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第18章:樹龍の愛し子編(2) 龍祀の儀
第269話:木そのもの
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「マイオル、糸が切れたよ」
セネカはすぐに共有した。全員、臨戦態勢に入っているのが見える。
「【探知】を続けていたけれど分からなかったわ。別の場所に飛ばされたと考えた方が良いかもしれないわね」
改めて周囲を確認する。あれだけいた魔物たちは消えていて、砂地が広がっている。その中に何故か木が一本だけあって、独特な見た目をしている。
セネカにはその木はキノコに見えた。幹から広がる枝がキノコの傘みたいだし、枝が細かくてひだのように見える。上側にだけ葉があって緑に色づいている。
「リュウケツジュ⋯⋯」
プラウティアがつぶやいた。木の名前だろうか。
「あまり詳しくないのですが、遠く離れた地にこのような形の木があると本で見たことがあります。名前はリュウケツジュで、木を傷つけるとまるで血のように赤い樹液が出るそうです」
「龍の作った領域にリュウケツジュ……。なんかあからさまだね」
ルキウスがそう言って頬をかいた。意味深を超えて何だかそのままだとセネカも感じた。
「あっ! カメレオンだ!!」
ニーナがほんのちょっとだけ飛び上がった。ニーナは動物に詳しいが、中でも爬虫類や両生類の知識が随一だ。
ニーナが指す方を見たけれど、何も見つからなかった。
「ニーナ、本当にいる?」
「うん。でも木とほとんど同じ色をしているから見づらいかも」
「なんでこの距離でそれを見つけられるのよ……」
マイオルが呆れたように口に出した。この距離だとセネカも見つけられる気がしない。
「ニーナは昔から背景と同化した生き物を見つけるのが得意だからね」
補足したのはファビウスだ。神域に入ってからは口数が少ない。
プラウティアを救おうと力が入り続けているように感じる。
「もう少し近づきましょうか」
マイオルの指示に従って、セネカたちはゆっくりと木に近づいた。セネカは徐々に警戒を強めていく。
「あ、見つけた」
セネカがそう言ったのを皮切りにガイア、ファビウス、ケイトー、モフ、プラウティアが続いた。マイオルとルキウスは目を擦っている。
本当に木の肌と同じ色だ。影があるから何とか分かったけれど、そうでなかったらかなり近づかないと分からなかっただろう。
ニーナは流石の技量だが、慣れた生き物だとたまにこういうことがある。セネカもほかの人には見えないはずの動物の痕跡がまるで浮かんでいるかのように見えることがある。
「他には何も見つからないけど、どうする?」
「うーん、そうねぇ……」
ニーナの質問にマイオルは腕を組んで考え始めた。
「マイオルちゃん。根拠はないんだけれど、あのカメレオンは害がない気がする。むしろ味方というか……」
「また何か感じる?」
「うん。多分樹龍の遣いか何かなんじゃないかと思う」
セネカは何も感じない。巫女にしか分からないものがあるのかもしれない。
「プラウティアは樹龍の気配を嫌がっていなかったっけ?」
「うん、そうなんだけどね。強さも混じっているけれど、それだけじゃない気がするの。水をかけた時にお花が喜んでいるように感じるのに似ているというか、そういう種類の感覚だと思う」
「なるほどね……。確かに敵意は感じないけれど、それが罠かもしれないし、難しい判断になるわね」
マイオルは少し黙ったあとで魔力を身体に巡らせ始めた。
「ここが使い所だと思うから[導]を発動するわ」
マイオルは奥の手の一つをここで使うことにしたようだ。セネカもここが分かれ道のように感じていたので良い判断だと思った。
「……カメレオンがプラウティアの肩に乗っている様子が見えたわ。ニーナ、セネカ、悪いけれどカメレオンを捕まえて来てくれるかしら。メネニアとルキウスに防護魔法をかけてもらいましょう」
セネカが頷くと同時に身体が淡く光った。振り向くとルキウスとメネニアと目が合った。すぐに魔法を使ってくれたのだ。
「ニーナ、私が補助するね。ニーナの方が捕まえるのが得意だと思うから指示して」
「分かった。少し引き目に構えていて、もし素早く動いたら追って欲しい」
ニーナは持っていた槌を地面に置き、防具を外し始めた。身軽になり木に登るつもりなのだ。セネカもそれに合わせて持ち物を整理する。
カメレオンは見つけた時と全く同じ体勢で、速く動くようには見えない。だが、魔物のはずなので保険をかける必要はある。
「じゃあ、行こっか」
ニーナの後ろについてセネカは木を登り始めた。音を立てないように気をつけているためかゆっくりだけれど、ニーナの動きには迷いがない。
セネカも問題なく付いて行く。そしてとある枝の付け根の部分で止まった。ニーナはそこからさらに進んで、カメレオンの近くに着いた。
登りながらも何度かチラチラ見ていたけれど、カメレオンは動かなかった。こちらに気づいていないというよりは、待っているかのようにセネカは感じてしまった。
