混沌の赤い薔薇

猫町氷柱

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第一章 異物殲滅部隊

1.抗う者たち

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 梯子は底が見えないほど長く続いている。
行くしかない。この空洞の底にもしかしたら生存者がいるかもしれない。ただ、もう悪魔憑きに占領されてしまっている可能性も拭えない。ただ、生存者がいるという情報があるなら私たちはどんな死地にも飛び込んで行く。そのために日々の鍛錬を怠らず頑張っているのだ。
 よーし行くぞと梯子を降りる。足を架けるたびにギシギシとしなりその内体重に耐えられず落ちるのではないかと不安になりながらも降りていく。とその時、敵方のドローンレーザーが私を侵入者と捉え突如砲撃を始めた。瓦礫が崩落し梯子が揺れる。私は急いでネコロンに指示をした。この状況じゃ戦いにくいし、落ちたら死ぬ確率が高い。
 ドローンレーザーを上手い事ハッキングし、私の支配下に置いた。本当、油断も隙もあったものではない。ここで取り乱していては世の中は救えない。ようやく梯子を降り切り、地表に到達した。坑道が入り組んでいて四方に道はあるようだ。全部回るのは面倒臭い。確実な道を選択しなければ。
 私はスカウターを使い、先ほどのドローンレーザーと同期させカメラ機能をプログラミングで追加した。この時代は機械が発達して便利になったものだ。
左右の道にドローンレーザーを送り込み状況を探る。至るところに視覚認識できない赤外線レーザーが設置されていた。先に偵察隊として送り込んでおいて良かったとつくづく感じた。それにしてもこんなに複雑なトラップが張り巡らされているところを見ると何か危険な匂いが漂ってくる。やはりここは罠とみるべきだろうか。
 残った一つの坑道を進んでいく。人っ子一人として見当たらない空間。一輪車にたんまり積まれた石などから採掘でも行われていたのだろうか。他の道は映像から行き止まりだったことが判明した。さらに自爆トラップが仕掛けられていたようで物凄い爆音とともに道は崩落した。
(うわあ、派手な仕掛け施されてるなあ。ほんとハッキングしておいてよかった)
 そのとき坑道が突如激しく揺れた。おそらく今の爆発による反動だろう。さらに坑道の奥から巨大エネルギー反応を感知した。
(これは、S級?いや、それ以上。なんで突然感知出来たのかしら?)妙な胸騒ぎがする。私は急いでその地点に向かうことにした。
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