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第一章 異物殲滅部隊
2.亡命の要塞本部ラグナローム
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「何しにきたのよ。こんな時間に。嫌味でも言いに来た」
「嫌ですわねえ。これだから庶民は困りますの。あなたの今回の活躍は内部でも高く評価されてますのよ。だからもっと自信を持っていただきたいですわ。そうじゃないと高貴なわたくしのライバルとしての示しがつきませんの。だから暗い顔してる暇などなくてよ。さっさと機械獣を直して戦線に復帰なさい。でないとわたくしがレインを掻っ攫いますわよ」
「な、レインは今の話に全く関係ないでしょ」
私はむきになって言い返した。あれ、何で私むきになってるんだろう。好きなわけでもないしただの幼馴染のはずなのに。
「あらあらからかいがいがありますわね。それだけ元気なら心配なさそうですわ。それではわたくしは邪魔もののようですのでお暇しますわ。ではご機嫌よう」
そう言いシルビアは大きく伸びをすると艦内に帰っていった。ありがとうシルビア、私を励ましてくれて。
しばらく夜風にあたり、私は自室へと戻った。
気づくと寝てたみたいで朝の明るい陽射しが窓からこうこうと差し込んでいた。
「よう。いつまでねこけてるんだよ。もう10時だぞ」
「うーん……そうなの……」
私は寝ぼけた頭で何事もないかのように返事をしてしまったところで一気に頭は覚醒へと向かい飛び起き、枕を抱えながらベッドの上に正座した。
「な……な……な……何であんたが部屋にいるのよ」
椅子に座り、何食わぬ顔で本を読んでいたレインに驚きを隠せない。
「なに動揺してんだよ。いてもどうってことないだろ。それにお前を呼んでこいって言われて来たんだけど。がっつり寝てんだから無理やり起こさなかっただけ感謝してほしいものだ」
開き直ったように冷静に答えるレイン。部屋を見渡すが特に何かされた様子はなかった。本当に指令で呼びに来ただけなんだと思うと少し安心した。
「そういえばお前普段は猿のようなのに寝顔はリスみたいで可愛いんだな」
私の頭は一気に熱を帯びた。恥ずかしさのあまり持っていた枕を放り投げた。
「出ていきなさいよ。この変態!!」
枕だけではなく動揺のあまりレインも担ぎ、一緒に部屋の外へと放り投げた。
「嫌ですわねえ。これだから庶民は困りますの。あなたの今回の活躍は内部でも高く評価されてますのよ。だからもっと自信を持っていただきたいですわ。そうじゃないと高貴なわたくしのライバルとしての示しがつきませんの。だから暗い顔してる暇などなくてよ。さっさと機械獣を直して戦線に復帰なさい。でないとわたくしがレインを掻っ攫いますわよ」
「な、レインは今の話に全く関係ないでしょ」
私はむきになって言い返した。あれ、何で私むきになってるんだろう。好きなわけでもないしただの幼馴染のはずなのに。
「あらあらからかいがいがありますわね。それだけ元気なら心配なさそうですわ。それではわたくしは邪魔もののようですのでお暇しますわ。ではご機嫌よう」
そう言いシルビアは大きく伸びをすると艦内に帰っていった。ありがとうシルビア、私を励ましてくれて。
しばらく夜風にあたり、私は自室へと戻った。
気づくと寝てたみたいで朝の明るい陽射しが窓からこうこうと差し込んでいた。
「よう。いつまでねこけてるんだよ。もう10時だぞ」
「うーん……そうなの……」
私は寝ぼけた頭で何事もないかのように返事をしてしまったところで一気に頭は覚醒へと向かい飛び起き、枕を抱えながらベッドの上に正座した。
「な……な……な……何であんたが部屋にいるのよ」
椅子に座り、何食わぬ顔で本を読んでいたレインに驚きを隠せない。
「なに動揺してんだよ。いてもどうってことないだろ。それにお前を呼んでこいって言われて来たんだけど。がっつり寝てんだから無理やり起こさなかっただけ感謝してほしいものだ」
開き直ったように冷静に答えるレイン。部屋を見渡すが特に何かされた様子はなかった。本当に指令で呼びに来ただけなんだと思うと少し安心した。
「そういえばお前普段は猿のようなのに寝顔はリスみたいで可愛いんだな」
私の頭は一気に熱を帯びた。恥ずかしさのあまり持っていた枕を放り投げた。
「出ていきなさいよ。この変態!!」
枕だけではなく動揺のあまりレインも担ぎ、一緒に部屋の外へと放り投げた。
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