61 / 128
第1章 幼年期
ルナ王女のお茶会
しおりを挟む
☆☆☆☆☆☆
ルナ王女の主催するお茶会に招待された。俺の隣にはハルナさんがいる。ルナ王女は俺の隣にいるハルナさんを見てちょっとした殺気を放ったような気がするが、笑顔で答える。
「今夜は私の主催するお茶会にご参加いただきありがとうございます。」
ルナ王女はこれはこれは綺麗なドレスを着ている。しかも、ドレスに着られている感じがしない。とても美しい。
「こちらこそ、本日はこのような素晴らしい席にお招き頂きありがとうございます。・・・ルナ王女、とてもお美しいですね。」
笑って返す。これくらい素直に言っても文句は言われないだろう?ルナ王女はボッと顔を赤くする。あれ?俺、まずい事でも言ったかな?でも、素直にそう思ったのだから、仕方がない。俺はすぐ他の人に挨拶をされる。しばらくは挨拶回りが続き、くたくたに疲れてしまった。このお茶会にはルーラ兄さんは同席していない。何故なら、俺達二人が抜けたら、街が大変な事になるからだ。
でも、こんな修羅場をルーラ兄さんも乗り越えてきたのかな?ちょっと凄い。流石に、王族が主催しているお茶会なので、社交界デビューを意識した立食系のお茶会となっている。とはいえ、この国の社交界デビューは15歳なんだけどね。ルナ王女、社交界デビュー意識するの早くない?
俺はハルカのいる元で話を聞く事にした。
「やぁ、ハルカ。お茶会って大変なもんだね。」
ハルカも疲れた表情をしている。ハルナさんとは少し挨拶回りの関係上離れてしまったが、大丈夫だろうか?そんな事を思っていると、ハルカは口を開く。
「いやぁ・・・。本当に疲れた。たかが、挨拶回りをしただけなのに、ここまで疲れるとは思わなかった。・・・それとハルナだったら、大丈夫だよ。ほら、あれを見て。」
ハルカはハルナさんのいる方向に指をさす。指さした先にはハルナさんがいて、お菓子を頬張っている姿がまたまた可愛らしい。まるで、リスさんが食べているようで本当に可愛らしい女の子だな。
「ハルナさんはお菓子好きなの?」
「うん。本当は呼ぶつもりはなかったんだけど、ロイスの為ならハルナを呼ぶしかないと思ったんだ。あれで、結構なお菓子好きだから、会場のお菓子を食べられるだけ食べる算段だよ。きっと。・・・流石に、持って帰るとかされたら家の品位に傷がつくんだけどね。」
まぁ、可愛らしい悩みだな。でも、俺も疲れたから、一つお菓子を頂こうと。
☆☆☆☆☆☆
ルナ王女の主催するお茶会に招待された。俺の隣にはハルナさんがいる。ルナ王女は俺の隣にいるハルナさんを見てちょっとした殺気を放ったような気がするが、笑顔で答える。
「今夜は私の主催するお茶会にご参加いただきありがとうございます。」
ルナ王女はこれはこれは綺麗なドレスを着ている。しかも、ドレスに着られている感じがしない。とても美しい。
「こちらこそ、本日はこのような素晴らしい席にお招き頂きありがとうございます。・・・ルナ王女、とてもお美しいですね。」
笑って返す。これくらい素直に言っても文句は言われないだろう?ルナ王女はボッと顔を赤くする。あれ?俺、まずい事でも言ったかな?でも、素直にそう思ったのだから、仕方がない。俺はすぐ他の人に挨拶をされる。しばらくは挨拶回りが続き、くたくたに疲れてしまった。このお茶会にはルーラ兄さんは同席していない。何故なら、俺達二人が抜けたら、街が大変な事になるからだ。
でも、こんな修羅場をルーラ兄さんも乗り越えてきたのかな?ちょっと凄い。流石に、王族が主催しているお茶会なので、社交界デビューを意識した立食系のお茶会となっている。とはいえ、この国の社交界デビューは15歳なんだけどね。ルナ王女、社交界デビュー意識するの早くない?
俺はハルカのいる元で話を聞く事にした。
「やぁ、ハルカ。お茶会って大変なもんだね。」
ハルカも疲れた表情をしている。ハルナさんとは少し挨拶回りの関係上離れてしまったが、大丈夫だろうか?そんな事を思っていると、ハルカは口を開く。
「いやぁ・・・。本当に疲れた。たかが、挨拶回りをしただけなのに、ここまで疲れるとは思わなかった。・・・それとハルナだったら、大丈夫だよ。ほら、あれを見て。」
ハルカはハルナさんのいる方向に指をさす。指さした先にはハルナさんがいて、お菓子を頬張っている姿がまたまた可愛らしい。まるで、リスさんが食べているようで本当に可愛らしい女の子だな。
「ハルナさんはお菓子好きなの?」
「うん。本当は呼ぶつもりはなかったんだけど、ロイスの為ならハルナを呼ぶしかないと思ったんだ。あれで、結構なお菓子好きだから、会場のお菓子を食べられるだけ食べる算段だよ。きっと。・・・流石に、持って帰るとかされたら家の品位に傷がつくんだけどね。」
まぁ、可愛らしい悩みだな。でも、俺も疲れたから、一つお菓子を頂こうと。
☆☆☆☆☆☆
39
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
僕だけレベル1~レベルが上がらず無能扱いされた僕はパーティーを追放された。実は神様の不手際だったらしく、お詫びに最強スキルをもらいました~
いとうヒンジ
ファンタジー
ある日、イチカ・シリルはパーティーを追放された。
理由は、彼のレベルがいつまでたっても「1」のままだったから。
パーティーメンバーで幼馴染でもあるキリスとエレナは、ここぞとばかりにイチカを罵倒し、邪魔者扱いする。
友人だと思っていた幼馴染たちに無能扱いされたイチカは、失意のまま家路についた。
その夜、彼は「カミサマ」を名乗る少女と出会い、自分のレベルが上がらないのはカミサマの所為だったと知る。
カミサマは、自身の不手際のお詫びとしてイチカに最強のスキルを与え、これからは好きに生きるようにと助言した。
キリスたちは力を得たイチカに仲間に戻ってほしいと懇願する。だが、自分の気持ちに従うと決めたイチカは彼らを見捨てて歩き出した。
最強のスキルを手に入れたイチカ・シリルの新しい冒険者人生が、今幕を開ける。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる