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第17章:樹龍の愛し子編(1) 争陣の儀
第252話:独自の領域
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木でできた不思議な建物の中でヘルバ氏族の長ヴェトリウスは静かに口を開いた。
大きな洞のような空間の中にはいくつもの蝋燭が立てられているけれど、少し暗いようにセネカは感じていた。
「まずは今回の争陣の儀の勝者を宣言する。勝ったのは『巫女の信を集めし、若き力』だ。君達には月詠の日に巫女プラウティアが執り行う龍祀の儀の護衛役となってもらう」
改めて宣言を受けて、セネカはふっと腰の辺りが軽くなったような気がした。戦いの前から勝利を確信していたけれど、やはり重みは感じていたようだった。
「詳細は後ほど決定するが、四日後を目安に諸君らにはここに集まってもらう。そして森の奥に進み、月詠の日になるまで森で待機だ」
そして次の話が始まるとより実感が強くなる。勝負の終わりと共に倒れてしまったのも感情が消化不良になっている原因かもしれない。
「樹龍様の住処の近くに待機場所があることにはなっているが、古い話なので外に泊まることも考えて準備をして欲しい。詳しい情報は後ほどヘルバの者が説明に行くのでそのときに確認して貰えばと思う」
説明は淡々としている。だが、どこかぎこちない部分があるようにも思った。
「君たちが進む道はこの先にある。今回の事の起こりにも関係する所だから見て行くのが良いだろう」
ヴェトリウスは立ち上がって歩き出した。彼らが座っている場所の奥には壁があるだけだと思っていたが、どうやら道があるようだった。
「行きましょう」
壁の方に進んでみると、案外大きな隙間があり、その先は下り坂になっていた。
暗いせいで見えなかったのだろうと思ってマイオルを見たが、首を振っている。これは【探知】では分からなかったという意味だ。突然緊張感が走る。
坂は途中で何度か折れ曲がったけれど、そう長い距離ではなかった。先ではヴェトリウスやプラウティアが待っていて、比較的明るいのが分かる。
まず見えてきたのは、木の壁の窪みだった。彫られているのかもしれないが、大きな窪みに光る何かが置いてあり、祭壇のように見える。
その周りに照明があると思っていたのだが、よく見るとそれは果実だった。木の壁から細い枝が伸びていてホオズキのような実が中で光っている。
「光る実?」
声に出すとヴェトリウスが壁を指した。近づいて見ると、その壁は樹表のようにゴツゴツしていたけれど、少し透明感があって中がぼんやりと光っていた。
そんな植物があるのをセネカは聞いたことがなかった。蓄光や反射ではなくて、間違いなく発光だし、光の種類も灯籠のようだ。
「ここは『神域』の入り口だ。樹龍様が作る独自の領域、君たちが進むのはこの先の世界になる」
「龍が作る独自の領域……」
そんな世界に心当たりがあった。まるで異界のような龍の領域にセネカ達は迷い込んだことがある。
パドキア砂漠を超えた先にあるリザードマンの森、その最奥にあったのは『青く賢き龍』の領域だった。
「ここに入れるのは十二人だけだ。全員の魔力をこの祭壇に流せば、道は開かれると書かれていた」
この場所に来たときに感じた威圧感は、樹龍によるものだったかもしれないとセネカは考えた。まだ距離はあるだろうけれど、龍はこの先に確かに存在しているのだ。
よく見るとプラウティアは額に汗をかいていて、どこか張り詰めている。何か感じるものがあるのだろう。
「これを見て欲しい」
ヴェトリウスが祭壇に置いてある発光物体を指した。近くに寄って見ると、光沢のある板が真っ二つに割れていた。ぼわっとというよりはピカッと光っている
「これは樹龍様の状態を示すと言われている板だ。金属のように見えるが、木でできている」
セネカは突然頭がふらつくような感覚を覚えた。調子が悪いのではなくて、現実感がないからだ。
先頭をかわりながらみんなでその板を見て行くが、誰も言葉を発しない。ここにいる仲間達は光る木を見ただけではこうはならない。このことが示唆することを必死に考えて、黙っているのだ。
それはつまりのところ、『龍には常識は通じない』ということのはずだ。きっと樹龍にとって、この程度のことは児戯にも等しいだろう。そんな相手とあと何日か後に対峙するのだ。みんなが黙ってしまうのも仕方がなかった。
「これが割れているのを見て、私たちは『樹龍様が目覚める兆しあり』と各所に報告したのだ」
つまりこれが今回の騒動の始まりだったということだ。
「改めてになるが、ここが君たちの仕事の出発地となる。活躍を期待する」
ヴェトリウスがそう締め、セネカ達は外に出ることになった。
◆
「はぁー」
外に出ると大きなため息が聞こえてきた。音の方を見ると、膝に手を当てて疲れた様子のヴェトリウスがいる。
そしてさっきよりも萎びた様子で背筋を伸ばし、ゆっくりと口を開いた。
