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第17章:樹龍の愛し子編(1) 争陣の儀
第250話:『断』
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ルキウスはセネカを見ている。
淡く光りながらフォルティウスを圧倒する様子に思わず見惚れてしまいそうだった。
セネカの髪色は薄い茶色だが、いまは身体から発する光によって銀に輝いている。光は白色だけれど、よく見ると淡く緑色も混じっていて、それがいつも以上にセネカを神秘的に見せていた。
聖属性の力は青、もしくは青白い輝きを見せることがある。【神聖魔法】の力も大体はこの色を見せるが、時折技が白緑になることがある。
聖女もたまにそういうことがあると言っていた。だが大抵は青の系統で、ルキウスほどは色が緑にならないらしい。
不思議に思ってグラディウスに聞いたこともある。伝承に詳しい彼は、とある本に『青は聖なる力。緑は神なる力』と書いてあるのを見たことがあるらしい。
月詠の国でも巫女のタイラが似たようなことを言っていたような気がする。
そんな力を使っていたとは自分では思えなかったが、神の名を冠するスキルを持っている以上、不思議ではないのかとルキウスは考えていた。
「もうセネカだけでいいんじゃないかな……」
フォルティウスを超える力を見せる相棒を見て、ルキウスはつい口に出してしまった。
セネカの動きは明らかにこれまでの枠を超えていて、新たな力の領域に入ったことが見て取れる。けれど、あんな技を突然使って長く持つ訳がない。むしろこれだけ維持できている方がおかしくて、いつ限界が来てもおかしくなかった。
心配がない訳ではない。だが、セネカはフォルティウスに『真光破砕』を使わせると言ったのだ。それを信じるのが幼馴染としてのルキウスの務めだ。
実は、ルキウス達はフォルティウスの技を真っ向から打ち破る必要はない。使わせなくても良いし、うまく避けてもよかった。それなのに受けようとしているのは、自分たちの限界を高めたいからだ。
こんなに整った状況はなかなかない。攻撃を受けても死ななそうでだし、治療も充実している。その上で、格上の敵が全力で戦い、奥の手まで出してくれる。
これから龍に挑もうとするルキウス達にとっては貴重な機会だし、心に存在する不安を少しだけ低減するのには重要なことだった。
そもそもを言えば、この戦いでは騎士の全員を相手にせずにプラウティアを奪取するだけで良いのだ。それなのにあえてこの作戦を取っているのは、執念に近い気持ちがあるからだった。
「僕が頑張る番だね」
ルキウスはいつもの大太刀を消し、[剣]で普通の長さの刀を生成した。しっかりとした鞘に納まっていて反りもそれなりだ。大太刀の方が攻撃力は高いけれど、素早く斬るならこちらの方が良さそうだった。
これはルキウスの父が使っていた刀と全く同じ形になっている。いまはセネカが大切にしまっていて使うことはなくなったが、たまに整備させてもらっている。
ルキウスは剣に全力で魔力を込める。[剣]で出したものは魔力との親和性が高くて、綿のように魔力を吸収してくれる。
限界まで【神聖魔法】の魔力を圧縮すれば、聖スキルの攻撃なら対抗しやすいのではないかと考えている。そういう傾向があるのは間違いないが、都合の良い考えでもあった。だが、そうだとしてもやらなければならない。
フォルティウスの『真光破砕』に対処することが決まった後、ルキウスはまず見てから対処することを考えた。だが、いくら反応速度が高くても光と同じ速さだとしたらどうしようもないと思った。
一応試しにサブスキル[理]で浮かんでくる想念を確認してみた。
『光より速く動けない』
言葉にするとそんな内容のものだった。これはとても強固で、ルキウスの心にある[剣]で斬ることは到底無理そうだった。
だとしたらどうするのか色々考えたけれど、最終的にはフォルティウスの動きを読むしかないという考えに至った。
フォルティウスが技を出す時とその狙いが分かれば、『真光破砕』が光のように速いのだとしても剣を当てられるかもしれない。難しいかもしれないがルキウスはそんな風に考えた。
そして、フォルティウスの動きを読むためには、それを誘導するセネカのことも読まなければならなかった。
『フォルティウスの動きを読むことはできない』
まずフォルティウスのことを考えると、この想念には鉄の壁のような厚さがあった。だが、僅かな時間であれば破壊することも可能であると感じた。
『セネカの動きを読むことができない』
