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おとうさまの用意してくれたドレスは瞳の色と同じライムグリーン。結い上げていた髪を下ろして共布リボンをつける。
「黒もいいけど、これも似合うわね。」
着替えについて来たエルシィ様が褒めてくれるので、嬉しくなる。
「いいんだけど…」
「⁈」
「かわいすぎてフレディが心配だわ。」
「心配って?」
「部屋に連れ込まれないように気をつけてね。」
「‼︎ エルシィ様、なんてことを…」
言われた意味を理解して顔が真っ赤になる。
「結婚式までは手を出すなと言ってあるけどね。」
エルシィ様と一緒に会場に戻るとイザベラ様が来てくれた。
「セリーナ、大変だったわね。私が扇子を渡しておいたのに、わかってないようなお馬鹿さんがいるなんて私が甘かったわ。ごめんなさいね。」
「イザベラ様、私は大丈夫です。」
私は周りの人に恵まれている。クラビア公爵家とティーダ公爵家という現在の二大公爵が味方と言うのは心強い。
「さっきのドレスも良かったけれどこちらは更にかわいいわね。」
「ありがとうございます。養父の見立てです。」
「さすがクラビア公爵ね。センスがいいわ。まぁさっきの黒はフレディの独占欲の塊だから、あれはあれでいいのだろうけど。」
おとうさまも同じことを言っていたけれど、やはり黒はみんながそう思うのだと思うと着替えられて良かったかもしれない。恥ずかしすぎる。
「セリーナ、着替えて来たんだね。そのドレス、よく似合っている。もう一度踊ってくれないか。かわいいセリーナを皆に見せたい。」
「私で良ければ…」
殿下の手を取り、広間の中央て踊り始める。
「セリーナが席を外している間にクラビア公爵と話をした。正式に王太子妃候補として10日後に王宮に上がり、陛下との面談…一応形だけやって、その後正式に婚約発表、婚約期間はお妃教育を王宮に滞在して行い、結婚は半年後くらいになる。」
「殿下、いいのですか。」
「何が?遅いくらいだよ。」
「私、お妃教育がんばります。」
「あまりがんばらなくていい。そのままのセリーナでいてくれたら。」
「殿下、あまり甘やかさないでください。」
「もっと甘やかしたいんだけど。」
軽く額にキスを落とされた。
「待ってるから。」
「黒もいいけど、これも似合うわね。」
着替えについて来たエルシィ様が褒めてくれるので、嬉しくなる。
「いいんだけど…」
「⁈」
「かわいすぎてフレディが心配だわ。」
「心配って?」
「部屋に連れ込まれないように気をつけてね。」
「‼︎ エルシィ様、なんてことを…」
言われた意味を理解して顔が真っ赤になる。
「結婚式までは手を出すなと言ってあるけどね。」
エルシィ様と一緒に会場に戻るとイザベラ様が来てくれた。
「セリーナ、大変だったわね。私が扇子を渡しておいたのに、わかってないようなお馬鹿さんがいるなんて私が甘かったわ。ごめんなさいね。」
「イザベラ様、私は大丈夫です。」
私は周りの人に恵まれている。クラビア公爵家とティーダ公爵家という現在の二大公爵が味方と言うのは心強い。
「さっきのドレスも良かったけれどこちらは更にかわいいわね。」
「ありがとうございます。養父の見立てです。」
「さすがクラビア公爵ね。センスがいいわ。まぁさっきの黒はフレディの独占欲の塊だから、あれはあれでいいのだろうけど。」
おとうさまも同じことを言っていたけれど、やはり黒はみんながそう思うのだと思うと着替えられて良かったかもしれない。恥ずかしすぎる。
「セリーナ、着替えて来たんだね。そのドレス、よく似合っている。もう一度踊ってくれないか。かわいいセリーナを皆に見せたい。」
「私で良ければ…」
殿下の手を取り、広間の中央て踊り始める。
「セリーナが席を外している間にクラビア公爵と話をした。正式に王太子妃候補として10日後に王宮に上がり、陛下との面談…一応形だけやって、その後正式に婚約発表、婚約期間はお妃教育を王宮に滞在して行い、結婚は半年後くらいになる。」
「殿下、いいのですか。」
「何が?遅いくらいだよ。」
「私、お妃教育がんばります。」
「あまりがんばらなくていい。そのままのセリーナでいてくれたら。」
「殿下、あまり甘やかさないでください。」
「もっと甘やかしたいんだけど。」
軽く額にキスを落とされた。
「待ってるから。」
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