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第17章:樹龍の愛し子編(1) 争陣の儀
第249話:『纏』
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セネカはルキウスと共にフォルティウスと戦っている。
まずは硬直状態を作ることを目的にして、二人でフォルティウスの動きに対応するのが方針だ。
昨日の戦いでは、フォルティウスは受けと捌きを主体にして、どんどん圧をかけて来るような戦い方だった。まさに鉄壁で、周囲の騎士の力を借りながら彼らのことも守っていた。
いまのフォルティウスは高い防御力を使って、こちらの隙を作るような動きを見せている。少しでも攻め間違うとそのまま受け流され、重い一撃を貰ってしまいそうだ。
守りに自信があるからなのか、踏み込みも深い。敵の攻撃を掻い潜る動きは、【神聖魔法】の回復力を使って攻めるルキウスと似ている部分がある。
これが最後の戦いだと認識しているからなのか、フォルティウスは[魔力盾]を多用している。なんとか作り出した隙に強く攻めようと思っても、大きめの盾を出して防がれ、時には動きを制限されてしまう。これが厄介だった。
セネカは針刀を構えて突貫する。フォルティウスは盾をほんの少し前に出している。
針刀の先が盾に触れる瞬間、盾の角度が微妙に変わった。セネカは固くならないように手首を突き出す。
盾に針先が刺さるが貫くことはできない。セネカは[まち針]を撃ち、フォルティウスの盾を宙に固定しようとするが避けられる。
今度は離脱しながら影めがけて[まち針]を放とうとしたが、目の前に[魔力盾]が出現したので止める。
ルキウスが詰めてきているのが分かるが、[魔力盾]のせいでフォルティウスへの攻撃が遅れている。時間ができた分、ルキウスは剣に魔力を込めているようだけれど、致命打にはならなそうだ。
セネカは[魔力盾]を避け、スキルで盾と地面を糸で繋ぐ。この盾はたまにひとりで動くのでそれを防いでいる。
ルキウスの攻撃の終わりを見計らって、細かい[魔力針]を大量に撃つ。雷属性の魔力を込めているので見た目は雷魔法と変わらない。
フォルティウスはルキウスの攻撃にふらついたが、すぐに体勢を立て直したようだ。身体が魔力で光ったので、雷の針を受ける気なのだろう。
「[豪速]」
針が当たった後、フォルティウスはサブスキルを発動し、セネカ達から離れた。攻撃を避けるためでなく、受けてから逃げるために力を使うのは想定外だった。
セネカは少し下がり、この隙にポーションを飲むことにした。キト謹製の微量ポーションだ。甘さと酸味の中に隠しきれない苦味があるが、おかげで意識をはっきりさせられる。
「強い……。強いね、ルキウス」
「だね!」
同じように下がったルキウスが横に並んだ。深く集中していそうで、顔は穏やかだ。
「微妙な動きがすごくうまい」
フォルティウスは攻撃を防ぐときに腕の位置や盾の角度を少しだけ変える。その動きのせいで針は刺さらなくなるし、剣は滑ってしまう。
攻撃を受けた後も同じだ。体勢を崩したように見えても、足の位置をたった半歩分ずらすだけで立ち直り、優位な状況を作っている時もある。
スキルや魔力の出力で対応するのではなくて、純粋な技術を使う。アッタロスに注意されたことの意味がここにきてよく分かってきた。
「真似したいところだけどすぐには無理だね。認めるのは嫌だけれど、やっぱりちゃんと強いよ。あと勘も鋭いね。察知系の能力かな?」
何度か攻めきれそうな場面もあったのだが、そういう時に限って、先に出した[魔力盾]に邪魔されたり、突然大きく退かれたりした。
「マイオルほどじゃないけれど、危険が分かる能力がありそうだね。ただでさえ堅いのに……」
困ったように言ってはみたけれど、そろそろ良いのではないかとセネカは考えていた。
「ルキウス、相手もかなり消耗してきたね。ガイアの魔法にもっとやられてると思ったけど、あれが騎士の底力なのかな。それか回復スキルかなぁ?」
「回復の方かもね……。それで、セネカの方はどう? そろそろ行けそう?」
ルキウスの問いにセネカはゆっくり頷いた。
「フォルティウスの動きにはだいぶ慣れたと思う。試したいことがあるから、少しルキウスにお願いして良いかな?」
「いいよ」
フォルティウスがこちらに向かってきているのが見える。ルキウスが迎え撃ってくれるだろう。
セネカは意識を集中した。
