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第17章:樹龍の愛し子編(1) 争陣の儀
第251話:枕する
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寝心地の良い枕が動いた気がしてセネカは目を覚ました。陽が顔に当たって眩しいが、休みの日のような感じがして嫌ではない。
「そうだ!」
こうなる直前のことを思い出して、セネカは身体を起こした。枕の方から「ぐえっ」と音が聞こえて、その正体が分かった。
辺りを見回すと、まず目に入ったのはプラウティアとファビウスだった。少し離れた位置で二人は抱き合い、涙を流している。
勝利した記憶は間違いではなかったと安堵を感じるが、気まずい感じがしてセネカは目を逸らした。
そこから少し目線を動かすと、また抱き合っている人がいる。目を凝らして見てみれば、それはニーナとプルケルだった。
見てはいけないものを見たので、再び一瞬で目を逸らす。すると、キトと目が合った。気がついたキトは近くにいたマイオルを呼び、こちらに歩き始める。
セネカはパラパラと手を振った。
「セネちゃん、起きたんだね。調子は大丈夫?」
言われて気がついたが、身体は全く痛まず、ほぼ枯渇していたはずの魔力もかなり回復している。
「どれだけ寝ていたの?」
「そんなに長くないわよ。あれからみんながここに集まって来るくらいの時間だから……」
マイオルが答えてくれた。確かに自陣にいたはずのキトや脱落したファビウスにプルケル、ストローまでここに集まっている。
「私たちは勝ったんだよね?」
「ええ、そうよ。あそこを見ると分かりやすいわね」
マイオルが指す方を見ると、サナトリアスとセルウィクスが綿まみれになったまま放置されていて、その横ではフォルティウスが仰向けで横たわっている。
「なんであの状態なの?」
「さぁ?」
マイオルもキトも本当に分からなそうな顔だった。困惑が全面に出ている。
「今って何の時間?」
「あなた達二人が起きるのを待っていたのよ。身体の傷は治したって聞いていたけれど、中々目を覚まさないから」
「なるほど」
枕の方を見るとルキウスが穏やかな表情で眠っていた。さっき肘をめり込ませた影響はなさそうだ。
「フォルティウスも外傷はもうないんだけど、酷い倦怠感があるようね。無理矢理エクストラスキルを使った反動らしいけれど、それ以上のことは聞けなかったわ」
「そうなんだ……。誰が傷を治してくれたの?」
「分からないわ。だけど、傷だけじゃなくて魔力も戻っているんでしょ? そんなことが出来る人は多くないわね」
今回の儀式では聖女フィデスが何処かに控えていて、大抵の傷は癒してくれると聞いていた。きっとそれだろう。
「二人も元気?」
「あたしは元気」
セネカが聞くとマイオルはすぐに返事をしたが、キトは苦笑している。
「何かあったの?」
ぐいっと近づいて話を聞くと、キトは焦ったように否定した。
「調子が悪いとかではないよ。ただみんなが戦いに行く前に、念の為モフくんの【綿魔法】で私を包んだでしょ? 守ってくれたことに文句はないんだけれど、衝撃吸収能力が高すぎてガイアが来るまでほとんど身動きが取れなかったのよ」
話を聞いてセネカは察した。モフの【綿魔法】は敵を拘束するために使うことが多い。モフなりに配慮しただろうが、安全について考えると窮屈にせざるを得なかったのだろう。
「入って分かったけど、あれって音も吸収するのね。ガイアが来た時も誰が綿を割いているのか分からなかったから怖かったわよ」
そう言ってはいるけれど、キトはそこまで気にしてはいないようだった。セネカは自分だったら我慢でできなかっただろうなと思いながらキトの頭をちょんちょんと撫でた。
「ねぇ、マイオル。プラウティアがファビウス君とああなっているのは分かるんだけど、ニーナとプルケルのあれって何かな?」
「……あたしも知らないわよ」
気になっていたことを聞いてみたけれど、マイオルもよく知らないようだった。とは言え、同じパーティの二人がああなっていると言えば答えは決まったようなものだが……。
「あ、プラウティアが空いたみたいね。話してきたら?」
マイオルに促されてセネカは立ち上がった。改めて周囲を見ると、戦いに参加していた者だけではなく、冒険者や騎士が何人もいる。
少し離れた場所にはフローリアもいて、何人かでプラウティアを見ていた。家族がいる前でファビウスに抱きついていたようだ。
近づいていくとプラウティアはこちらに気がついた。目は涙で腫れている。
「セネカちゃん!」
二人でお互いの元に走る。ぶつかるときには衝撃を逃すように腕を絡ませながらクルクル回った。
もう随分と会っていなかったような気がする、話したいことは沢山あるのだけれど、まず言うことは決まっていた。
「おかえり、プラウティア」
そう言うとプラウティアは胸に顔を埋めて震え出した。
とりあえず勝ててよかったと達成感が胸に満ちる。
だけど、これは通過点でもあった。そのことはプラウティアが一番よく分かっているだろう。
セネカはプラウティアの背中をポンポンと優しく叩きながら、次の戦いのことを思い出した。
◆
それからしばらくみんなで話しているとルキウスが目を覚ました。ぽやぽやとした様子だったけれど、自分が注目を集めていると気づくとすぐに覚醒した。
「『若き力』のみなさま、森の奥で氏族の長ヴェトリウスが待っております。これから案内いたしますので着いてきてください」
そしてプラウティアの背を高くして、可愛さよりも美人さを際立たせた女性が声を発した。フローリアも横にいるので、おそらく姉だろう。
「それじゃあ、行きましょうか」
マイオルの言葉に頷いて、プラウティアを含めた十三人が歩き出した。
「あれは長女のシルウィアお姉ちゃん。そのすぐ後ろにいるのが三女のヴェリデイアお姉ちゃんだよ」
みんなの気持ちを察したのかプラウティアが教えてくれる。話には聞いていたけれど、あれが本物なのかぁと思ってしまう。
巫女だったプラウティアは仕方がないが、何故か次女のフローリア以外にはこれまで会うことができなかった。何らかの理由がある気もするけれど、もう過ぎたことなのでセネカは考えるのをやめた。
歩き続けると、争陣の儀で設定された場所を越え、さらに森の奥に入って行くのが分かる。何となく雰囲気のある場所なので、セネカ達の口数は自然に減り、やがて誰も声を出さなくなった。
そんな時間が続いた後、木で出来たかまくらのような不思議な建物が見えてきた。
「あの中に長がおります。プラウティアを含めた全員でお入りください」
丸天井型の木の中にマイオルから入ってゆく。木を組み合わせたというよりは、初めからこういう形の樹木があったようだった。扉もなく、空洞になっているだけだ。
森の空気は静かで、冷たさが混じっていたように感じていたけれど、木の建物の中に入ると穏やかな温かさが出てきた。だけど、その奥には得体の知れない重みのようなものが隠されているようにも思った。
床は平らだが樹表をそのまま敷き詰めたようにデコボコしている。馴染みがあるようで全くない空間だ。
そのまま奥に進むと、布の多いひらひらとした服を着た夫婦が座っているのが見えた。プラウティアの両親だ。
「よくおいで下さいました。皆様はそこにお座り下さい。プラウティアは私の隣に」
言ったのはプラウティアの母の方だ。プラウティアに似ている部分もあるが凛としている気がする。
何となくルキウスの隣に移動してから見ると、示された場所は椅子ではなく、床が座りやすいように盛り上がっているだけだった。自然なようでいて人工的な感じがする。
意外にも座り心地が良いので、寝そうになりそうだなと思っているとプラウティアの父、ヘルバの長が話し始めた。
「そうだ!」
こうなる直前のことを思い出して、セネカは身体を起こした。枕の方から「ぐえっ」と音が聞こえて、その正体が分かった。
辺りを見回すと、まず目に入ったのはプラウティアとファビウスだった。少し離れた位置で二人は抱き合い、涙を流している。
勝利した記憶は間違いではなかったと安堵を感じるが、気まずい感じがしてセネカは目を逸らした。
そこから少し目線を動かすと、また抱き合っている人がいる。目を凝らして見てみれば、それはニーナとプルケルだった。
見てはいけないものを見たので、再び一瞬で目を逸らす。すると、キトと目が合った。気がついたキトは近くにいたマイオルを呼び、こちらに歩き始める。
セネカはパラパラと手を振った。
「セネちゃん、起きたんだね。調子は大丈夫?」
言われて気がついたが、身体は全く痛まず、ほぼ枯渇していたはずの魔力もかなり回復している。
「どれだけ寝ていたの?」
「そんなに長くないわよ。あれからみんながここに集まって来るくらいの時間だから……」
マイオルが答えてくれた。確かに自陣にいたはずのキトや脱落したファビウスにプルケル、ストローまでここに集まっている。
「私たちは勝ったんだよね?」
「ええ、そうよ。あそこを見ると分かりやすいわね」
マイオルが指す方を見ると、サナトリアスとセルウィクスが綿まみれになったまま放置されていて、その横ではフォルティウスが仰向けで横たわっている。
「なんであの状態なの?」
「さぁ?」
マイオルもキトも本当に分からなそうな顔だった。困惑が全面に出ている。
「今って何の時間?」
「あなた達二人が起きるのを待っていたのよ。身体の傷は治したって聞いていたけれど、中々目を覚まさないから」
「なるほど」
枕の方を見るとルキウスが穏やかな表情で眠っていた。さっき肘をめり込ませた影響はなさそうだ。
「フォルティウスも外傷はもうないんだけど、酷い倦怠感があるようね。無理矢理エクストラスキルを使った反動らしいけれど、それ以上のことは聞けなかったわ」
「そうなんだ……。誰が傷を治してくれたの?」
「分からないわ。だけど、傷だけじゃなくて魔力も戻っているんでしょ? そんなことが出来る人は多くないわね」
今回の儀式では聖女フィデスが何処かに控えていて、大抵の傷は癒してくれると聞いていた。きっとそれだろう。
