俺は悪役王子様！

1.幼少期！

23.交渉成立！

「ふーん？これは・・・面白い事になりそうっ♪」
「おまっ、他人に自分のステータス見せるとか、バカか！？」


「あっ。うっかりしてた。」
「でも、どうせなら、僕のユニークスキル発動して、見せるね。」


加速スキルで、高速で手を動かす。思わず、ルシアン王子の動きが止まる。そして・・・。

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「ふぅ・・・。出来たっ。」
「・・・ん？えっ！？」


ルシアン王子やヴァリーにエレーナも驚く。ルシアン王子のステータスはこんなもの。


【ステータス】

【名前】ルシアン・レイフォルク
【種族】人間【性別】男性 【年齢】7歳
【称号】第四王子、スキルゲッター、神の加護を受けた者、神に愛された者

【Lv】53
【HP】4,534/4,534
【MP】5,628/5,628
【Luck】2,872,583

【攻撃力】5,682 【防御力】5,129
【魔法攻撃力】6,019 【魔法防御力】 6,001
【敏捷性】33,507


【魔法】
火魔法 Lv.36
水魔法 Lv.47
土魔法 Lv.26
風魔法 Lv.59
王族魔法 Lv.∞
生活魔法 Lv.1,000

【スキル】
殺気 Lv.500 見切り Lv.1,200
威圧 Lv.1,200 剣術 Lv.1,500 瞬間記憶 Lv.1,000
念話 Lv.500  鑑定 Lv.2,000
上級読解能力 Lv.1,000 気配察知Lv.500
加速 Lv.1,200

【ユニークスキル】
ホイール・オブ・フォーチュン

次の経験値まであと1


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なんか、新しい称号が出来ちゃった。でも、運に極振り。これなら、ルシアン王子のユニークスキルを発動させるのがいい方向に向かっていく。


「・・・なんか、運がかなり高いっ！？何、それに神に愛された者って称号は！！」
「それは、なんか、運を極力上げてみたら、出来ちゃった。」


「グレイシアは何をしたんですか？」
「ん？エレーナ。僕のユニークスキルは『アナグラム』と『ガチャスキル』。『アナグラム』はステータスのデータ値を変えられる事が出来る。でも、ステータスにない数字や文字を入力する事や削除する事は出来ないの。」
「へぇー？スゲーな。俺のホイール・オブ・フォーチュンは運の値を上げる事しか出来ないんだ。」
「あと、もうステータスしまっていいよ。これを上手い事、使えば、何とかできると言えば出来る。これが、三つめの選択肢。どうするかなっ？」



ルシアン王子はステータスをしまうと、考え込む。そして、真面目な顔つきでこう、問う。


「三つめの選択肢は・・・上手く出来るよな？皆を救えるよな？」
「その為に、ルシアン王子の運を極力上げたんだよっ？でも、一か八かの賭けにはなるかなっ？」
「・・・だったら、一か八かの賭けに乗ってやる！」


グレイは少し嘲笑気味。


「・・・これに対する対価はどんな事を叶えてくれるのかなっ？」
「えっ？」
「運の値を変えたのは、サービス💕・・・けれど、王妃様を助けるなら、話は別になるよねっ♪」


ルシアン王子は、グレイがこういう性格なのをすっかり忘れていたようである。


「じゃあ・・・借りを一つで・・・。」
「はーい♪じゃあ、それでっ！！これは、大きな貸しになるかもー？」
「・・・もう、すでに、借りをいくつも作っている気がする・・・。」


グレイは満面の笑みで、ルシアン王子は頭を抱え込んでいる。両者の違いはどこにあるのだろうか？少し考え込みながらも、俺達は、王城の王妃様の部屋へと転移スキルで、向かうのだった。