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○月×日『僕達の和解』
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僕を呼ぶ声がした。
ゆず、
ゆず、
矢野くん?
僕のことを"ゆず"と呼ぶのは1人だけだ。
「……やのく……?」
重い瞼を開く。
眩しくて、やっとで開くと、視界に矢野くんがいた。
金色の髪、ブルーの瞳、少し怖い顔をしてる。
「ゆず、お前……」
「ストップ。昂平くん、そんな怖い顔しないの」
そう言って矢野くんを遮ったのは、とても懐かしい人だった。
「まことくん、久しぶりだね、覚えてる?」
僕は小さくうなづいた。
笹川龍司さん。
前にお世話になったことがあるお医者さんだ。
「昂平くんに連絡もらってね。ここは俺の部屋だよ」
そう言われて、ゆっくりと視線を矢野くんと先生の他に移して見る。
確かに、見慣れない部屋だ。
広くて、清潔感のある……それに、大きなベッド。
きっと寝室なんだろう。
「過換気症候群だよ。俺が駆けつけた時には昂平くんとその友達?が処置してくれてたけど……。顔色、だいぶ良くなったね」
そう言って先生が僕の頬を指で撫でる。
その手を矢野くんが掴むと、僕から引き離した。
「もう問題ないんだろ。」
「君と2人にすると何するかわからないから不安なんだけど?」
「話するだけだ。」
「わかった。けど、無理させるなよ。過換気症候群てのは精神的ストレスや…」
「わかったから。」
2人が言い合ってるのを横目に、まだハッキリしない頭で自分なりに状況を整理してみる。
山梨先輩と昼食を一緒にして、花村さんにアパートに連れ込まれた。
アパートに入ったとこまでは覚えてる。
けどその先の記憶が全くない。
「おい」
思い出そうと、考え込むと、矢野くんに遮られた。
どうやら先生は退室したようだ。
「お前あそこがどこだかわかって行ったのかよ」
あそこ……?
アパートのことだろうか。
「ろくでもねぇ連中の溜まり場だぞ。乱交なんてしょっちゅうだ。花が、お前は欲求不満だから誘ってやったら付いてきたって」
乱……?
矢野くんの言ってることがすぐに理解出来なくて、口を開けずにいると、矢野くんが鬱陶しそうな表情をして舌打ちをする。
「勝手にすりゃいいけど、俺をまきこむんじゃねえよ。花からお前がぶっ倒れてるから引取りに来いって連絡きたんだぜ。なんで俺が……」
そこで矢野くんの言葉が途切れる。
僕の頬を、大粒の涙が転がり落ちたからだ。
とめどなくボロボロと零れる。
けれど、真っ直ぐに矢野くんを見た。
「……ぼくが、花村さんに、ついていくわけないのに…」
花村さんのデタラメを鵜呑みにして、僕を説教し出す矢野くんに、悲しくなった。
「どうでもいいなら…放っておいてよ……」
「……どうでもいいなんて、いってねえだろ」
「どうでもよくなかったら……なんで聞いてくれないの…?ぼく、何も言ってないのに、なんで花村さんの言うこと信じるの…?」
何があったんだと、僕に聞いてくれたらいいのに。
そこまで矢野くんは僕に関心がないのかと、悲しくて涙が止まらなかった。
「……ずっと、小さい頃からずっと一緒にいるのに……ぼくより他の人を、他の人と……」
そもそも、僕が知る限り矢野くんとの間に溝ができたのは、中学三年の春だ。
それまでは普通に友達だったのに。
無理矢理抱いて、関係を壊したのは矢野くんだ。
見えない恐怖に萎縮しているうちに、全部が矢野くん一色になっていた。
なのに矢野くんは僕の知らない誰かと触れ合い、僕に応えてはくれなかったんだ。
「……なんでわかってくれないの…?矢野くんが他の人のとこに行っちゃうのが嫌で告白したんだよ……?僕を好きじゃないなら、なんであの日抱いたの…」
「……なんで急にそこまで話が遡るんだよ。……まず、お前より花を信用したわけじゃねえよ。アイツもろくでもねぇんだ。それは知ってるだろ。お前の携帯から花が連絡してきたんだ。それで焦った。行ってみればお前はぶっ倒れてて花がお前にビニール袋当ててるから、やばい薬でもやられてんじゃねぇかと思うだろ。実際部屋ではヤバイことやってるみたいだったし、救急車なんて呼べねえから、お前の携帯使ってあの医者に連絡した」
そうして先生が駆けつけて、気をきかせて病院ではなく自宅で治療してくれたという流れのようだ。
「俺は、お前に、花とは関わって欲しくない。アイツは俺とお前の関係が面白くなくてお前に近づく。」
「……花村さんも、矢野くんが好きなんじゃ……」