この場所は開けていて木がなく、陽の光が直接当たる。朝に考えたことをそのまま実践出来そうだった。
頬に光が当たってポカポカする。今日はこんな泥臭い戦いが映えるくらいの良い日和だ。
さっきも使った『影縫い』は、影を地面に縫い付けて相手の動きを止める技だ。セネカの考えでは、この技には影を地面に固定する効果と、影と身体の繋がりを強くしてその状態を反映させる効果がある。
もしその考えが本当で、影だけでなく他のものも縫えるとしたら……。
状態だけじゃなくて、性質も反映させられるのだとしたら……。
「多分強い」
セネカは髪留めにしている[まち針]に大量の魔力を込めた。
身体に当たる光の温かさを感じ、その性質を思い浮かべる。
自分と光の繋がりを意識し、スキルを発動する。
「【縫う】」
セネカは自分に光の性質を縫い付けた。
そして、不安定なその繋がりを髪留めの[まち針]で『固定』した。
セネカは光を纏った。
突然身体が軽くなった。
地面を踏み締めると力はかかるので重さがなくなった訳ではなさそうだ。
セネカはフォルティウスに向かって飛び出した。
驚いてしまうほどの速度が出る。
最高速度に達するまでも一瞬だ。
止まろうと思えば、ピタッと足が吸い付くように止まれる。方向転換も容易だ。
少し動いてみて、セネカはこの技の効果を悟った。それは速度の上昇と慣性の低下だ。
空気を縫う時よりも速く、しかも異常な敏捷性がある。
この力があれば、一人でもフォルティウスを追い詰められるかもしれない。
「ルキウス!」
この力はフォルティウスの『光』に対抗するためにできた技だ。
そして、セネカにとって大切な『光』にもっと輝いてもらうための技だ。
こちらを見もせずにルキウスがフォルティウスから距離をとった。
空いた場所にすぐさま入り、針刀で突く。
盾で防御されるが針先が突き抜ける。
即座に盾に糸を通し、引っ張りながら地面と繋ぐ。
すぐさま移動して、今度は盾を持つ手を狙う。
フォルティウスが避けたので、そのまま胸当てに針を刺し、身体を二針縫ってしまう。
「ぐっ……」
苦悶の声が漏れている。
セネカはフォルティウスを蹴り、再び手を狙う。
避けられたので盾をさらに縫って動きを抑えてゆく。
フォルティウスの盾はスキルの影響でずっと青白く光っていたが、それが弱まっているのが分かる。
「[聖鎧]!」
そのまま盾を封じようとしていると、フォルティウスはサブスキルを発動した。
身体が強く光り、衝撃が発生する。
痛くはなかったが、セネカは後方に飛ばされた。
苦労して取り付けた糸が消滅したのが分かる。
魔力を多めに込めて[魔力針]を撃つ。
だが、針はフォルティウスの身体に達する前に光に弾かれた。
かなり強固だが、ルキウスの[鎧]よりは効果が限定的だと仮定して攻める。
聖属性のスキルは一時的な出力は高いが、汎用性では【神聖魔法】の力に劣ることが多い。
セネカは着地し、すぐに前進する。
フォルティウスはこちらに近づいてきて攻撃を仕掛けようとしている。
短剣術の練度が高くて苦労させられてきたが、今はさほど脅威に感じない。
セネカはフォルティウスに肉薄する。
鋭い刺突がやって来るが、すぐに横に避け、針刀を振りかぶる。
身体が軽くて攻撃される気がしない。
セネカは自分自身も光になったようだと感じ始めていた。
「……[刹那]」
だが、フォルティウスがまた新しい力を使った時、突然短剣が動いて攻撃を防がれた。
受けられる体勢ではなかったはずだが、フォルティウスの時間だけ先に進んだように感じた。
セネカは咄嗟に距離を取った。
するとフォルティウスは盾を空に向かって掲げ、魔力を練り始めた。
怪しい予感がしてすぐに[魔力針]を撃ったが、発動は止められなかった。
「[聖圧域]」
魔力を集めてから発動までが早すぎる。さっきの力の影響だろうかと考えていると今度は身体が重くなるのを感じた。
光を纏った効果が打ち消されているように感じる。そのおかげで苦しさはないが、これがなかったら動けなかったかもしれない。
悪あがきを装い、魔力を引き出す。
立ち尽くすセネカの前にフォルティウスがやって来る。滝のような汗を流しているが、顔は微妙に笑っている。
セネカはわざと針刀から手を離した。
フォルティウスは油断なくセネカを見つめながら短剣を大きく振りかぶり、そして振り下ろした。
その瞬間、セネカはフォルティウスに向かって飛び、懐に入り込んだ。
「な、なぜ動ける……」
うろたえた声が聞こえてきた。
