俺は悪役王子様！

1.幼少期！

24.作戦実行、前編！

母上を除いた、一同を転移させた。もう、皆は驚かない様子。


「エレーナ。ちょっと、ユニークスキル発動出来る？」
「・・・グレイシアの頼み事なら聞きます。でも、今は、王妃様のご容態を見た方が良いのでは？」


エレーナに言われて、王妃様の様子を窺う。苦しそうである。もうすでに、妊娠高血圧症候群にかかっている可能性があるようです。早いな・・・。でも、意識があまりなく、呼吸も浅い。早くしなくては。


「光魔法をかけてはくれないだろうか？」
「・・・かけてもいいけど、多分、変わらないねっ☆お腹の中に、神の加護を受けられなかった者がいるのだから。その子供にエネルギーを吸われるよ？余計に、王妃様のご容態が急変する原因になるかもしれない。」


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「作戦は、まず僕がスマートフォンを操作して、神の加護を得られなかった子供のステータスともう一人の子供のステータスを出すよっ。その際、僕はスマートフォンを左手で持つ。エレーナは左手で僕の左手を握ってスマートフォンに触れて、右手は王妃様のお腹に手を当てて。その時、王妃様のお腹の真ん中辺りを触れてほしい。それで、ユニークスキルを発動させてほしい。ルシアン王子は右手で僕の左手のスマートフォンに触れて、左手は王妃様のお腹の真ん中に触れる。こっちも、ユニークスキルを発動させてほしい。・・・あとは、僕のユニークスキルで何とかしてみせる。」


作戦を聞いた一同は恐れおののいた。でも、覚悟を決めたような口調で、グレイが頼むので、皆覚悟を決めた様子。


グレイはスマートフォンを操作して、ステータスを表示させる。・・・やっぱり、現場に来るのと、オンライン診療とはちょっと、様子が違っていた。弱々しいが、二人のステータスを出す事が出来た。エレーナもルシアン王子も手をつかんだ。王妃様のお腹にも触れている。


「・・・僕は、準備完了。エレーナは王妃様達の子供のステータスを大きく表示して！！」
「はい！！」


グレイの前に大きく二人のステータスが表示される。

【ステータス】

【名前】
【種族】人間【性別】男性 【年齢】0歳
【称号】第八王子、スキルゲッター

【Lv】5
【HP】50/500
【MP】100/500
【Luck】489

【攻撃力】300 【防御力】500
【魔法攻撃力】400 【魔法防御力】 600
【敏捷性】700


【魔法】
火魔法 Lv.1
水魔法 Lv.1
土魔法 Lv.1
風魔法 Lv.1
生活魔法 Lv.5

【スキル】
殺気 Lv.1 見切り Lv.1
威圧 Lv.1 剣術 Lv.1 瞬間記憶 Lv.1
念話 Lv.1  鑑定 Lv.1
初級読解能力 Lv.1 気配察知Lv.1
加速 Lv.1

【ユニークスキル】
パーティクル・スロットル

次の経験値まであと500

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【ステータス】

【名前】
【種族】人間【性別】女性 【年齢】0歳
【称号】第三王女、スキルゲッター、神の加護を受けられなかった者

【Lv】5
【HP】1,500/1,500
【MP】1,500/1,500
【Luck】

【攻撃力】500 【防御力】850
【魔法攻撃力】650 【魔法防御力】 1,000
【敏捷性】1,500


【魔法】
火魔法 Lv.1
水魔法 Lv.1
土魔法 Lv.1
風魔法 Lv.1
生活魔法 Lv.5

【スキル】
殺気 Lv.1 見切り Lv.1
威圧 Lv.1 剣術 Lv.1 瞬間記憶 Lv.1
念話 Lv.1  鑑定 Lv.1
初級読解能力 Lv.1 気配察知Lv.1
加速 Lv.1

【ユニークスキル】
パーティクル・ルーレット

次の経験値まであと7,500

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「よーしっ☆いきますかっ♪」
「あぁ、頼んだ！！」
「・・・何で、名前がないんですか？」
「・・・生まれてもないからじゃない？でも、僕はねっ。」


グレイは右手で操作していく。第三王女ちゃんのステータスを『アナグラム』で値を変えていく。それを皆、見守っていた。