最初の仲間は亡者でした〜適正職業は村人だがスキル「音色」で得た最強の従者達と共に間違ったこの世界をぶち壊していこうと思います〜

こーひー

文字の大きさ
1 / 3

1#始まり

しおりを挟む
「ハール様の適性職業は村人…です…」 

この世界では17歳になると自身の適性職業を神から教えて貰い、また、祝福としてスキルを授かる事ができる。職業やスキルに関してはランダムであり、適性職業が1つの子も居れば複数ある子もおり、スキルも同様である。

職業とはこれから過ごして行く上での指標となりそれに向かった成長を促してくれる。戦士であれば剣術が上達し安くなったり、魔術師であれば魔力量が上がりやすくなったりする。そして、自身の職業に合った道で経験を積んで行けば上位の職業に進化する事ができる。

「何?!ハール!!スキルはどうなっているんだ!!」

僕はその声に応じて自身のステータスを見せる

「ステータスオープン」

名前:ハール・クザン
性別:男
Lv︰4
職業︰村人
年齢:17
種族:人族
固有スキル:音色
スキル︰魔力付与5、剣術2、身体強化2、風魔法3

僕が授かったスキルは「音色」である。魔力付与では、僕は他人と比べると魔力量がとても多く幼少期から色んな物に対して魔力を流していていた為その時に得たスキルである。この世界においてスキルには2種類存在する。

固有スキルとは祝福で得ること以外に精霊や妖精との契約、ダンジョンのクリア等の特定の条件を突破する事で手に入る稀で強力なスキルである。

固有スキルに分別されないスキルは経験を積んで行くことや高額で取り引きされているスキルの書を使用する事で得られる。

「ハール…一応だ…音色の説明をしろ」

「はい、音色とは自身の発する歌や演奏が様々な物に対して響かせ引き寄せるといった力が備わるそうです。」

「なら、固有スキルに属するのだお前には昔から様々な楽器をやらせていたな何でも良いから引いてみよ。」

僕はそう言われるがままにピアノの前に座ると自身の好きな音楽を奏でる。少し引き終わると父がその場にいる者に確認を取る

「どうだった?」

すると、周りから上手で聴き入るがそれ止まりで固有スキルとしては使い物にならない等の声が上がる

「分かった…」

父は一言だけ呟くとその場に居た家来達を引き連れて家に戻るので合った。家に着いてから少しすると父に呼ばれた為部屋へと向かう

「ハールこれからはクザンの名を口にする事を禁止する。聡明なお前にならこの意味が分かるよな?」

「そうですか…やはり村人では貴族の恥と?」

「あぁ、お前はとても優秀であるがそれ以前に貴族社会では職業が物を言う。」

「良いのですか?そしたら、あの兄達がこの家を継ぐことになるのですよ?」

「問題無い、才女と呼ばれる者を侍らせる予定であるから財政はその娘にさせる。武の方に関してはお前も知っている通りで職業と相まって天才の域だからな問題は無いだろう。」

ハールは父の表情や物言いから何を言っても変わらないことが分かると1歩引きお辞儀をする

「ここまで育てて頂きありがとうございました。これからはハールとして生きています故失礼させていただきます。」

「あぁ、部屋にある物をまとめたらメイド長に言うと良い、餞別を渡してある。」

「お心遣い感謝します」

それから、ハールは旅支度を済ませて、メイド長に出て行くとを告げるとメイド長からはアイテムの沢山入るマジックポーチと金貨2枚が渡され一言「ハール様行ってらっしゃいませ」と言いお辞儀をするのであった。

▪▪▪▪▪

1人となったハールの父はとある人物に対して声を掛ける

「これで良いか?」

「あぁ、彼奴は優秀過ぎたからな」

「そうさ、貴族社会では多少職業が見られる事が合っても優秀であればやって行ける」

「それが困るんだよな~だが、お前は彼奴を捨てたそれが結果だよ」

「そうだな…それでどうするつもりだ?私を殺すのか?」

「おぉ、よく分かっているじゃねぇか!!」

そう言うと、黒い外套に身を覆っているものは刃物を持って近づく、ハールの父も動こうとするが体に力が入らずその場を動けずにいる

「体に力が入らない様子かな?それはそうと甘い良い匂いがするね~」

「っ!!毒か」

「そういう事。それじゃ、俺たちのために死んでくれ」

その言葉を最後にハールの父は意識が途切れる。翌日ハールの父は起こしに来たメイド長によって死体として発見される。

それから、ハールの兄達はこうなる事が分かっていたかのように葬式等を不備無く進めていき、長男のランス・クザンが正式に後を継ぎ、次男のトール・クザンは騎士団長となった。またランスが就任してから、人員の配置が変わり元領主をよく思っていた者達は居なくなっていた。

▪▪▪▪▪▪

この件を切っ掛けにしてハールがある事件を起こすのはまだ先のお話し
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

ちゃんと忠告をしましたよ?

柚木ゆず
ファンタジー
 ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。 「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」  アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。  アゼット様。まだ間に合います。  今なら、引き返せますよ? ※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした

阿里
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

処理中です...