だが、セネカは咄嗟に身を翻したフォルティウス蹴り飛ばされた。
セネカが飛ばされた方向には鬼気迫る表情で居合いの構えを取るルキウスがいた。
まずは硬直状態を作ることを目的にして、二人でフォルティウスの動きに対応するのが方針だ。
昨日の戦いでは、フォルティウスは受けと捌きを主体にして、どんどん圧をかけて来るような戦い方だった。まさに鉄壁で、周囲の騎士の力を借りながら彼らのことも守っていた。
いまのフォルティウスは高い防御力を使って、こちらの隙を作るような動きを見せている。少しでも攻め間違うとそのまま受け流され、重い一撃を貰ってしまいそうだ。
守りに自信があるからなのか、踏み込みも深い。敵の攻撃を掻い潜る動きは、【神聖魔法】の回復力を使って攻めるルキウスと似ている部分がある。
これが最後の戦いだと認識しているからなのか、フォルティウスは[魔力盾]を多用している。なんとか作り出した隙に強く攻めようと思っても、大きめの盾を出して防がれ、時には動きを制限されてしまう。これが厄介だった。
セネカは針刀を構えて突貫する。フォルティウスは盾をほんの少し前に出している。
針刀の先が盾に触れる瞬間、盾の角度が微妙に変わった。セネカは固くならないように手首を突き出す。
盾に針先が刺さるが貫くことはできない。セネカは[まち針]を撃ち、フォルティウスの盾を宙に固定しようとするが避けられる。
今度は離脱しながら影めがけて[まち針]を放とうとしたが、目の前に[魔力盾]が出現したので止める。
ルキウスが詰めてきているのが分かるが、[魔力盾]のせいでフォルティウスへの攻撃が遅れている。時間ができた分、ルキウスは剣に魔力を込めているようだけれど、致命打にはならなそうだ。
セネカは[魔力盾]を避け、スキルで盾と地面を糸で繋ぐ。この盾はたまにひとりで動くのでそれを防いでいる。
ルキウスの攻撃の終わりを見計らって、細かい[魔力針]を大量に撃つ。雷属性の魔力を込めているので見た目は雷魔法と変わらない。
フォルティウスはルキウスの攻撃にふらついたが、すぐに体勢を立て直したようだ。身体が魔力で光ったので、雷の針を受ける気なのだろう。
「[豪速]」
針が当たった後、フォルティウスはサブスキルを発動し、セネカ達から離れた。攻撃を避けるためでなく、受けてから逃げるために力を使うのは想定外だった。
セネカは少し下がり、この隙にポーションを飲むことにした。キト謹製の微量ポーションだ。甘さと酸味の中に隠しきれない苦味があるが、おかげで意識をはっきりさせられる。
「強い……。強いね、ルキウス」
「だね!」
同じように下がったルキウスが横に並んだ。深く集中していそうで、顔は穏やかだ。
「微妙な動きがすごくうまい」
フォルティウスは攻撃を防ぐときに腕の位置や盾の角度を少しだけ変える。その動きのせいで針は刺さらなくなるし、剣は滑ってしまう。
攻撃を受けた後も同じだ。体勢を崩したように見えても、足の位置をたった半歩分ずらすだけで立ち直り、優位な状況を作っている時もある。
スキルや魔力の出力で対応するのではなくて、純粋な技術を使う。アッタロスに注意されたことの意味がここにきてよく分かってきた。
「真似したいところだけどすぐには無理だね。認めるのは嫌だけれど、やっぱりちゃんと強いよ。あと勘も鋭いね。察知系の能力かな?」
何度か攻めきれそうな場面もあったのだが、そういう時に限って、先に出した[魔力盾]に邪魔されたり、突然大きく退かれたりした。
「マイオルほどじゃないけれど、危険が分かる能力がありそうだね。ただでさえ堅いのに……」
困ったように言ってはみたけれど、そろそろ良いのではないかとセネカは考えていた。
「ルキウス、相手もかなり消耗してきたね。ガイアの魔法にもっとやられてると思ったけど、あれが騎士の底力なのかな。それか回復スキルかなぁ?」
「回復の方かもね……。それで、セネカの方はどう? そろそろ行けそう?」
ルキウスの問いにセネカはゆっくり頷いた。
「フォルティウスの動きにはだいぶ慣れたと思う。試したいことがあるから、少しルキウスにお願いして良いかな?」
「いいよ」
フォルティウスがこちらに向かってきているのが見える。ルキウスが迎え撃ってくれるだろう。
セネカは意識を集中した。
この場所は開けていて木がなく、陽の光が直接当たる。朝に考えたことをそのまま実践出来そうだった。
頬に光が当たってポカポカする。今日はこんな泥臭い戦いが映えるくらいの良い日和だ。
