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第6話 地獄か試練か
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「……いつものヤツか。解った」
「――待て」
つるんぽいが『いつものヤツ』の準備にかかろうとした所をえるんぺいは呼び止めた。
つるんぽいは足を止め、振り返ることなく訊き返す。
「……何だ」
「――その前にビールを」
「……銘柄は?」
「――”アツァヒ・スーパードゥライ” を」
「ぶほッ!!?」
……俺の中のえるんぺいさんのイメージは完全に崩壊した。
名前は変だけど、包容力があって、美しくて、優しくて……世界の全てを見守る母のような……。
いつの間にか、机の上の俺たちの食事は消えてなくなっている。おそらく能力で消したのだろう。
つるんぽいがアツァヒの大瓶とジョッキを持ってくる。普通の居酒屋みたいだ。
アツァヒの瓶はよく冷えており、瓶から水蒸気が机を這い、膝元へ流れ落ちていく。ドライアイスのように……。
つるんぽいはえるんぺいにジョッキを渡し、アツァヒの瓶の栓をくないでこじ開け、注いだ……!
とくとくとくとく……
「――おっとっと」
えるんぺい・もっぱいぱいは目を閉じ、ビールを一気に流し込む……!
「ごくごくごく…………」
「――――――ぷはぁ」
何を見せられてんだ俺は。
上級神、えるんぺい・もっぱいぱいがジョッキで冷えた瓶ビールを飲み、穏やかな表情を浮かべている……。
程なくして、巨大な丼ぶりをつるんぽいが運んできて、えるんぺいの前に置く。
大量のマヨネーズとわさびが、フラクタル構造のように複雑に絡み合っていて、思わず目を奪われるほど芸術的だった。
えるんぺいは、巨大な丼ぶりを軽々と片手で持ちながら、口を全く汚すことなくかつ豪快に食べ進める。上品かつ大胆……。美しい。
だがその食べ物は……もはやジャンクフードだ。
俺は彼女が食べ終わるまで、ずっと見ていた。
見惚れるほど、完璧な食いっぷりだったからだ。
やがて完食し、机に丼ぶりを音を立てずに置く。驚くほど丼ぶりに汚れがついていない。
仕上げに彼女は喉を鳴らしながらビールを飲み切り、そして……!
「――――――ぷはぁ」
圧倒的な食事だった。ほんともう、いろいろと、圧倒的だった。
彼女が手を合わせると、ピカッっと一瞬だけ光が放たれた。
気づくと食器がすべて消えてなくなっている。
彼女が突然俺に目を合わせた。完全に見入ってしまっていたから動揺した。
「……何だ?」
「いつも……食べていらっしゃるんですか」
「いかにも」
「……意外とその……庶民的で」
「神らしくなくて悪かったな。不満か?」
「い……いえ、すごく……その……完璧でした」
「神だからな」
当然のように言い放つ。やはり神は人間と比べ物にならない存在なんだ。ここに来てから本当にそれを痛感している。
彼女は俺から目を離すことなく肘を机に置き、訊いてきた。
「そなたはこの神の世界に永遠に居るつもりか」
「ん……なにも考えてません」
「地獄へゆくか?」
「え……? じ、地獄……? なぜ……?」
「分らぬか?」
天国ではないのか!? 俺、そんな悪いことをしたのか!?
「……貴様、自殺しただろうが」
「……ッ!!」
つるんぽいは呆れるように冷たく言った。彼女はえるんぺいよりもグサっと物を言う。サディストだ。しかし、自殺は地獄生きの大罪なのか……!?
「自ら魂の鍛錬を放棄した者は、その罪を償わなければならないのだ。罪の重さは放棄の理由により差はある。……貴様の放棄の理由は何だった? ”凡” であることが嫌だったから死にました。だろ? 貴様は大罪を犯したのだ。本来なら今頃貴様は自殺者の堕ちる地獄としては最も過酷な地獄に堕ちる筈だった。それを姉上は救ったのだ」
「あ、ありがとうございます……」
「何がありがとうございます、だ? ……クズが」
「あ、す、すいませんッ!!」
つるんぽいは冷たい。さっきのビール瓶よりずっと冷たい目で俺を見下している。
泣きそうになってきた。いやもう半泣きだ。あんな軽々しく身を投げるべきじゃなかったんだ……。冷たくされて当たり前か……。
「人の子よ、決断せよ。地獄へ行くか、我々の課す試練を受けるか」
「……試練?」
「乗り越えられたなら、そなたの選択肢を増やしてやる」
「どういうことですか……?」
「地獄行きか、この神の世界に留まるか、蘇生か」
「蘇生……!?」
つまり、試練を乗り越えれば、俺は生き返ることができるのか!?
