チート転生~チートって本当にあるものですね~

水魔沙希

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第2章 魔法騎士学校生活

俺の目的としていた事とちょっと違う。

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☆☆☆☆☆☆

ランさんとお近づきになろうと意気込んでみたものの、2歳上かつトップクラスの彼女に近付けるチャンスなどそうはない。俺は勉強に追い付け追い越せ状態で、手一杯だ。話せる友人もまだウェルガーくらい。友人も少しは欲しいところ。でも、俺の運が良かったのか、ウェルガーとは同じクラスである。

この学校では実力順という訳ではなく、普通に決められている。所属するクラスでは割と強い人達がいる。その中でも俺達はレベルは高い方であるが、凡人ってところかな。ただし、俺は成長率が半端なく高いけどな。本気出せる訳ないし。

ウェルガーはSS級魔獣を倒した事を言わなかった。それは本人だけの力でない事を知っているからか。こういうところ俺好きだなって思う。ウェルガーはカッコイイ。俺の周りには可愛い子とカッコイイやつしかおらんのか。でも、棚ぼた的な事もあるかも。

俺は移動教室の時、少し準備に手間取った為に廊下を走って移動していた。流石に、〈テレポート〉を使う訳にもいかなかったからな。その時、前に女の子がいるとは思わなかった。曲がり角で、その女の子とぶつかってしまった。

バァン!!

そんな音が聞こえるくらい、ぶつかってその反動か何かで俺はその子のステータスを見てしまった。

【ステータス】
【名前】エミリー・フォルティッシモ
【種族】人間 【性別】女性  【年齢】10歳
【称号】不運の神 天性のドジっ娘 (魔法が使えるのを知らぬ者) 


【レベル】21
【HP】2,421
【魔力】(15,450)
【攻撃力】2,432
【防御力】1,846
【敏捷性】1,906
【運】-20,000

【魔法】
(火魔法     Lv.7)
(水魔法     Lv.9)
(土魔法     Lv.8)
(風魔法     Lv.6)

【スキル】
殺気 Lv.1 威圧 Lv.1 剣術 Lv.1 体術 Lv.1 

【ユニークスキル】
フォーチュン・ユニオン

運低っ!そして、ステータスに出るくらいのドジっ娘って・・・?それに、この子も魔法が使えるのを知らないのか!!ここは魔法騎士学校ですよ?

・・・おっと、これは俺としたことがこういう時はまず謝らなくては。見上げて顔を見ると、それはそれは可愛らしい見た目の女の子だった。思わず俺はその子に見とれてしまった。

☆☆☆☆☆☆
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