最初の仲間は亡者でした〜適正職業は村人だがスキル「音色」で得た最強の従者達と共に間違ったこの世界をぶち壊していこうと思います〜

こーひー

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2#声の主

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クザン家は王国より伯爵家を授かっており、ハールは現在も学園に通っていたが17となり自身の領地で祝福を受けるため今は王都より遠い場所に位置する所に居る。

「まさか、家を出されるとは思わなかった…まぁ、国のために骨身を削らなくて済むと考えてゆっくり旅でもしながら気ままに過ごしていこうかな」

ハールは現在の状況にため息を吐きながらも次の事を考えて行動に移していく。ハールは学園での授業過程において冒険者として登録しており、E.D.C.B.A.S.SSと別れている中でCランクに位置しており、冒険者としても十分にやっていける実力である。

それから、自身の居るところから他国に行く事を考えて準備をして街を出るため門へと向かう

「これでこの国とも、街ともお別れだな…親友と呼べる者とはカード登録もしてるしいつか会えるだろう…」

ハールは今まで過ごして来た事を振り返り、目に涙を浮かべるがそれを手で拭うと大きく1回深呼吸をして門をくぐり抜け街を後にする。
本来であれば馬車等を使っていくのだが、如何せん資金が無いため地図を頼りに小さな村を経由しながら隣国へと向かう。

ハールの世界では魔族と昔いざこざが合ったが現在では協定を結び全種族が平和に過ごして生きている。そんな中でもハールの居た国は、人族主義であった。だが、ハールはその聡明さ故かどの種族に対しても公平に接していた。そんな、ハールが向かう国は共和国と呼ばれ全種族が平等な扱いを受け生活する事を掲げている国である。

「にしても、学園で野外の科目を受けていて正解だったな~」

ハールの向かっている村まで森の中で1泊しないと辿り着けない位置にあるためそんな事を零す。それから、4時間程歩いた所で休憩を取るためにその場に腰を下ろす。

「そういえば、マジックポーチには何が入ってるんだろう?」

そう言うとハールは腰に付けていたポーチを開き中身を確かめる

「わーお、水や食料が沢山だ!こんだけ入るポーチってそれなりにするんじゃ…それに、これはオカリナだっけか?懐かしいな」

ハールは食材をしまい久しぶりにとオカリナを手にして吹こうしたその時

「こんにちは、貴方は教会でピアノを引いてい人で間違いありませんね?」

どこからともなく聞こえてくる声に焦りを感じてハールは声をあげる

「何処にいる!!姿を見せろ!!」

そう言うと、ハールは剣に手を掛けて辺りを注視する

「申し訳ございませんが姿を見せることは出来ないのですよ。私はかつての戦争で命を落とした魔族でございまして…すみません。ちなみに名前はヴァッサゴと言って良き仲間からはサーゴと呼ばれていました。」

「っ!!古の魔族がそんな事を知ってどうするんだ?」

古の魔族とは遠い昔に平和な世界を支配しようとしており、勇者を筆頭とし他種族軍と戦っていた者達を指す。

「そうですね、意思も魔力も何も持たな魂で彷徨っていた所綺麗な音色が聞こえてきましてね、もう一度聞きたいと思ってあの教会から出てきた貴方に声を掛けたのですよ。」

「そうか、時間をくれ…」

ハールは深呼吸をして落ち着き今の状況について考えると口を開く

「あの時ピアノを引いていたのは俺だよ。だが、そんな事を知ってどうするんだ?俺はもうあの街には戻らんぞ?」

「良かった!!別にピアノでなくても問題ありません。貴方の奏でる音には何か響くものが合って忘れられないのですよ!!もし、良かったら手に持ってる楽器で演奏して頂けませんか?お礼はもちろん致します!!」

「別に良いよ、ちょうど休憩しようとした所だし。それに古の魔族っていっても悪い感じはしないからな」

そう言うと、ハール目を閉じてオカリナで音を奏で始める。木々はその音に聞き入るように静かになり、風はハールの音を何処までも届くように優しく吹き抜ける。

演奏が終わるとハールは目を開ける、そこには燕尾服を着た赤い髪が特徴的な男性が座っていた。ハールは幻でも見たかのように目を擦るとそこに居たものは消えて変わりヴァッサゴの声が耳に届く

「とても素晴らしかったです!!お礼をする前に貴方のお名前を聞かせてくれませんか?」

「俺の名前はハールだよ。お礼に関しては要らないよ、俺も久しぶりに楽しく楽器を引けたからな!」

「そう言いますが…は!!!」

ヴァッサゴは何かを思案しているように呟いていたが急に大きなあげる

「っ!!何だよ、いきなり。」

それから、ヴァッサゴが口にしたのはハールを再度警戒させるので合った。
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