「改めてになりますが、私がプラウティアの父ヴェトリウスです。こちらが妻のルカリアになります」
ヘルバ夫妻は丁寧な様子で頭を下げた。その所作からさっきまでの態度は威厳を保とうと頑張っていたのだとセネカはすぐに分かってしまった。
「父として『若き力』の皆さんに勝って欲しいとは思っていたんですが、お恥ずかしいことに教会に流されないように中立を保つことに必死で、他に出来ることはありませんでした」
外にはフローリアをはじめとしたプラウティアの家族と思われる人たちがいる。全員俯きがちで、決して明るい雰囲気ではない。
「失礼なことですけれど、教会騎士が勝つ可能性が高いと思っていました。それは実績を見ても、歴史的なことからも明白に見えたからです」
そう見えるのは仕方がないだろう。終わってみてもフォルティウス達は強かったし、あそこまで徹底的に準備しなければ勝てなかったはずだ。
「皆さんもご存知のことと思いますが、龍祀の儀に関しては曖昧な部分があります。歴史的な経緯から樹龍がヘルバ氏族を害するとは思えないのですが、記録を読むと儀式以降の記載がない巫女もいます。それが、ただ書かれなかっただけなのか他に意味があるのかは誰にも分かりません」
三百年も前のことだから仕方がないのかもしれないとセネカは感じた。だが、その情報は重要なはずなので、残っていないことに不自然さを感じないと言えば嘘になる。
過去に誰かがそれに関する情報を消してしまったのだろうか。
「私は平凡ですが、娘の幸せを願う父でもあります。何とかプラウを助けたいと考えながらも、樹龍という存在の大きさを一番感じている身でもあります。私たちには、何も起こらなければ良いと祈るしかないのが正直なところなのです」
縋る訳でもなく、希望がない訳でもない。だが、プラウティアの家族から漂ってくる空気には無気力感が含まれている。
「儀式が始まるまでの間、プラウをお願いします。王都に行ってから娘は見違えました。自信がないわりに頑固なところがあるのは変わりませんが、何か揺るぎないものを得たようにも感じます。それはきっとあなた達に出会ったからだと思いますし、娘が成長した証だとも思うのです」
セネカにはヴェトリウスは眩しかった。育ての親はいるけれど、昔々に両親を亡くしたセネカにとって、この光景はうまく言葉にできないものだった。
ただ、これがかけがえのない大切なもので、失ってしまえばもう手に入らないことは身に染みて分かっていたので、何とか全力で守りたいという考えが自然に湧いてきた。
「あなた達のような若き少年少女達に背負わせることに不甲斐なさを感じますが、どうか娘のことをよろしくお願いします」
そこにいたヘルバの人たちは全員が深く頭を下げた。
セネカはそれを簡単に受け取ることもできなかったし、だからといって拒否したいとは思わなかった。それだけの重みがそこにはあった。
大きな洞のような空間の中にはいくつもの蝋燭が立てられているけれど、少し暗いようにセネカは感じていた。
「まずは今回の争陣の儀の勝者を宣言する。勝ったのは『巫女の信を集めし、若き力』だ。君達には月詠の日に巫女プラウティアが執り行う龍祀の儀の護衛役となってもらう」
改めて宣言を受けて、セネカはふっと腰の辺りが軽くなったような気がした。戦いの前から勝利を確信していたけれど、やはり重みは感じていたようだった。
「詳細は後ほど決定するが、四日後を目安に諸君らにはここに集まってもらう。そして森の奥に進み、月詠の日になるまで森で待機だ」
そして次の話が始まるとより実感が強くなる。勝負の終わりと共に倒れてしまったのも感情が消化不良になっている原因かもしれない。
「樹龍様の住処の近くに待機場所があることにはなっているが、古い話なので外に泊まることも考えて準備をして欲しい。詳しい情報は後ほどヘルバの者が説明に行くのでそのときに確認して貰えばと思う」
説明は淡々としている。だが、どこかぎこちない部分があるようにも思った。
「君たちが進む道はこの先にある。今回の事の起こりにも関係する所だから見て行くのが良いだろう」
ヴェトリウスは立ち上がって歩き出した。彼らが座っている場所の奥には壁があるだけだと思っていたが、どうやら道があるようだった。
「行きましょう」
壁の方に進んでみると、案外大きな隙間があり、その先は下り坂になっていた。
暗いせいで見えなかったのだろうと思ってマイオルを見たが、首を振っている。これは【探知】では分からなかったという意味だ。突然緊張感が走る。
坂は途中で何度か折れ曲がったけれど、そう長い距離ではなかった。先ではヴェトリウスやプラウティアが待っていて、比較的明るいのが分かる。
まず見えてきたのは、木の壁の窪みだった。彫られているのかもしれないが、大きな窪みに光る何かが置いてあり、祭壇のように見える。
その周りに照明があると思っていたのだが、よく見るとそれは果実だった。木の壁から細い枝が伸びていてホオズキのような実が中で光っている。
「光る実?」
声に出すとヴェトリウスが壁を指した。近づいて見ると、その壁は樹表のようにゴツゴツしていたけれど、少し透明感があって中がぼんやりと光っていた。
