巻き込まれ召喚~影が薄いのに神ですか!?~

水魔沙希

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第一章 目立つのは好きでないので逃亡しましょう。

とりあえず僕に仕える神巫覡さんのようです。

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☆☆☆☆☆☆

夕食を済ました後、僕は書斎に行きます。本がいっぱいで、今から本当に楽しみ。リンゼルさんも何故か、僕についてきます。あれ?僕、影薄いはずなんですが、どういう事なんでしょう?ちょっと、ステータス確認してみましょうか?


【ステータス】

名前 リンゼル・フォルト 性別 男性 年齢 16

職業 捨てられた貴族青年 神巫覡

Lv.24

HP 2,758/2,758
MP 14,720/14,720

攻撃力 1,367
防御力 2,485
敏捷性 3,512
運 error

火魔法 Lv.4
水魔法 Lv.7
風魔法 Lv.10
土魔法 Lv.6
光魔法 Lv.1
闇魔法 Lv.1

スキル
鑑定 Lv.20 剣術 Lv.13 体術 Lv.21 威圧 Lv.15 殺気 Lv.17

ユニークスキル
神巫覡の演舞


所持金 162G


神巫覡ですと!?僕に仕えるんですか!?だから、僕の存在を把握出来る訳ですか?とりあえず、捨てられた貴族青年と言う事は理由があって、捨てられている訳ですから、まず、理由を聞きましょう。


「リンゼルさんは何故、捨てられてしまったのですか?」

うっと言葉に詰まる。しかし、今は逃がしません。しばらくして、観念したのかポツリと話し出す。

「それは・・・僕が弱いからです。弱いから捨てられました。」

えーと?これで、弱いと言われたら、スキル面では負けているのだけど、〈アナウンス〉さん、説明できます?

『承知しました。おそらくですが、彼の話は本当のことでしょう。しかし、陽翔様にお会いになられたことで、本来持っている力を存分に発揮されたのかと。彼はこのステータスを確認していないのでしょう。この者は陽翔様に仕える者。だから、陽翔様の存在感が薄いにも関わらず、認識できているのでしょう。』

・・・ん?勇者召喚の際、神巫女いませんでした?彼女も僕に気付いていた?それは、まずいことを知ってしまいましたね。

☆☆☆☆☆☆
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