チート転生～チートって本当にあるものですね～

第2章 魔法騎士学校生活

呪術師と対決。

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黒い靄を追いかけて、数分後俺達は呪術師と対面した。ウェルガーは早速叫ぶ。

「お前か？俺に呪いをかけようとしたのは！！！」

俺には、こいつが黒い靄を出しているのが見えた。つまりこいつが犯人だ。

【ほっほっほっ。これは面白い展開になってきたのぉ。しかも、此奴、エミリーという女子に呪いをかけたものと同一人物じゃのう。ウェルガーという少年はどう行動するのか見物よのぅ。】

ちょっと、神！！それ本当なの？

【此奴の過去を視れば、これくらい分かるわい。】

過去を視る？それは俺にも出来ちゃうかな？やってみよう！

〈過去視〉のスキル構築！スキル発動！

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幼き頃のエミリーさんの姿が見える。エミリーさんは旅人の占い師と名乗る人に声をかける。

「占い師さんは、私が魔法使えることが分かりますか？」

占い師もとい呪術師は答える。

「嬢ちゃん。この水晶に触れてみな？それで、反応を示したなら嬢ちゃんには魔力が存在するよ。」

エミリーさんは何の躊躇もなく、水晶に触れる。黒い靄が彼女を包む。そして、それは彼女の中に入り込む。

水晶は反応を強く示していた。よほどいいカモだったのかもしれない。それを知らないエミリーさんは物凄く喜ぶ。呪術師の口元はニヤリと嗤う。

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・・・本当に最悪。しかし、俺の〈過去視〉のスキルは隣にいたウェルガーにも伝わってしまっていた。

ウェルガーは肩を震わせる。その表情を怒りに満ちている。

「てめえか？エミリーに呪いをかけやがったのは。だったら、容赦はしねえ！！」

ウェルガーは呪術師に宣戦布告をした。

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