
と、長老。
「あ、そだね、ちょっと見てみる」
クラフトパネルをピコピコと操作して、地の魔石の分布を調べてみる。
すると、ヴォルティス島のあちこちにまんべんなく散らばっていることが分かった。
「あれ? めっちゃあるよ。この辺にもあるみたい」
私がそう言うとランスロットは「何っ!?」と鎧をガチャンと鳴らして驚いていた。
長老もウルの頭の上からキョロキョロと辺りを見渡している。
『むむ……この辺りには炎の魔石しかないようじゃが……』
「えっ、そうなの? 一体どういうことなんだろう……。とりあえず、島の中央に歩いていってみようか」
⸺⸺
ひたすらに広がっている薄暗い荒野をトボトボと歩く。長老はバサバサと飛びながら注意深く地面を見渡していたけれど、聞こえてくる念話は『これも炎の魔石じゃのう……』だった。
やがて岩山が見えてくると、ランスロットが「あっ!」と声を上げる。
「どうしたの? ランスロット」
「うむ。そう言えばこの辺りに洞窟の入り口があったのを思い出してな」
『あった、あった! でも、入れなかったんだよね』
と、ウル。
私が「何で入れなかったの?」と尋ねると、長老がこう答えてくれた。
『魔障が濃くてのう。聖なる属性に変化したワシらでは近付くことすらままならなかったのじゃ』
「魔障って確か……魔物の素になる物質だよね。それなら、ルキちゃんの結界を少し強めにしたら入れるかも? その洞窟に行ってみようよ!」
『お任せくださいにゃ♪』
そこから更に岩山にそって進んでいくと、確かに禍々しいオーラを放っている洞窟の入り口が姿を現した。
「ホントだ。なんとなくヤバそうなのがわかるよ……」
「しかし、さすがルキちゃんだな。前回はもっと酷い有り様だったのだが、かなり落ち着いているようだ。これなら入れそうだな」
と、ランスロット。
「……よし、行ってみよう。竜神様と連絡が取れない原因も分かるかも」
⸺⸺ヴォルティス火山洞窟⸺⸺
勇気を出してみんなで洞窟の中へと足を踏み入れる。暗かったので魔導松明で明かりを灯しながら進んでいくと、すぐにある物が見つかった。
『地の魔石じゃ! そこら中に落ちておるその魔石が地の魔石じゃ!』
長老が興奮気味にそう叫ぶ。
「ホント!? 洞窟の中にあったんだ……。ってことは、まさかこの洞窟って……」
私がそう言いかけると、ランスロットが「どうやら島全体に広がっているようだな」と続いた。
地の魔石が分布にあるのに見つからなかったのは、地下にあったからなんだ。
『しかし、この魔障じゃ……。この辺りに女神像を建てるなりして、しばらく浄化してから拾った方が良いかもしれぬ』
と、長老。
「なるほど、確かに。ルキちゃんの結界を張っていないと近付けないくらいだもんね、今すぐその辺の鉱石で作っちゃうからちょっと待ってて」
クラフトパネルで“女神像”をクラフト。ルキちゃんが結界の力を送り込むと、女神像は淡く光り出した。よし、結界の設置完了だ。
そんな感じであちこちに女神像の結界を設置しながら洞窟を進んでいく。
途中分かれ道とかもあったため、こうすることで通ってきた道の目印にもなる。
⸺⸺
どんどん地下へと下りていくと、やがて巨大なホールのような空間へと出る。
「えっ……町!?」
そこには、かつて栄えていたであろう巨大な都市が広がっていた。
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