「そなたの最期の日の朝に戻ることになる。もちろんこの世界での記憶、自殺願望を消した状態でな」
「や、やりなおせるんですか」
「試練を突破できればな」
「し、試練に失敗したら……?」
「地獄に決まってるだろ? だが地獄にもいろいろあってな、貴様が勇気を持って自ら地獄へ行くと言えば、まだ苦しみの少ない方の地獄に堕としてやる。試練を乗り越えたうえで地獄へ行くのなら、長くてもたった50年でほぼ間違いなく転生できる最も希望のある地獄に連れて行ってやろう……。真面目に罰を受けて転生すれば、新しい人生が待っているぞ。運が良ければ、”凡”ではなく、いわゆる勝ち組として生まれ変われるかもしれん。それは貴様の地獄での行い次第だ。試練に失敗して堕ちるのは最下層の地獄だ。転生の可能性はゼロ。極めて苦しい地獄だ。言葉で言い表せないほど痛く、熱く、冷たく、悲しい。それが永遠に続く。極めて重大な殺人を犯した者や、幾万の人間を不幸にした者、そして神殺しがこの地獄で罪を償う。本来自殺した者が堕ちる場所ではない。なぜここまで過酷な地獄に落とされるのか? ……それはそもそも貴様はすでに地獄に堕ちているはずだからだ。我々が進言したとはいえ、貴様のようなクズが試練を受け、蘇生の可能性を得ようとする事など余りにも図々しい甘えなのだ」
「う…………」
どっちを選んでも文字通り地獄だ……!
「神の世界に留まれば、貴様にも説明した通り、色々な神と出会うことになる。姉上は神の中でも特に慈悲深く、慈愛に満ちている。貴様をいたぶって愉悦を感じようとはしない。私はこれでも比較的温厚な方だ。だがそれ以外の神は分からん。より慈悲深いかもしれんが、玩具にされるかもしれない。それに、邪神に見つかる可能性もある。邪神に捕えられれば……言うまでもなく拷問される。慈悲など無い。蘇生に関しては、先に説明した通りだ。さあ、もういいな? 選べ」
「か、考えさせ……」
「クズが。考える猶予すら貴様には過ぎたものだぞ? 第一貴様は」
「つるんぽい」
彼女はスッ、と手で制止し、つるんぽいの罵倒を止める。
つるんぽいは即座に止めた。感情から出る罵倒とは違う。ただ正論を述べているだけだった。
……俺は重圧に耐えかね、泣くしかなかった。
さっきつるんぽいは俺に憐れむような目を向けていたが、今は冷徹そのもの。言葉を濁すことはなかった。
もちろん、彼女の云うことは正しいのだが……。
しかし、地獄ってどのくらい苦しいんだろう……想像しただけでゾッとする。
でもきっとこの想像のはるか上なんだろうな……。
「そなたは我が妹が好きか?」
「え? ……ど、どういうことでしょう?」
突然、試練とか地獄などからかけ離れた次元の話に移ったので、一瞬理解が遅れる。俺はおそらく彼女の言葉に込められているであろう深い意味を探していた……。
「私のこと好きなのか?」
つるんぽいはニタニタしている。さっきの冷徹な目ではない。悪戯な眼差しだ。何度も見た表情。深い意味はなく直球の質問のようだ。
「優しいけど……でもちょっと怖いし、意地悪なところもあるけど……その……」
つるんぽいは俺の横にすり寄って、顔を近づけ、ささやくように訊いてきた。
「……嫌いか?」
「き、嫌いではないです」
「本当か?」
「……はい……す…好きです」
「ふふふ……ありがとう」
彼女は優しい笑みを浮かべ、俺の頬に口づけし、ぎゅうっと抱きしめてくれた。
暖かい。柔らかい。優しい。ありがたい……! また涙が出てきてしまった。
「ふふふ……こっちも少しは成長したんじゃないか?」
「あっ……! ちょ……」
股間をぎゅうっと握られた。さっきまで性的なことは全く頭になかったので、キスをされ、抱きしめられても反応はなかったが……。
「は、離して下さい……だ、だめだ……くうう……」
「……はあ、私の思い違いだったようだな」
「スイマセン……」
……この期に及んで全く成長のないバカ息子だった。
「――待て」
つるんぽいが『いつものヤツ』の準備にかかろうとした所をえるんぺいは呼び止めた。
つるんぽいは足を止め、振り返ることなく訊き返す。
「……何だ」
「――その前にビールを」
「……銘柄は?」
「――”アツァヒ・スーパードゥライ” を」
「ぶほッ!!?」
……俺の中のえるんぺいさんのイメージは完全に崩壊した。
名前は変だけど、包容力があって、美しくて、優しくて……世界の全てを見守る母のような……。
いつの間にか、机の上の俺たちの食事は消えてなくなっている。おそらく能力で消したのだろう。
つるんぽいがアツァヒの大瓶とジョッキを持ってくる。普通の居酒屋みたいだ。
アツァヒの瓶はよく冷えており、瓶から水蒸気が机を這い、膝元へ流れ落ちていく。ドライアイスのように……。
つるんぽいはえるんぺいにジョッキを渡し、アツァヒの瓶の栓をくないでこじ開け、注いだ……!
