縫剣のセネカ

藤花スイ

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第17章:樹龍の愛し子編(1) 争陣の儀

第248話:『この命にかえてでも』

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 セネカは森の振動を感じた。ガイアの魔法が発動したのだろうと考えて、大きく息を吐いた。

 敵がどんな状態で現れるのかは分からなかった。ガイアが誰かを倒しているかもしれないし、元気にやってくるかもしれない。だが、どんな状態でも関係なかった。

「行こうか、みんな」

 ルキウスが言った。セネカは頷き、足を踏み出した。後ろからケイトー、ニーナ、モフ、そしてメネニアがついてくる。

 ここまで色々なことがあった。事の始まりから日は経っておらず、むしろ短かったけれど、沢山のことが起きた。

 この戦いは前座に過ぎない。勝者が護衛役となって、プラウティアと共に本番の龍祀りゅうしの儀に向かうことになる。そしてセネカ達が勝てば、もしかしたらプラウティアを襲う樹龍と戦うことになるかもしれない。

「でもそれは忘れる」

 セネカは一旦全てを忘れることにした。ヘルバ氏族のことも龍のことも、国やギルドに教会のことも頭から追いやる。敵が教会騎士だってことも、どうでも良い。

 大事なのは、これから強者と戦って勝利をもぎ取るということだ。

 それには研ぎ澄ませる必要がある。上手くいかなかった時のことや困った時のことは、未来の自分と仲間に委ねることにする。

 この戦いにどれだけの意味があるのかセネカはよく分からなくなっていた。それは見失ったということではなくて、思考を集約したからだ。

 強者に対して全力を出す。そのことが今は大事だとちゃんと分かっていた。



 静かに森を進んでゆくと開けた場所に出た。そこは木も雑草もなくて、陽が真っ直ぐに差していた。

 随分とボロボロな装備をつけた騎士が三人いる。傷はなさそうだが、消耗しているのが分かる。

「見た目ほどやられてはいないぞ」

 一番前に立っていたフォルティウスが言った。真っ直ぐとこちらを見ていて、今にも飛びかかって来そうだった。

「俺たちは歴戦の戦士だ。甘えを削ぎ、油断をなくし、どんな敵が相手でも勝たなければならない。いまは劣勢だが、ここから三人で勝てば良い」

 セネカも一歩踏み出した。

「それは分かっている。全員がやられる可能性もある」

 ここからの負けも当然あり得る。だから全てを賭けようと思っているのだ。

「相手に不足はないな……」

 フォルティウスは笑った。晴れやかな表情で、敵と戦うことに楽しみを見出していそうだった。

「セネカ、昨日とはまるで様子が違うよ。用心しないとまずいね」

 ルキウスが横に来て囁いた。これまでの重く威厳のある雰囲気とは変わって、特攻でもしてきそうな怖さが出ている。

 そこに立っているのは教会第三騎士団の団長ではなく、ただの強い騎士なのだとセネカは理解した。

「俺と戦う者は誰だ」

 フォルティウスはセルウィクスとサナトリアスから離れた。

「お前らが連携しようとどうしようと構わん。だが、俺達は別に戦う」

 フォルティウスの言葉に三人が仲違いでもしたのかと思ったけれど、むしろ彼らは笑っていて随分楽しそうに見えた。

「私とルキウスが戦う」

 セネカはみんなと離れ、フォルティウスの前に立った。

「ルキウス様、強くなりましたね。貴方は知らないと思いますが、王都に来たての頃、貴方の身の回りの警護をしていたのは俺達です」

「そうだったのか」

「貴方はすぐに王都を離れましたけどね」

 ルキウスは少し驚いたようだった。だが彼らが貴人の警護の専門家だと考えれば不思議ではない。

「迷惑をかけたとは思うが、申し訳ないとは思わないね」

「そりゃあ、そうでしょうね」

「少しの感謝の念があるとしても、仲間に対する君たちの態度でそれも消し飛ぶよ。特にモフを侮辱したことを僕は許さない」

 ルキウスの怒りが見える。穏やかなようで胸の中が熱いのがルキウスだ。

「卑怯だとしても必要なことだった」

 突然フォルティウスの表情が読めなくなった。離れた位置にいるモフのことを見ているようだけれど、心から見下している訳でもなさそうだった。

「だがそんなことも過去になった。いま大事なことは、セネカとルキウス、お前らを俺が倒すということだ」

 フォルティウスは短剣と盾を構えた。

「セネカ、こっちは任せて」

 ニーナが槌を構えている。その横にはケイトーとモフがいて、メネニアは少し下がり気味だ。四人はセルウィクスとサナトリアスの方を見ている。

「みんな……勝ってプラウティアと一緒に帰ろう!」

 ケイトーが斧槍を担いだのを見てからセネカはフォルティウスに視線を戻した。いま見る必要があるのはこの敵と仲間のルキウスだけだ。

「さぁ、始めるぞ! 教会騎士団の力を見せてやる!!!」

 セネカは針刀をぎゅっと握りしめた。





 プラウティアは木の上で双眼鏡を覗いている。戦いの邪魔にならない場所でひっそりと……。

 左側ではセネカとルキウス、フォルティウスが戦っている。戦闘は激しく、セネカとルキウスが目まぐるしく位置を入れ替えながらフォルティウスを攻めている。

 対するフォルティウスも大きな身体を動かし続けながら二人の攻撃を捌き、隙ができれば仕留めようと狙いを定めている。

 昨日の戦いでは、フォルティウスは周囲の騎士の力を借りて互角に見えたけれど、いまはたった一人でも対等に戦っている。彼のスキルは【聖盾術】だが、受けて立つよりも攻撃的になった方が強そうに見える。

