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第二章 ダストロッド
2.地下コンピューター室を目指して
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【レインside】
ダストロッド、溶鉱炉入口付近……まさかの味方のアンナの一撃を喰らいしばらく伸びていた俺はようやく立ち上がる気力が湧いた。
(……あんにゃろう。力加減って言葉は知らないのか……)
後ろの壁を見て戦慄が走った。壁に入るひび、めり込んだ体の後を見てこう思った。もう調子に乗ってあいつを怒らせるのは止めよう……と。でも、何故か分からないんだけどあいつ見てるとからかいたくなるんだよなとからかったことを後悔した。とりあえず、気楽な気持ちで追いかけないと大分離されてるだろうからな。
俺はレーザータクトに情報を読み込ませた。
「ダストロッド館内情報を取り込みますか?」
はいを選択し、データベースを取り込んだ。
「正常に取込みました。ライブラリに追加シマス」
ダストロッドの見取り図が本部データベースより登録された。
後はあいつらの情報をレーザータクトで認証すれば同じレーザータクトを保有している者の居場所が割り出される。俺はアンナとサラの情報を取り込んだ。すると彼らの現在地がマップ上に緑色でマーキングされた。
今は地下コンピュータ室に向かうエレベーターの前のようだ。その位置を掴みほっとし胸を撫でおろした。瀕死状態に陥ると黄色で表示される。今の状態は二人共緑色なので無事なことが分かる。
(急いで向かうか。時間もあまりないことだしな)
機械獣インビブルを用いて、瞬間転移をしようとした時、頭上から青いマントがひらひらと風を切りながらこちらに向かい急接近する影があった。その顔はローブで覆われ隠れていたが手に持っていた剣を大きく振りかざし俺の方に向かって突っ込んで来た。
俺は急いで跋扈を抜き、攻撃を受け流したが中々の手練れなのか勢いがあまり押さえられずそのまま壁に叩きつけられた。
(ち、また壁かよ……一体なんだってんだよ)
子供のように幼い相貌、青い髪に紫色の眼。2つのツノのようなものが生えていて、スペード柄の青を基調としたマントを羽織っていた。
(こいつ、もしかしてあの坑道にいた奴なんじゃ。でもあいつはゼノクリスタルの力を操り、青い斬撃を放っていたはず……)
男は問答無用で次の攻撃を繰り出した。
「ちっ、礼儀がなってないな。いきなり襲って来るなんてな」
無言の一点張りで切りかかってくる。その姿はまるで魂のない機械のようだった。
ダストロッド、溶鉱炉入口付近……まさかの味方のアンナの一撃を喰らいしばらく伸びていた俺はようやく立ち上がる気力が湧いた。
(……あんにゃろう。力加減って言葉は知らないのか……)
後ろの壁を見て戦慄が走った。壁に入るひび、めり込んだ体の後を見てこう思った。もう調子に乗ってあいつを怒らせるのは止めよう……と。でも、何故か分からないんだけどあいつ見てるとからかいたくなるんだよなとからかったことを後悔した。とりあえず、気楽な気持ちで追いかけないと大分離されてるだろうからな。
俺はレーザータクトに情報を読み込ませた。
「ダストロッド館内情報を取り込みますか?」
はいを選択し、データベースを取り込んだ。
「正常に取込みました。ライブラリに追加シマス」
ダストロッドの見取り図が本部データベースより登録された。
後はあいつらの情報をレーザータクトで認証すれば同じレーザータクトを保有している者の居場所が割り出される。俺はアンナとサラの情報を取り込んだ。すると彼らの現在地がマップ上に緑色でマーキングされた。
今は地下コンピュータ室に向かうエレベーターの前のようだ。その位置を掴みほっとし胸を撫でおろした。瀕死状態に陥ると黄色で表示される。今の状態は二人共緑色なので無事なことが分かる。
(急いで向かうか。時間もあまりないことだしな)
機械獣インビブルを用いて、瞬間転移をしようとした時、頭上から青いマントがひらひらと風を切りながらこちらに向かい急接近する影があった。その顔はローブで覆われ隠れていたが手に持っていた剣を大きく振りかざし俺の方に向かって突っ込んで来た。
俺は急いで跋扈を抜き、攻撃を受け流したが中々の手練れなのか勢いがあまり押さえられずそのまま壁に叩きつけられた。
(ち、また壁かよ……一体なんだってんだよ)
子供のように幼い相貌、青い髪に紫色の眼。2つのツノのようなものが生えていて、スペード柄の青を基調としたマントを羽織っていた。
(こいつ、もしかしてあの坑道にいた奴なんじゃ。でもあいつはゼノクリスタルの力を操り、青い斬撃を放っていたはず……)
男は問答無用で次の攻撃を繰り出した。
「ちっ、礼儀がなってないな。いきなり襲って来るなんてな」
無言の一点張りで切りかかってくる。その姿はまるで魂のない機械のようだった。
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