とくとくとくとく……
「――おっとっと」
えるんぺい・もっぱいぱいは目を閉じ、ビールを一気に流し込む……!
「ごくごくごく…………」
「――――――ぷはぁ」
何を見せられてんだ俺は。
上級神、えるんぺい・もっぱいぱいがジョッキで冷えた瓶ビールを飲み、穏やかな表情を浮かべている……。
程なくして、巨大な丼ぶりをつるんぽいが運んできて、えるんぺいの前に置く。
大量のマヨネーズとわさびが、フラクタル構造のように複雑に絡み合っていて、思わず目を奪われるほど芸術的だった。
えるんぺいは、巨大な丼ぶりを軽々と片手で持ちながら、口を全く汚すことなくかつ豪快に食べ進める。上品かつ大胆……。美しい。
だがその食べ物は……もはやジャンクフードだ。
俺は彼女が食べ終わるまで、ずっと見ていた。
見惚れるほど、完璧な食いっぷりだったからだ。
やがて完食し、机に丼ぶりを音を立てずに置く。驚くほど丼ぶりに汚れがついていない。
仕上げに彼女は喉を鳴らしながらビールを飲み切り、そして……!
「――――――ぷはぁ」
圧倒的な食事だった。ほんともう、いろいろと、圧倒的だった。
彼女が手を合わせると、ピカッっと一瞬だけ光が放たれた。
気づくと食器がすべて消えてなくなっている。
彼女が突然俺に目を合わせた。完全に見入ってしまっていたから動揺した。
「……何だ?」
「いつも……食べていらっしゃるんですか」
「いかにも」
「……意外とその……庶民的で」
「神らしくなくて悪かったな。不満か?」
「い……いえ、すごく……その……完璧でした」
「神だからな」
当然のように言い放つ。やはり神は人間と比べ物にならない存在なんだ。ここに来てから本当にそれを痛感している。
彼女は俺から目を離すことなく肘を机に置き、訊いてきた。
「そなたはこの神の世界に永遠に居るつもりか」
「ん……なにも考えてません」
「地獄へゆくか?」
「え……? じ、地獄……? なぜ……?」
「分らぬか?」
天国ではないのか!? 俺、そんな悪いことをしたのか!?
「……貴様、自殺しただろうが」
「……ッ!!」
つるんぽいは呆れるように冷たく言った。彼女はえるんぺいよりもグサっと物を言う。サディストだ。しかし、自殺は地獄生きの大罪なのか……!?
「自ら魂の鍛錬を放棄した者は、その罪を償わなければならないのだ。罪の重さは放棄の理由により差はある。……貴様の放棄の理由は何だった? ”凡” であることが嫌だったから死にました。だろ? 貴様は大罪を犯したのだ。本来なら今頃貴様は自殺者の堕ちる地獄としては最も過酷な地獄に堕ちる筈だった。それを姉上は救ったのだ」
「あ、ありがとうございます……」
「何がありがとうございます、だ? ……クズが」
「あ、す、すいませんッ!!」
つるんぽいは冷たい。さっきのビール瓶よりずっと冷たい目で俺を見下している。
泣きそうになってきた。いやもう半泣きだ。あんな軽々しく身を投げるべきじゃなかったんだ……。冷たくされて当たり前か……。
「人の子よ、決断せよ。地獄へ行くか、我々の課す試練を受けるか」
「……試練?」
「乗り越えられたなら、そなたの選択肢を増やしてやる」
「どういうことですか……?」
「地獄行きか、この神の世界に留まるか、蘇生か」
「蘇生……!?」
つまり、試練を乗り越えれば、俺は生き返ることができるのか!?
