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EX3

帝国再建までの道(1/2) ※

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side:アレク

帝国の復興をぼちぼち始めようと、帝国があった場所にリシェと二人でやって来た。
まずは城の建築から始める。
「アレク様、城の建築ってどうするんですか?」
想像が付かないであろうリシェが小首を傾げて問い掛けてくる。
可愛くて、目的を忘れて押し倒したくなるのをどうにか堪えた。
「こうする。」
俺は土魔法と木魔法に無属性魔法を混ぜて城を一気に建てた。
ポカーンとするリシェ。
そんな顔も可愛くて堪らない。
「え…お城……建っちゃった…。」
「驚く事は無い。リシェの魔力なら、きっとこの倍以上の建物が建てられたと思うぞ。」
「そ、そうなんですか?…もっとこう、人を雇ったりして地道にやるのかと思ってました…。」
想像と違ったせいか、唖然とした顔で城を見上げるリシェ。
「それだと時間がかかる上、人を雇うにしても国としての予算は無い状態だからな。」
「あ、そうでした。」
正直予算などどうとでもなるが、無駄金をこの時点で遣う必要は無いと思ったので、一番合理的な方法で建国を進めていく。
次に街を同じようにして一気に、建物や設備やらを造った。
「うわぁ、凄いです!」
すぐに状況に慣れたらしいリシェが感嘆の声を上げた。
切り替えが早い所も好きだ。
魔力を一気に使った為、少々疲れを感じたせいかムラムラしてきた。
リシェを抱き抱えると、造ったばかりの城の、俺の寝室へ転移する。
リシェを下ろすと、空間魔法でベッドを取り出し設置してしまう。
「うわぁ…何でもありですね。」
便利だなーと、考える事は放棄したらしいリシェ。
様子が可笑しくて笑ってしまう。
リシェのやる事為す事全てが可愛い!
「アレク様、魔力平気なんですか?お疲れとか…。」
「疲労はリシェで回復出来る!」
リシェをベッドに押し倒す。
「こういうのを『疲れマラ』と言う。」
既に硬くなった俺を押し付けながら説明する。
「疲れ…マラ…。それって体調とかは大丈夫なんですか?」
心配そうに目を覗き込んで来るリシェ。
もう理性が飛びそうだ。
「心配してくれるリシェに滾る!」
現実世界より若干脱がしにくいリシェの着衣をどうにか剥き、俺もさっさと脱いだ。
手早く木魔法でドアを付けた。
「まあ人なんか来ないとは思うが…。」
「土地さえあれば何でも造れますね。僕はどうお手伝いしたら良いですか?」
自分が何も出来ないとでも思ってしまってるだろうリシェの顔が曇る。
「リシェには事務的な手伝いを頼みたい。人がここに集まったら、利用させる場所をガイドしてもらったりな。」
「あ、はい!頑張ります!」
任された事が嬉しそうで、俺の首に腕を回して抱きついてくる。
股間が暴発寸前だ。
「リシェは本当に愛らしいな。きっとリシェは、この世の全ての美を集めたミューズに違いない。」
「えっ、ええっ!?」
真っ赤な顔であわあわする様子にはもう俺の我慢が限界だった。
この可愛い生き物は俺を惑わし続ける気なようだ。
唇を激しく貪る。
「んっ、んっ!」
リシェが必死に喘ぎながらも舌を俺の舌に伸ばそうとしている。
俺が絡めながら強く吸っているので、リシェは思うように舌が動かせないでいる。
徐々に俺がくっつけている股間に、少しずつ硬くなったリシェを感じた。
「キス、気持ちいいか?」
「…感じちゃい…ました。」
頬を染めて恥ずかしそうに答えるリシェ。
こういうのを煽ってると言っているのに、自覚が無いリシェに萌える。
いよいよ即突っ込みそうになったが、どうにかローションを空間魔法で取り出し、火魔法で一瞬でローションを適温にした。
俺にはもう余裕が無い。
ローションを即リシェの後孔に塗り付ける。
「あれく…さま、指が…んっ!」
リシェの弱点を指で突きながら塗ったので、リシェも早くも息が上がっている。
「あっ、あっ、おくが…きゅんきゅんしちゃうっ!」
すぐに指を引き抜き、入れ替わりにリシェの中に入る。
「ああっ!おっきいよぉ!」
ローションで中を滑らせはしたが、まだ解しが若干足りていなかったようで、中がギチギチだった。
リシェが深呼吸を繰り返して孔を弛めていく。
本当に良く出来た嫁で、俺は一生頭が上がらないだろう。
そんな事を考えている内に、中の圧迫がやや弱まったので、すぐに抽挿を開始する。
かなり限界なので、間違ってもリシェより先にイったりしないようにと、前立腺を先端で責め立てる。
「あっああっ!あれくさまぁっ!そこ、イっちゃう!!」
「リシェ、一緒に…っ!」
スパートを掛けてリシェを絶頂に導く。
「ああっ!あれくさまぁっ!りしぇのなかでいってぇっ!あああっ!!」
リシェがイってびくびくしながら孔をやわやわ締めてきた。
寸前だった俺はそれに任せてリシェの中にたっぷりと出した。
「ああん…っ、なか…熱い!」
注いだのに反応して、リシェの締め付けが更に強まる。
「あ…はぁ…っ…あれくさまの…身体の一部が僕の中に入ってるって……幸せだなって…。」
行為後、呼吸を整えながら俺をどこまでも煽るリシェ。
中でまたもや硬く大きくなるのは仕方無いと思う。
「んっ!アレクさま、疲れは平気なんですか?」
「多分疲れているが、それを上回るリシェの誘惑に股間が疲れ知らずだ。」
「誘惑?…今ハイですよね。無理しないで下さいね?アレク様いつも忙しいのに、これ以上疲れたら…過労とかなったらどうしようって…。」
不安そうな表情を浮かべるリシェ。
「俺を本気で心配してくれるリシェという存在が居てくれるから、今俺は何をしても平気な気すらしている。でもリシェにそんな顔をさせたくは無いから、無理はしないと誓う。」
「それならいいです。」
リシェの顔に微笑みが浮かんだ。