そんな植物があるのをセネカは聞いたことがなかった。蓄光や反射ではなくて、間違いなく発光だし、光の種類も灯籠のようだ。
「ここは『神域』の入り口だ。樹龍様が作る独自の領域、君たちが進むのはこの先の世界になる」
「龍が作る独自の領域……」
そんな世界に心当たりがあった。まるで異界のような龍の領域にセネカ達は迷い込んだことがある。
パドキア砂漠を超えた先にあるリザードマンの森、その最奥にあったのは『青く賢き龍』の領域だった。
「ここに入れるのは十二人だけだ。全員の魔力をこの祭壇に流せば、道は開かれると書かれていた」
この場所に来たときに感じた威圧感は、樹龍によるものだったかもしれないとセネカは考えた。まだ距離はあるだろうけれど、龍はこの先に確かに存在しているのだ。
よく見るとプラウティアは額に汗をかいていて、どこか張り詰めている。何か感じるものがあるのだろう。
「これを見て欲しい」
ヴェトリウスが祭壇に置いてある発光物体を指した。近くに寄って見ると、光沢のある板が真っ二つに割れていた。ぼわっとというよりはピカッと光っている
「これは樹龍様の状態を示すと言われている板だ。金属のように見えるが、木でできている」
セネカは突然頭がふらつくような感覚を覚えた。調子が悪いのではなくて、現実感がないからだ。
先頭をかわりながらみんなでその板を見て行くが、誰も言葉を発しない。ここにいる仲間達は光る木を見ただけではこうはならない。このことが示唆することを必死に考えて、黙っているのだ。
それはつまりのところ、『龍には常識は通じない』ということのはずだ。きっと樹龍にとって、この程度のことは児戯にも等しいだろう。そんな相手とあと何日か後に対峙するのだ。みんなが黙ってしまうのも仕方がなかった。
「これが割れているのを見て、私たちは『樹龍様が目覚める兆しあり』と各所に報告したのだ」
つまりこれが今回の騒動の始まりだったということだ。
「改めてになるが、ここが君たちの仕事の出発地となる。活躍を期待する」
ヴェトリウスがそう締め、セネカ達は外に出ることになった。
◆
「はぁー」
外に出ると大きなため息が聞こえてきた。音の方を見ると、膝に手を当てて疲れた様子のヴェトリウスがいる。
そしてさっきよりも萎びた様子で背筋を伸ばし、ゆっくりと口を開いた。
「改めてになりますが、私がプラウティアの父ヴェトリウスです。こちらが妻のルカリアになります」
ヘルバ夫妻は丁寧な様子で頭を下げた。その所作からさっきまでの態度は威厳を保とうと頑張っていたのだとセネカはすぐに分かってしまった。
「父として『若き力』の皆さんに勝って欲しいとは思っていたんですが、お恥ずかしいことに教会に流されないように中立を保つことに必死で、他に出来ることはありませんでした」
外にはフローリアをはじめとしたプラウティアの家族と思われる人たちがいる。全員俯きがちで、決して明るい雰囲気ではない。
「失礼なことですけれど、教会騎士が勝つ可能性が高いと思っていました。それは実績を見ても、歴史的なことからも明白に見えたからです」
そう見えるのは仕方がないだろう。終わってみてもフォルティウス達は強かったし、あそこまで徹底的に準備しなければ勝てなかったはずだ。
「皆さんもご存知のことと思いますが、龍祀の儀に関しては曖昧な部分があります。歴史的な経緯から樹龍がヘルバ氏族を害するとは思えないのですが、記録を読むと儀式以降の記載がない巫女もいます。それが、ただ書かれなかっただけなのか他に意味があるのかは誰にも分かりません」
三百年も前のことだから仕方がないのかもしれないとセネカは感じた。だが、その情報は重要なはずなので、残っていないことに不自然さを感じないと言えば嘘になる。
過去に誰かがそれに関する情報を消してしまったのだろうか。
「私は平凡ですが、娘の幸せを願う父でもあります。何とかプラウを助けたいと考えながらも、樹龍という存在の大きさを一番感じている身でもあります。私たちには、何も起こらなければ良いと祈るしかないのが正直なところなのです」
縋る訳でもなく、希望がない訳でもない。だが、プラウティアの家族から漂ってくる空気には無気力感が含まれている。
「儀式が始まるまでの間、プラウをお願いします。王都に行ってから娘は見違えました。自信がないわりに頑固なところがあるのは変わりませんが、何か揺るぎないものを得たようにも感じます。それはきっとあなた達に出会ったからだと思いますし、娘が成長した証だとも思うのです」
セネカにはヴェトリウスは眩しかった。育ての親はいるけれど、昔々に両親を亡くしたセネカにとって、この光景はうまく言葉にできないものだった。
ただ、これがかけがえのない大切なもので、失ってしまえばもう手に入らないことは身に染みて分かっていたので、何とか全力で守りたいという考えが自然に湧いてきた。
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