「そなたの最期の日の朝に戻ることになる。もちろんこの世界での記憶、自殺願望を消した状態でな」
「や、やりなおせるんですか」
「試練を突破できればな」
「し、試練に失敗したら……?」
「地獄に決まってるだろ? だが地獄にもいろいろあってな、貴様が勇気を持って自ら地獄へ行くと言えば、まだ苦しみの少ない方の地獄に堕としてやる。試練を乗り越えたうえで地獄へ行くのなら、長くてもたった50年でほぼ間違いなく転生できる最も希望のある地獄に連れて行ってやろう……。真面目に罰を受けて転生すれば、新しい人生が待っているぞ。運が良ければ、”凡”ではなく、いわゆる勝ち組として生まれ変われるかもしれん。それは貴様の地獄での行い次第だ。試練に失敗して堕ちるのは最下層の地獄だ。転生の可能性はゼロ。極めて苦しい地獄だ。言葉で言い表せないほど痛く、熱く、冷たく、悲しい。それが永遠に続く。極めて重大な殺人を犯した者や、幾万の人間を不幸にした者、そして神殺しがこの地獄で罪を償う。本来自殺した者が堕ちる場所ではない。なぜここまで過酷な地獄に落とされるのか? ……それはそもそも貴様はすでに地獄に堕ちているはずだからだ。我々が進言したとはいえ、貴様のようなクズが試練を受け、蘇生の可能性を得ようとする事など余りにも図々しい甘えなのだ」
「う…………」
どっちを選んでも文字通り地獄だ……!
「神の世界に留まれば、貴様にも説明した通り、色々な神と出会うことになる。姉上は神の中でも特に慈悲深く、慈愛に満ちている。貴様をいたぶって愉悦を感じようとはしない。私はこれでも比較的温厚な方だ。だがそれ以外の神は分からん。より慈悲深いかもしれんが、玩具にされるかもしれない。それに、邪神に見つかる可能性もある。邪神に捕えられれば……言うまでもなく拷問される。慈悲など無い。蘇生に関しては、先に説明した通りだ。さあ、もういいな? 選べ」
「か、考えさせ……」
「クズが。考える猶予すら貴様には過ぎたものだぞ? 第一貴様は」
「つるんぽい」
彼女はスッ、と手で制止し、つるんぽいの罵倒を止める。
つるんぽいは即座に止めた。感情から出る罵倒とは違う。ただ正論を述べているだけだった。
……俺は重圧に耐えかね、泣くしかなかった。
さっきつるんぽいは俺に憐れむような目を向けていたが、今は冷徹そのもの。言葉を濁すことはなかった。
もちろん、彼女の云うことは正しいのだが……。
しかし、地獄ってどのくらい苦しいんだろう……想像しただけでゾッとする。
でもきっとこの想像のはるか上なんだろうな……。
「そなたは我が妹が好きか?」
「え? ……ど、どういうことでしょう?」
突然、試練とか地獄などからかけ離れた次元の話に移ったので、一瞬理解が遅れる。俺はおそらく彼女の言葉に込められているであろう深い意味を探していた……。
「私のこと好きなのか?」
つるんぽいはニタニタしている。さっきの冷徹な目ではない。悪戯な眼差しだ。何度も見た表情。深い意味はなく直球の質問のようだ。
「優しいけど……でもちょっと怖いし、意地悪なところもあるけど……その……」
つるんぽいは俺の横にすり寄って、顔を近づけ、ささやくように訊いてきた。
「……嫌いか?」
「き、嫌いではないです」
「本当か?」
「……はい……す…好きです」
「ふふふ……ありがとう」
彼女は優しい笑みを浮かべ、俺の頬に口づけし、ぎゅうっと抱きしめてくれた。
暖かい。柔らかい。優しい。ありがたい……! また涙が出てきてしまった。
「ふふふ……こっちも少しは成長したんじゃないか?」
「あっ……! ちょ……」
股間をぎゅうっと握られた。さっきまで性的なことは全く頭になかったので、キスをされ、抱きしめられても反応はなかったが……。
「は、離して下さい……だ、だめだ……くうう……」
「……はあ、私の思い違いだったようだな」
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