次にセネカのことを考える。この想念は紙のような薄さで、[剣]を使わずとも手で破れてしまいそうだった。
微かな笑みを浮かべながらルキウスは二人の戦いを注視する。刀に込められた魔力は今にも爆発しそうだが、それを何とか抑えて頃合いを見計らう。
じりじりとした時の中にいると、ふと不安が頭をもたげてきた。動きを読めたとしても、本当に当てることができるのか。当てたとして、打ち破ることはできるのか。
「そのために必要なことは……」
ルキウスは戦いから決して目を離さないようにしながら[理]を発動する。
『僕は自分の限界を越えることができない』
その想念は圧倒されるほど大きく、斬り捨てるためには途方もない力が必要に思えた。足が僅かに竦み、刀を握る手に余分な力が入る。
そんな自分に気がついて、ルキウスはほんの少しだけ地面を踏み締め、自分に言い聞かせる。
「こんな所をノルトに見られたら笑われるね」
うるさいくらいに「限界を越える」と繰り返す幼馴染は、今日も同じ大地の上で訳の分からない訓練をしているはずだ。
ルキウスは大きく息を吐き、再び[理]を発動した。
今度見えた想念は先ほどよりも弱々しくて矮小なものに見えた。
「最大の敵は自分だって言葉は陳腐で嫌いだけど、あながち間違いじゃないよね」
ルキウスがそう言った時、戦いに大きな動きがあった。セネカが大きく距離を取り、フォルティウスが短剣を空に掲げた。
「[聖圧域]」
身体が微かに重くなる。このくらいであれば影響はなさそうだ。
セネカを見る。動きは止まり、力を込めているように見えるけれど、眉の角度的に演技の気がする。
彼女の持つ膨大な魔力がうごめくが、何をしても無駄だと思っているのかフォルティウスが接近している。
ルキウスは大きく息を吸い、軽く吐いてから息を止めた。もう呼吸は要らないだろう。
『セネカの動きを読むことができない』
ルキウスは胸の中にある[剣]でこれを斬った。
セネカがわざと針刀を地面に落とす。
フォルティウスが剣を振りかぶる。
そして振り下ろす瞬間、セネカがフォルティウスの懐に飛び込んだ。
『フォルティウスの動きを読むことができない』
この道理を心の中で斬って壊す。少しだけ移動して位置を調整する。
フォルティウスは虚を衝かれたように見えたが、華麗に身を躱してセネカを蹴り飛ばした。
セネカがこちら側に飛ばされているのが見える。
三人が直線上に並んでいる。
フォルティウスが直進性の高い技を使えば一度に二人を倒すことができるかもしれない。
ルキウスは全力で身体を引き絞り、そして最後の道理を頭に浮かべる。
『僕は自分の限界を越えることができない』
そんな想念がどれだけ大きいのかは、もう分からなかった。
ただ無我夢中で飛び出し、己の力を解き放つことだけを考える。
フォルティウスが短剣を突き出しているのが見える。
構えや目線から、狙いは飛ばされたセネカのお腹だと分かる。
セネカはさっき引き出した魔力を使ってスキルを発動させようとしている。
ルキウスは敵に向かって真っ直ぐ飛びながら刀を抜き始める。
自ら意思を持っているかのように刀が鞘から抜け出る。
「真光破砕」
フォルティウスの短剣が光を発する。
同時にセネカが目の前から姿を消す。
あとは全てをこの一太刀に込めるだけだった。
「うおおおおお」
渾身の力を込めて刀を振るう。
何も見えず何も分からない。
自分の限界も道理も全て斬り伏せることしか考えられない。
「…………」
静寂が広がる世界の中で、ピキッという音が鳴った気がした。
それが自分だけに聞こえたのかそうでないのかはルキウスには分からなかった。
ただ刀を振り抜いた後に見えたのは、肩を落とすフォルティウスだった。
ルキウスは光を断った。
「……見事だ」
フォルティウスは地面に膝を突き、そして両手を下ろした。
ルキウスの全身に痛みが走る。
身体中にヒビが入ってバラバラになりそうだった。
だが、まだ勝負は終わっていない。
最後の気力を振り絞って、ルキウスはフォルティウスに近づき、刀を突きつけた。すると、横から針のような刀も出てきて、敵に突きつけられていた。
瞬間移動で『真光破砕』を逃れたセネカも勝負をつけに来たのだ。
「セネカ……」
そう言って顔を上げるとそこにいたのはセネカだけではなかった。
モフ、ニーナ、ケイトーにマイオル。全員が武器を持ち、フォルティウスの周りを取り囲んでいた。
静かな静かな時が流れる。
今なら森の声すら聞こえてきそうだった。
「俺の……俺たちの負けだ。ヘルバの巫女の護衛に相応しいのはお前たちだ!」
その言葉を聞いた瞬間、ルキウスは地面に倒れ込んだ。