「すみませーん!」
行為を再開しようとしたその時、外から誰かが叫んでいる声がした。
「あ…アレク様!」
突然の来訪にリシェが動揺する。
俺がリシェから引き抜いてすぐに、リシェが一先ずシーツを身に纏った。
「こちらからそっちに行くのでそこで待て。」
風魔法で声を相手に届かせて、向こうから来ないようにした。
火と水と風魔法を使って二人の身体を簡単に綺麗にしてから、衣類を身に着ける。
思ったとおりリシェは着衣に手間取っていたので、俺は服を着終えるとリシェの衣服を着せるのを手伝った。
着衣を終えるとすぐリシェを抱えて、訪問者の前まで転移する。
「貴方は闇の始祖様でしょうか?」
俺の姿を見てすぐ、訪問者はそう訪ねて来る。
「子孫だ。」
「貴方がこの城と街を?」
「そうだが、お前は?」
「失礼致しました!私はピーターと申します。闇の一族で、先祖代々神官の家系の為、毎日ここに来て祈っていたところ、一日で建物が建っていたため、神がとうとう降臨されたのかと…。」
そこまで説明するとピーターは、リシェを見て顔が青くなる。
「ひっ、光の!」
「この子は俺の妻だ。心配無い。」
リシェは自分が怖がらせた事に気付いて、すぐにピーターに笑顔を向けた。
ピーターは安心した様子に変わり、胸を撫で下ろしながら頭を下げて来る。
「奥方様でしたか…。ところで、こちらの街には我々闇の一族は住んでも良いのでしょうか?」
「問題無い。その為に建てた。」
そう、建国には人が必要だ。
闇の一族を住ませるのも俺の目的の一つだ。
「すぐに越して来てくれて構わない。何人ぐらいの移民になりそうだ?」
「助かります!五十名程になると思います。」
恐らくすぐにでも移りたいだろう事を考えると、明日には受け入れた方がいい。
闇の一族は隠れ住んでる者が多い。
前世で俺が他の国を一度は支配したのに手放してしまったから、却って闇の者への反発は強まったのだろう。
俺の責任でもあるから急ぎたい。
「リシェ、明日案内頼めるか?」
リシェは運良く今は春休みだ。
だが大勢の人間にリシェを晒すのは心配でならない。
明日は俺はリアルで仕事が溜まってしまっている。
だからリシェに任せるのがベスト。
わかっては居るが…。
「大丈夫です。任せて下さい。」
リシェは笑顔でやる気になっていた。
一応側近…スティーヴに見張らせはするが。
「じゃあ、俺が来るまで頼むな。」
リシェの頬を撫でながら頼む。
任された事が余程嬉しいようで、満面の笑顔だった。
…その後でピーターと別れて、リアルに戻ってから二回戦をしっかりやった事は言うまでもない。

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