「二人も元気?」
「あたしは元気」
セネカが聞くとマイオルはすぐに返事をしたが、キトは苦笑している。
「何かあったの?」
ぐいっと近づいて話を聞くと、キトは焦ったように否定した。
「調子が悪いとかではないよ。ただみんなが戦いに行く前に、念の為モフくんの【綿魔法】で私を包んだでしょ? 守ってくれたことに文句はないんだけれど、衝撃吸収能力が高すぎてガイアが来るまでほとんど身動きが取れなかったのよ」
話を聞いてセネカは察した。モフの【綿魔法】は敵を拘束するために使うことが多い。モフなりに配慮しただろうが、安全について考えると窮屈にせざるを得なかったのだろう。
「入って分かったけど、あれって音も吸収するのね。ガイアが来た時も誰が綿を割いているのか分からなかったから怖かったわよ」
そう言ってはいるけれど、キトはそこまで気にしてはいないようだった。セネカは自分だったら我慢でできなかっただろうなと思いながらキトの頭をちょんちょんと撫でた。
「ねぇ、マイオル。プラウティアがファビウス君とああなっているのは分かるんだけど、ニーナとプルケルのあれって何かな?」
「……あたしも知らないわよ」
気になっていたことを聞いてみたけれど、マイオルもよく知らないようだった。とは言え、同じパーティの二人がああなっていると言えば答えは決まったようなものだが……。
「あ、プラウティアが空いたみたいね。話してきたら?」
マイオルに促されてセネカは立ち上がった。改めて周囲を見ると、戦いに参加していた者だけではなく、冒険者や騎士が何人もいる。
少し離れた場所にはフローリアもいて、何人かでプラウティアを見ていた。家族がいる前でファビウスに抱きついていたようだ。
近づいていくとプラウティアはこちらに気がついた。目は涙で腫れている。
「セネカちゃん!」
二人でお互いの元に走る。ぶつかるときには衝撃を逃すように腕を絡ませながらクルクル回った。
もう随分と会っていなかったような気がする、話したいことは沢山あるのだけれど、まず言うことは決まっていた。
「おかえり、プラウティア」
そう言うとプラウティアは胸に顔を埋めて震え出した。
とりあえず勝ててよかったと達成感が胸に満ちる。
だけど、これは通過点でもあった。そのことはプラウティアが一番よく分かっているだろう。
セネカはプラウティアの背中をポンポンと優しく叩きながら、次の戦いのことを思い出した。
◆
それからしばらくみんなで話しているとルキウスが目を覚ました。ぽやぽやとした様子だったけれど、自分が注目を集めていると気づくとすぐに覚醒した。
「『若き力』のみなさま、森の奥で氏族の長ヴェトリウスが待っております。これから案内いたしますので着いてきてください」
そしてプラウティアの背を高くして、可愛さよりも美人さを際立たせた女性が声を発した。フローリアも横にいるので、おそらく姉だろう。
「それじゃあ、行きましょうか」
マイオルの言葉に頷いて、プラウティアを含めた十三人が歩き出した。
「あれは長女のシルウィアお姉ちゃん。そのすぐ後ろにいるのが三女のヴェリデイアお姉ちゃんだよ」
みんなの気持ちを察したのかプラウティアが教えてくれる。話には聞いていたけれど、あれが本物なのかぁと思ってしまう。
巫女だったプラウティアは仕方がないが、何故か次女のフローリア以外にはこれまで会うことができなかった。何らかの理由がある気もするけれど、もう過ぎたことなのでセネカは考えるのをやめた。
歩き続けると、争陣の儀で設定された場所を越え、さらに森の奥に入って行くのが分かる。何となく雰囲気のある場所なので、セネカ達の口数は自然に減り、やがて誰も声を出さなくなった。
そんな時間が続いた後、木で出来たかまくらのような不思議な建物が見えてきた。
「あの中に長がおります。プラウティアを含めた全員でお入りください」
丸天井型の木の中にマイオルから入ってゆく。木を組み合わせたというよりは、初めからこういう形の樹木があったようだった。扉もなく、空洞になっているだけだ。
森の空気は静かで、冷たさが混じっていたように感じていたけれど、木の建物の中に入ると穏やかな温かさが出てきた。だけど、その奥には得体の知れない重みのようなものが隠されているようにも思った。
床は平らだが樹表をそのまま敷き詰めたようにデコボコしている。馴染みがあるようで全くない空間だ。
そのまま奥に進むと、布の多いひらひらとした服を着た夫婦が座っているのが見えた。プラウティアの両親だ。
「よくおいで下さいました。皆様はそこにお座り下さい。プラウティアは私の隣に」
言ったのはプラウティアの母の方だ。プラウティアに似ている部分もあるが凛としている気がする。
何となくルキウスの隣に移動してから見ると、示された場所は椅子ではなく、床が座りやすいように盛り上がっているだけだった。自然なようでいて人工的な感じがする。
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