直後に何か柔らかいものが上に乗ってきたように思ったけれど、それがセネカだと気がついたのは眠りの中でだった。
淡く光りながらフォルティウスを圧倒する様子に思わず見惚れてしまいそうだった。
セネカの髪色は薄い茶色だが、いまは身体から発する光によって銀に輝いている。光は白色だけれど、よく見ると淡く緑色も混じっていて、それがいつも以上にセネカを神秘的に見せていた。
聖属性の力は青、もしくは青白い輝きを見せることがある。【神聖魔法】の力も大体はこの色を見せるが、時折技が白緑になることがある。
聖女もたまにそういうことがあると言っていた。だが大抵は青の系統で、ルキウスほどは色が緑にならないらしい。
不思議に思ってグラディウスに聞いたこともある。伝承に詳しい彼は、とある本に『青は聖なる力。緑は神なる力』と書いてあるのを見たことがあるらしい。
月詠の国でも巫女のタイラが似たようなことを言っていたような気がする。
そんな力を使っていたとは自分では思えなかったが、神の名を冠するスキルを持っている以上、不思議ではないのかとルキウスは考えていた。
「もうセネカだけでいいんじゃないかな……」
フォルティウスを超える力を見せる相棒を見て、ルキウスはつい口に出してしまった。
セネカの動きは明らかにこれまでの枠を超えていて、新たな力の領域に入ったことが見て取れる。けれど、あんな技を突然使って長く持つ訳がない。むしろこれだけ維持できている方がおかしくて、いつ限界が来てもおかしくなかった。
心配がない訳ではない。だが、セネカはフォルティウスに『真光破砕』を使わせると言ったのだ。それを信じるのが幼馴染としてのルキウスの務めだ。
実は、ルキウス達はフォルティウスの技を真っ向から打ち破る必要はない。使わせなくても良いし、うまく避けてもよかった。それなのに受けようとしているのは、自分たちの限界を高めたいからだ。
こんなに整った状況はなかなかない。攻撃を受けても死ななそうでだし、治療も充実している。その上で、格上の敵が全力で戦い、奥の手まで出してくれる。
これから龍に挑もうとするルキウス達にとっては貴重な機会だし、心に存在する不安を少しだけ低減するのには重要なことだった。
そもそもを言えば、この戦いでは騎士の全員を相手にせずにプラウティアを奪取するだけで良いのだ。それなのにあえてこの作戦を取っているのは、執念に近い気持ちがあるからだった。
「僕が頑張る番だね」
ルキウスはいつもの大太刀を消し、[剣]で普通の長さの刀を生成した。しっかりとした鞘に納まっていて反りもそれなりだ。大太刀の方が攻撃力は高いけれど、素早く斬るならこちらの方が良さそうだった。
これはルキウスの父が使っていた刀と全く同じ形になっている。いまはセネカが大切にしまっていて使うことはなくなったが、たまに整備させてもらっている。
ルキウスは剣に全力で魔力を込める。[剣]で出したものは魔力との親和性が高くて、綿のように魔力を吸収してくれる。
限界まで【神聖魔法】の魔力を圧縮すれば、聖スキルの攻撃なら対抗しやすいのではないかと考えている。そういう傾向があるのは間違いないが、都合の良い考えでもあった。だが、そうだとしてもやらなければならない。
フォルティウスの『真光破砕』に対処することが決まった後、ルキウスはまず見てから対処することを考えた。だが、いくら反応速度が高くても光と同じ速さだとしたらどうしようもないと思った。
一応試しにサブスキル[理]で浮かんでくる想念を確認してみた。
『光より速く動けない』
言葉にするとそんな内容のものだった。これはとても強固で、ルキウスの心にある[剣]で斬ることは到底無理そうだった。
だとしたらどうするのか色々考えたけれど、最終的にはフォルティウスの動きを読むしかないという考えに至った。
フォルティウスが技を出す時とその狙いが分かれば、『真光破砕』が光のように速いのだとしても剣を当てられるかもしれない。難しいかもしれないがルキウスはそんな風に考えた。
そして、フォルティウスの動きを読むためには、それを誘導するセネカのことも読まなければならなかった。
『フォルティウスの動きを読むことはできない』
まずフォルティウスのことを考えると、この想念には鉄の壁のような厚さがあった。だが、僅かな時間であれば破壊することも可能であると感じた。
『セネカの動きを読むことができない』
次にセネカのことを考える。この想念は紙のような薄さで、[剣]を使わずとも手で破れてしまいそうだった。
微かな笑みを浮かべながらルキウスは二人の戦いを注視する。刀に込められた魔力は今にも爆発しそうだが、それを何とか抑えて頃合いを見計らう。