 右側ではニーナ、ケイトー、モフ、メネニアの四人とセルウィクス、サナトリアスの二人が戦っている。

 ケイトーはここまで戦闘を行っていなかったのもあり、圧巻の動きで戦線を保っている。ニーナとメネニアの働きも良くて、プラウティアが『羅針盤』に仮所属していた時よりもさらに凄みを増していた。

 だが、そっち側の戦いで最も目立っているのはモフだ。モフはレベル4で得た能力[状態変化]と[綿人形]を駆使して、副団長二人を苦しめている。

 今も白いうさぎが三匹飛び回っていて、敵に隙が出来る機を見計らっている。うさぎに攻撃が届くと綿が勢いよく飛び出して来るが、それは水のように流動する『綿水』だったり、速くて痺れる『綿雷』だったりするので、敵は困っている。実体は超物理的性質を持つ綿なので、別個に対処を編み出す必要があるのだ。

 みんな必死で戦っていた。たった何日か会っていないだけのはずなのにとてつもなく強くなっているのがプラウティアには分かった。

 結果がどうなろうとこの光景を目に焼きつけなくてはならないと、目を大きく開いた。溢れそうになるものがあったけれど、まだ泣くには早すぎる。

「安心して良いわよ」

 突然下の方から声が聞こえてきた。プラウティアは「はわわ」と言いながら木から落ちた。だが、着地は問題なかった。

「油断していたみたいね。魔物もいるから気をつけないと危ないわよ」

 顔を上げるとそこにいたのは腰に手を添えながら立っているマイオルだった。

「マイオルちゃん……」

 頭の中にみんなが戦っている姿が見えてくる。マイオルの[視界共有]の効果だ。

「プラウティア、元気にしていた? まだあなたにはさわれないけれど、これであたしたちが負けることはなくなったわね」

 プラウティアは目をつむりながら涙を流す。本当に久しぶりに会った気がする。

「みんなが倒されたらあなたを捕まえてこの儀式を終わらせるわ。だけど、それまでは戦いを見ていましょう」

 マイオルはプラウティアから少しだけ離れた位置に立った。触れて巫女が捕まったことになって勝負がつくからだろう。

「本当に久しぶりね……。突然連れ去られちゃって驚いたけれど、みんなで力を合わせてここまで来たのよ」

 プラウティアはマイオルに抱きつきたくて仕方なかったけれど、ぐっと堪えた。だけど涙だけはどうしても止まらなくて溢れ続けた。

 色んな気持ちが出てきてしまって、自分でも何が何だか分からなかった。

「プラウティア、落ち着いてからでいいからこの戦いを見てみて……。もうこの戦闘は争陣の儀の勝敗とは関係なくなった。ぶつかり合う者たちのどちらが強いのか、それを決めるためだけに戦っていることになったのよ」

 マイオルの口調は、彼女にしては寂しげだった。もしかしたら一緒に戦いたかったのかもしれない。

「勝敗が付くのは厳密にはこれからだけれど、プラウティアのことを守ろうとみんな必死に戦っているわ。そして……あなたのことだから分かっていると思うけれど、あたし達は樹龍と戦うつもりなの」

 プラウティアは涙で見づらくなった目を開き、マイオルの顔をしっかりと見た。

「……止めても無駄よ? 誰も聞く訳ないじゃない。セネカとルキウスなんて何をするか分からないんだから、正規の手段で行けそうで良かったわよ」

 プラウティアはずっと迷っていた。自分や家族のことも気がかりだったけれど、大事な仲間を巻き込むことになるのが嫌だった。儀式に向かうとしても仲間に迷惑がかかるし、逃げたとしてももっと大変なことになるだけだと考えていた。

「プラウティア、あたしたちはあなたの仲間だからね。もちろんプラウティアが巫女を辞めることに決めたら全力でそれを助けるし、龍と対峙すると決めたのなら、必ずあなたを守るわ。……この命にかえてでも」

 プラウティアは立っていられず腰を落とした。いくら手で顔を覆っても涙が止まることはなさそうだ。

「マイオルちゃん……」

 うまく頭が働かなかった。考えはまとまらなかった。だけど、どれだけ感情が暴れていても、出てきた言葉はずっと聞いてほしいことだった。

「みんなに助けて欲しいの……。龍祀りゅうしの儀をすれば良いのか、逃げれば良いのか、もう分からない。だけど……みんなとずっと一緒にいたい! みんなとまた冒険できるようになりたいの!!!」

 言ってしまった……。そう思っておそるおそる顔を上げると、そこには満面の笑みのマイオルがいた。

「あったり前じゃないの! どうしていけば良いかみんなで考えましょう! 時は迫ってきているけれど、みんなで考えたらきっと良い方法が思い浮かぶわ」

 プラウティアは胸を震わせながらゆっくりと息を吸い、そして頷いた。

「大丈夫! あなたの仲間は未来の英雄なんだからね!」

 マイオルは少しだけ顎を上げて言った。きっとマイオルだって不安なはずだけど、こういう時には必ず少しだけ格好の良いことを言ってくれるのだ。

「そして、プラウティア。あなただって英雄の仲間の英雄になるんだから……」

 マイオルが言いかけた時、視界の端で何かが高速で動き始めた。

「セネカが動き出したようね。ここからは目が離せないわよ? せっかく見ることに集中できるんだから、今日くらいは高みの見物をしましょうよ」

 プラウティアは目をつむり、笑顔で針刀を振り回すセネカの動きに集中した。
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