チート転生～チートって本当にあるものですね～

第１章 幼年期

10歳の始まり。

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俺は10歳になりました。そんでもって、侯爵家当主です。ちょっと、早すぎませんかね？神子の優遇は時に辛いものです。そして、念願の中級魔法騎士ですよ？とはいったものの、魔法騎士学校に10歳から通う事になっていて、本来なら魔法騎士になったものは学校に行かなくていいはずですが、騎士道精神というものを知らないため、いくこととしている。5年間学校に行く事となる。

勿論ですが、ここに貴族の身分は関係ありません。俺が魔法騎士なのは秘密ですよ？ちなみに、ここにハルカはいませんが、代わりにウェルガーがいます。ウェルガーと楽しく学校生活を送っております。けれども、俺は街と行き来しているので、とても通学が非常に大変なので、新たに〈テレポート〉というスキルを構築しました。

そして、街には新たに政務官も来てくれています。俺のいない間は彼に任せています。名前はトトリ・マーロ。17歳でここの政務官になるにあたって、男爵の位を頂き、国から派遣された政務官です。身長は高く、茶髪に後ろ髪を結っていて、メガネをかけています。所謂、イケメンというやつですが、本人は堅物のように真面目です。仕事が本当に彼がいる事によってはかどります。

俺は本当に男しか知り合いが出来なくなった体質になったようです。けれども、魔法騎士学校には紅一点のマドンナがいるのだ。魔法騎士は何も男だけではないのだ。少ないながらも女の人はいる。俺は彼女とぜひとも知り合いになりたいね。

彼女はラン・ロンザートと言って、俺より2歳年上で、トップの成績を有している。ポニーテールで、緑髪のちょっとたれ目で可愛らしい見た目だが、その実力はまさに他とはずば抜けて抜きんでている。

よーし！魔法騎士の勉強もさておき、ここに来たからには彼女とお近づきになろう！

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