じりじりとした時の中にいると、ふと不安が頭をもたげてきた。動きを読めたとしても、本当に当てることができるのか。当てたとして、打ち破ることはできるのか。
「そのために必要なことは……」
ルキウスは戦いから決して目を離さないようにしながら[理]を発動する。
『僕は自分の限界を越えることができない』
その想念は圧倒されるほど大きく、斬り捨てるためには途方もない力が必要に思えた。足が僅かに竦み、刀を握る手に余分な力が入る。
そんな自分に気がついて、ルキウスはほんの少しだけ地面を踏み締め、自分に言い聞かせる。
「こんな所をノルトに見られたら笑われるね」
うるさいくらいに「限界を越える」と繰り返す幼馴染は、今日も同じ大地の上で訳の分からない訓練をしているはずだ。
ルキウスは大きく息を吐き、再び[理]を発動した。
今度見えた想念は先ほどよりも弱々しくて矮小なものに見えた。
「最大の敵は自分だって言葉は陳腐で嫌いだけど、あながち間違いじゃないよね」
ルキウスがそう言った時、戦いに大きな動きがあった。セネカが大きく距離を取り、フォルティウスが短剣を空に掲げた。
「[聖圧域]」
身体が微かに重くなる。このくらいであれば影響はなさそうだ。
セネカを見る。動きは止まり、力を込めているように見えるけれど、眉の角度的に演技の気がする。
彼女の持つ膨大な魔力がうごめくが、何をしても無駄だと思っているのかフォルティウスが接近している。
ルキウスは大きく息を吸い、軽く吐いてから息を止めた。もう呼吸は要らないだろう。
『セネカの動きを読むことができない』
ルキウスは胸の中にある[剣]でこれを斬った。
セネカがわざと針刀を地面に落とす。
フォルティウスが剣を振りかぶる。
そして振り下ろす瞬間、セネカがフォルティウスの懐に飛び込んだ。
『フォルティウスの動きを読むことができない』
この道理を心の中で斬って壊す。少しだけ移動して位置を調整する。
フォルティウスは虚を衝かれたように見えたが、華麗に身を躱してセネカを蹴り飛ばした。
セネカがこちら側に飛ばされているのが見える。
三人が直線上に並んでいる。
フォルティウスが直進性の高い技を使えば一度に二人を倒すことができるかもしれない。
ルキウスは全力で身体を引き絞り、そして最後の道理を頭に浮かべる。
『僕は自分の限界を越えることができない』
そんな想念がどれだけ大きいのかは、もう分からなかった。
ただ無我夢中で飛び出し、己の力を解き放つことだけを考える。
フォルティウスが短剣を突き出しているのが見える。
構えや目線から、狙いは飛ばされたセネカのお腹だと分かる。
セネカはさっき引き出した魔力を使ってスキルを発動させようとしている。
ルキウスは敵に向かって真っ直ぐ飛びながら刀を抜き始める。
自ら意思を持っているかのように刀が鞘から抜け出る。
「真光破砕」
フォルティウスの短剣が光を発する。
同時にセネカが目の前から姿を消す。
あとは全てをこの一太刀に込めるだけだった。
「うおおおおお」
渾身の力を込めて刀を振るう。
何も見えず何も分からない。
自分の限界も道理も全て斬り伏せることしか考えられない。
「…………」
静寂が広がる世界の中で、ピキッという音が鳴った気がした。
それが自分だけに聞こえたのかそうでないのかはルキウスには分からなかった。
ただ刀を振り抜いた後に見えたのは、肩を落とすフォルティウスだった。
ルキウスは光を断った。
「……見事だ」
フォルティウスは地面に膝を突き、そして両手を下ろした。
ルキウスの全身に痛みが走る。
身体中にヒビが入ってバラバラになりそうだった。
だが、まだ勝負は終わっていない。
最後の気力を振り絞って、ルキウスはフォルティウスに近づき、刀を突きつけた。すると、横から針のような刀も出てきて、敵に突きつけられていた。
瞬間移動で『真光破砕』を逃れたセネカも勝負をつけに来たのだ。
「セネカ……」
そう言って顔を上げるとそこにいたのはセネカだけではなかった。
モフ、ニーナ、ケイトーにマイオル。全員が武器を持ち、フォルティウスの周りを取り囲んでいた。
静かな静かな時が流れる。
今なら森の声すら聞こえてきそうだった。
「俺の……俺たちの負けだ。ヘルバの巫女の護衛に相応しいのはお前たちだ!」
その言葉を聞いた瞬間、ルキウスは地面に倒れ込んだ。
直後に何か柔らかいものが上に乗ってきたように思ったけれど、それがセネカだと気がついたのは眠りの中でだった。
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