ニーナと目が合う。セネカは頷き、ニーナとカメレオンに意識を集中させる。
そしてグッと息を止めた瞬間、ニーナが機敏な動きでカメレオンを捕まえた。両手に収まるくらいの大きさだ。
「……おとなしい」
ニーナは素手でカメレオンを捕まえたが暴れてはいないようだ。むしろ緩い空気すら醸し出している。
木の下を見るとモフが着地用の綿を出してくれていた。まずはニーナが飛び降り、セネカは後に続いた。
「このカメレオン、木に擬態していたってよりは、木そのもので出来てるみたい」
みんなのところに戻ってからニーナが教えてくれた。カメレオンはニーナの両手の平に乗せられていて、気持ちよさそうに目を閉じている。
だがプラウティアが近づいた途端、カメレオンは目を開けてペロンと舌を出した。
「プラウティアに近づきたがっている。肩に乗せる?」
ニーナはプラウティアとマイオルを順番に見た。そして二人が頷いたのを確認してから、プラウティアの肩にカメレオンをそっと乗せた。
『ぷぃ』
声というよりはそんな音が聞こえてきた。
「とりあえずは落ち着いているようね。ケイトーさん、今は大人しいけれど、何かあったらすぐに始末してください」
「あぁ、そのつもりだ」
朗らかな空気が流れていたけれど、マイオルの言葉で引き締まった。
「マイオル、これからどうする? 見える範囲は全部真っさらだけれど」
セネカが聞くとみんなも近寄ってきた。
「そうねぇ、ここを起点に探索するしかないかもしれないわね。まだ時間はあまり経っていないけれど、今日の野営地のことも意識し始めないといけないわ」
「ドルシーラが簡易の時計を作ってくれたけれど、ここの陽の間隔が正しいかも分からないし、計画的に進まないとだよね」
セネカは腰に手を当てた。簡素な魔具があるのだ。上下逆さになっても動く砂時計のようなものらしい。
「進むのは良いが、少し状況を整理しないか? 情報量が多いし、それぞれが感じたことも違うだろうから今のうちに聞いておきたい。本来であれば夜にやることだと思うが、序盤は慎重でも良いと思うんだ」
プルケルがそう言った。真っ当な意見だったので全員で休憩しつつ、簡単に意見交換をすることとなった。
そして会議が始まって少しした頃にプラウティアが口を開いた。
「……あ、あの、話を止めちゃいますが聞いてください。この子、ずっと同じ方を向いているんです。私が動いてしばらくするとゆっくり方向を変えるんです。多分ですけれど、木にいたときと同じ方角だと思います」
セネカは人差し指でカメレオンの頭をちょんちょんと撫でた。避けられなくて良かったと胸を撫で下ろした。
セネカはすぐに共有した。全員、臨戦態勢に入っているのが見える。
「【探知】を続けていたけれど分からなかったわ。別の場所に飛ばされたと考えた方が良いかもしれないわね」
改めて周囲を確認する。あれだけいた魔物たちは消えていて、砂地が広がっている。その中に何故か木が一本だけあって、独特な見た目をしている。
セネカにはその木はキノコに見えた。幹から広がる枝がキノコの傘みたいだし、枝が細かくてひだのように見える。上側にだけ葉があって緑に色づいている。
「リュウケツジュ⋯⋯」
プラウティアがつぶやいた。木の名前だろうか。
「あまり詳しくないのですが、遠く離れた地にこのような形の木があると本で見たことがあります。名前はリュウケツジュで、木を傷つけるとまるで血のように赤い樹液が出るそうです」
「龍の作った領域にリュウケツジュ……。なんかあからさまだね」
ルキウスがそう言って頬をかいた。意味深を超えて何だかそのままだとセネカも感じた。
「あっ! カメレオンだ!!」
ニーナがほんのちょっとだけ飛び上がった。ニーナは動物に詳しいが、中でも爬虫類や両生類の知識が随一だ。
ニーナが指す方を見たけれど、何も見つからなかった。
「ニーナ、本当にいる?」
「うん。でも木とほとんど同じ色をしているから見づらいかも」
「なんでこの距離でそれを見つけられるのよ……」
マイオルが呆れたように口に出した。この距離だとセネカも見つけられる気がしない。
「ニーナは昔から背景と同化した生き物を見つけるのが得意だからね」
補足したのはファビウスだ。神域に入ってからは口数が少ない。
プラウティアを救おうと力が入り続けているように感じる。
「もう少し近づきましょうか」
マイオルの指示に従って、セネカたちはゆっくりと木に近づいた。セネカは徐々に警戒を強めていく。
「あ、見つけた」
セネカがそう言ったのを皮切りにガイア、ファビウス、ケイトー、モフ、プラウティアが続いた。マイオルとルキウスは目を擦っている。
本当に木の肌と同じ色だ。影があるから何とか分かったけれど、そうでなかったらかなり近づかないと分からなかっただろう。
ニーナは流石の技量だが、慣れた生き物だとたまにこういうことがある。セネカもほかの人には見えないはずの動物の痕跡がまるで浮かんでいるかのように見えることがある。
「他には何も見つからないけど、どうする?」
「うーん、そうねぇ……」
ニーナの質問にマイオルは腕を組んで考え始めた。
「マイオルちゃん。根拠はないんだけれど、あのカメレオンは害がない気がする。むしろ味方というか……」
「また何か感じる?」
「うん。多分樹龍の遣いか何かなんじゃないかと思う」
セネカは何も感じない。巫女にしか分からないものがあるのかもしれない。
「プラウティアは樹龍の気配を嫌がっていなかったっけ?」
「うん、そうなんだけどね。強さも混じっているけれど、それだけじゃない気がするの。水をかけた時にお花が喜んでいるように感じるのに似ているというか、そういう種類の感覚だと思う」
「なるほどね……。確かに敵意は感じないけれど、それが罠かもしれないし、難しい判断になるわね」
マイオルは少し黙ったあとで魔力を身体に巡らせ始めた。
「ここが使い所だと思うから[導]を発動するわ」
マイオルは奥の手の一つをここで使うことにしたようだ。セネカもここが分かれ道のように感じていたので良い判断だと思った。
「……カメレオンがプラウティアの肩に乗っている様子が見えたわ。ニーナ、セネカ、悪いけれどカメレオンを捕まえて来てくれるかしら。メネニアとルキウスに防護魔法をかけてもらいましょう」
セネカが頷くと同時に身体が淡く光った。振り向くとルキウスとメネニアと目が合った。すぐに魔法を使ってくれたのだ。
「ニーナ、私が補助するね。ニーナの方が捕まえるのが得意だと思うから指示して」
「分かった。少し引き目に構えていて、もし素早く動いたら追って欲しい」
ニーナは持っていた槌を地面に置き、防具を外し始めた。身軽になり木に登るつもりなのだ。セネカもそれに合わせて持ち物を整理する。
カメレオンは見つけた時と全く同じ体勢で、速く動くようには見えない。だが、魔物のはずなので保険をかける必要はある。
「じゃあ、行こっか」
ニーナの後ろについてセネカは木を登り始めた。音を立てないように気をつけているためかゆっくりだけれど、ニーナの動きには迷いがない。
セネカも問題なく付いて行く。そしてとある枝の付け根の部分で止まった。ニーナはそこからさらに進んで、カメレオンの近くに着いた。
登りながらも何度かチラチラ見ていたけれど、カメレオンは動かなかった。こちらに気づいていないというよりは、待っているかのようにセネカは感じてしまった。
ニーナと目が合う。セネカは頷き、ニーナとカメレオンに意識を集中させる。
そしてグッと息を止めた瞬間、ニーナが機敏な動きでカメレオンを捕まえた。両手に収まるくらいの大きさだ。
「……おとなしい」
ニーナは素手でカメレオンを捕まえたが暴れてはいないようだ。むしろ緩い空気すら醸し出している。
木の下を見るとモフが着地用の綿を出してくれていた。まずはニーナが飛び降り、セネカは後に続いた。
「このカメレオン、木に擬態していたってよりは、木そのもので出来てるみたい」
みんなのところに戻ってからニーナが教えてくれた。カメレオンはニーナの両手の平に乗せられていて、気持ちよさそうに目を閉じている。
だがプラウティアが近づいた途端、カメレオンは目を開けてペロンと舌を出した。
「プラウティアに近づきたがっている。肩に乗せる?」
ニーナはプラウティアとマイオルを順番に見た。そして二人が頷いたのを確認してから、プラウティアの肩にカメレオンをそっと乗せた。
『ぷぃ』
声というよりはそんな音が聞こえてきた。
「とりあえずは落ち着いているようね。ケイトーさん、今は大人しいけれど、何かあったらすぐに始末してください」
「あぁ、そのつもりだ」
朗らかな空気が流れていたけれど、マイオルの言葉で引き締まった。
「マイオル、これからどうする? 見える範囲は全部真っさらだけれど」
セネカが聞くとみんなも近寄ってきた。
「そうねぇ、ここを起点に探索するしかないかもしれないわね。まだ時間はあまり経っていないけれど、今日の野営地のことも意識し始めないといけないわ」
「ドルシーラが簡易の時計を作ってくれたけれど、ここの陽の間隔が正しいかも分からないし、計画的に進まないとだよね」
セネカは腰に手を当てた。簡素な魔具があるのだ。上下逆さになっても動く砂時計のようなものらしい。
「進むのは良いが、少し状況を整理しないか? 情報量が多いし、それぞれが感じたことも違うだろうから今のうちに聞いておきたい。本来であれば夜にやることだと思うが、序盤は慎重でも良いと思うんだ」
プルケルがそう言った。真っ当な意見だったので全員で休憩しつつ、簡単に意見交換をすることとなった。
そして会議が始まって少しした頃にプラウティアが口を開いた。
「……あ、あの、話を止めちゃいますが聞いてください。この子、ずっと同じ方を向いているんです。私が動いてしばらくするとゆっくり方向を変えるんです。多分ですけれど、木にいたときと同じ方角だと思います」
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