さっきも使った『影縫い』は、影を地面に縫い付けて相手の動きを止める技だ。セネカの考えでは、この技には影を地面に固定する効果と、影と身体の繋がりを強くしてその状態を反映させる効果がある。
もしその考えが本当で、影だけでなく他のものも縫えるとしたら……。
状態だけじゃなくて、性質も反映させられるのだとしたら……。
「多分強い」
セネカは髪留めにしている[まち針]に大量の魔力を込めた。
身体に当たる光の温かさを感じ、その性質を思い浮かべる。
自分と光の繋がりを意識し、スキルを発動する。
「【縫う】」
セネカは自分に光の性質を縫い付けた。
そして、不安定なその繋がりを髪留めの[まち針]で『固定』した。
セネカは光を纏った。
突然身体が軽くなった。
地面を踏み締めると力はかかるので重さがなくなった訳ではなさそうだ。
セネカはフォルティウスに向かって飛び出した。
驚いてしまうほどの速度が出る。
最高速度に達するまでも一瞬だ。
止まろうと思えば、ピタッと足が吸い付くように止まれる。方向転換も容易だ。
少し動いてみて、セネカはこの技の効果を悟った。それは速度の上昇と慣性の低下だ。
空気を縫う時よりも速く、しかも異常な敏捷性がある。
この力があれば、一人でもフォルティウスを追い詰められるかもしれない。
「ルキウス!」
この力はフォルティウスの『光』に対抗するためにできた技だ。
そして、セネカにとって大切な『光』にもっと輝いてもらうための技だ。
こちらを見もせずにルキウスがフォルティウスから距離をとった。
空いた場所にすぐさま入り、針刀で突く。
盾で防御されるが針先が突き抜ける。
即座に盾に糸を通し、引っ張りながら地面と繋ぐ。
すぐさま移動して、今度は盾を持つ手を狙う。
フォルティウスが避けたので、そのまま胸当てに針を刺し、身体を二針縫ってしまう。
「ぐっ……」
苦悶の声が漏れている。
セネカはフォルティウスを蹴り、再び手を狙う。
避けられたので盾をさらに縫って動きを抑えてゆく。
フォルティウスの盾はスキルの影響でずっと青白く光っていたが、それが弱まっているのが分かる。
「[聖鎧]!」
そのまま盾を封じようとしていると、フォルティウスはサブスキルを発動した。
身体が強く光り、衝撃が発生する。
痛くはなかったが、セネカは後方に飛ばされた。
苦労して取り付けた糸が消滅したのが分かる。
魔力を多めに込めて[魔力針]を撃つ。
だが、針はフォルティウスの身体に達する前に光に弾かれた。
かなり強固だが、ルキウスの[鎧]よりは効果が限定的だと仮定して攻める。
聖属性のスキルは一時的な出力は高いが、汎用性では【神聖魔法】の力に劣ることが多い。
セネカは着地し、すぐに前進する。
フォルティウスはこちらに近づいてきて攻撃を仕掛けようとしている。
短剣術の練度が高くて苦労させられてきたが、今はさほど脅威に感じない。
セネカはフォルティウスに肉薄する。
鋭い刺突がやって来るが、すぐに横に避け、針刀を振りかぶる。
身体が軽くて攻撃される気がしない。
セネカは自分自身も光になったようだと感じ始めていた。
「……[刹那]」
だが、フォルティウスがまた新しい力を使った時、突然短剣が動いて攻撃を防がれた。
受けられる体勢ではなかったはずだが、フォルティウスの時間だけ先に進んだように感じた。
セネカは咄嗟に距離を取った。
するとフォルティウスは盾を空に向かって掲げ、魔力を練り始めた。
怪しい予感がしてすぐに[魔力針]を撃ったが、発動は止められなかった。
「[聖圧域]」
魔力を集めてから発動までが早すぎる。さっきの力の影響だろうかと考えていると今度は身体が重くなるのを感じた。
光を纏った効果が打ち消されているように感じる。そのおかげで苦しさはないが、これがなかったら動けなかったかもしれない。
悪あがきを装い、魔力を引き出す。
立ち尽くすセネカの前にフォルティウスがやって来る。滝のような汗を流しているが、顔は微妙に笑っている。
セネカはわざと針刀から手を離した。
フォルティウスは油断なくセネカを見つめながら短剣を大きく振りかぶり、そして振り下ろした。
その瞬間、セネカはフォルティウスに向かって飛び、懐に入り込んだ。
「な、なぜ動ける……」
うろたえた声が聞こえてきた。
だが、セネカは咄嗟に身を翻したフォルティウス蹴り飛ばされた。
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