巻き込まれ召喚～影が薄いのに神ですか！？～

第二章 神が及ぼす影響について。

勇者召喚された事についての話。 大翔Side

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中庭にやってくると、彼は木陰で昼食を取っていた。声をかけようとすると、後ろから声をかけられる。

「大翔ー！！今日は外で昼食食べんの？」

と。本来は白石君に用があったから・・・なんて事を言ったら、彼が嫌がる事は予想できた。だから、適当に理由を端的に述べる。そうすると、彼女たちはその場で倒れてしまう。

えぇ！？何で！？俺、声かけただけだよ！？何かしたの？心配になって、近くに寄ると、顔が赤くなっていて、とてもじゃないけど、大丈夫じゃなさそうだ。彼女たちは大丈夫だと言うけれど、心配になる俺。でも、大丈夫なんて言うから、俺はついその言葉を信じてしまう。

そして、白石君に近寄ると、俺はその場から動けなくなった。足元を見ると、マンガでよく見るような魔法陣があるのが見えた。俺は魔法陣に引き込まれて、彼_白石君を巻き込んでしまう姿を見て、意識を失う。

気が付いたら、これもまたマンガで見るような神殿にいた。すでに、白石君は目が覚めていて、現状を確認しているように見えた。流石、冷静な人は違うな、と思ってしまった。巻き込まれたのは俺以外に、皇翔陽という高校一年生の青年に、柊千夏さんと名乗る高校生、近くの高校に通う平陽菜さんがいた。

神殿の奥から誰かがこちらに向かってくる。その人は俺達を召喚した事を謝罪していたが、俺は一つ違和感を覚える。

四人？五人の間違いではないのか？疑問に思ったが、この事に触れる事はせずに、召喚された理由を聞く。


勇者召喚。男だったら、一度は夢を見る出来事である。俺はその人の言われるままにステータスを確認する。俺は職業に勇者とあった。レベルは何故か121。高いなと思いつつもちらりと、白石君のステータスを見ると、俺は職業に驚いた。

職業に、神とはこれいかに。

彼こそ、この勇者召喚に一番の戦力になるのではないか。そう、思った。俺は白石君に声をかけようとすると、国王と名乗る人に遮られた。それから、魔王退治について話をしていた。その話をしている内に、白石君の姿は消えていた。

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