「ねぇよ。アイツとはそんなんじゃねえ。高校上がって、目をつけられたのは確かだけど、完全に体目的。あの日、俺の部屋で花の前でゆずを抱いたのも、牽制したかったからだ。」
柚野まことは自分のものだから手を出すなと、牽制したかった。
そこに色々な誤算があったのは爪が甘かったというところらしい。
「…………あんなふうにするつもりじゃなかった。…クラスの女に、ちやほやされてたろ、お前」
どうやら、話はさらに遡って中学三年の頃のことを言っているようだ。
確かに、僕はクラスの女の子にチヤホヤされていたかもしれない。
けれどそれは、周りの男子生徒より華奢で女ように小さい僕をお人形のように愛でていたのだろう。
「お前こそ、何もわかってない。だから、呑気にしてるお前見てイラついた。でも、あんな抱き方するつもりなかった……頭に血が上って……ごめん」
矢野くんに謝られて、あまりにビックリして涙も止まってしまった。
つまりは、ヤキモチを妬いた末の出来事だったということだろうか。
話を遡らせたのは自分だったけど、矢野くんからこんな話が聞けるとは思っていなかったから、素直に驚いてしまって、言葉も出なかった。
「お前、俺が風呂入ってる間に帰っただろ。」
「ぁ…」
パニックになって、逃げるように矢野くんの部屋を出たのを覚えてる。
「頭冷やして、部屋に戻ったらいないから、謝り損ねたし、弁解もし損ねた。何事も無かったみたいになって、お前は俺に怯えるようになって、俺のこと好きだってのも、恐怖からだと思った」
「……ちがうよ……?」
「……今はわかってる。でも俺は、お前のこと、ゆずのこと、ゆずと同じ意味で好きかって聞かれたら、どこか違う気がする」
僕の手を、矢野くんが優しく握ってくれる。
少し冷たい矢野くんの手が気持ちよかった。
「でも木崎さんと付き合うのは、気に入らない。」
好きだと言ってくれた訳では無いのに、嬉しいと感じるのはなんでだろう。
「……あの、矢野くん」
「ん?」
「…………ぼく、篤也さんと別れた」
「……………………はぁっ?」
ベッドに腰掛けてた矢野くんが思わずという形で立ち上がり、今まで見たことない表情で僕を見下ろしてる。
「なんでっ」
「えっと……篤也さんには、山梨先輩だと思って…」
真鍋さんのことはあえて伏せて、簡単に説明すると、矢野くんもどこか納得したような顔をした。
「収まる所に収まったてわけか。で、素直に別れてやったのか」
「僕がそうしたかったから…」
矢野くんはもう1度ベッドに座り直すと、僕の体を抱きしめた。
「ゆず…、無事でよかった……」
「……ぼく、覚えてなくて……何もされてない……?」
「あの医者に見てもらった。過呼吸になっただけで、他は何もされてない。もう俺から離れるな」
きつく、きつく抱きしめられて、また涙が浮かんだ。
「うん、」
矢野くんの体を同じくらい力いっぱい抱きしめた。
矢野くんと、こんな抱擁は初めてだった。
こんな幸せな気持ちになる抱擁は、生まれて初めてだ。
ゆず、
ゆず、
矢野くん?
僕のことを"ゆず"と呼ぶのは1人だけだ。
「……やのく……?」
重い瞼を開く。
眩しくて、やっとで開くと、視界に矢野くんがいた。
金色の髪、ブルーの瞳、少し怖い顔をしてる。
「ゆず、お前……」
「ストップ。昂平くん、そんな怖い顔しないの」
そう言って矢野くんを遮ったのは、とても懐かしい人だった。
「まことくん、久しぶりだね、覚えてる?」
僕は小さくうなづいた。
笹川龍司さん。
前にお世話になったことがあるお医者さんだ。
「昂平くんに連絡もらってね。ここは俺の部屋だよ」
そう言われて、ゆっくりと視線を矢野くんと先生の他に移して見る。
確かに、見慣れない部屋だ。
広くて、清潔感のある……それに、大きなベッド。
きっと寝室なんだろう。
「過換気症候群だよ。俺が駆けつけた時には昂平くんとその友達?が処置してくれてたけど……。顔色、だいぶ良くなったね」
そう言って先生が僕の頬を指で撫でる。
その手を矢野くんが掴むと、僕から引き離した。
「もう問題ないんだろ。」
「君と2人にすると何するかわからないから不安なんだけど?」
「話するだけだ。」
「わかった。けど、無理させるなよ。過換気症候群てのは精神的ストレスや…」
「わかったから。」
2人が言い合ってるのを横目に、まだハッキリしない頭で自分なりに状況を整理してみる。
山梨先輩と昼食を一緒にして、花村さんにアパートに連れ込まれた。
アパートに入ったとこまでは覚えてる。
けどその先の記憶が全くない。
「おい」
思い出そうと、考え込むと、矢野くんに遮られた。
どうやら先生は退室したようだ。
「お前あそこがどこだかわかって行ったのかよ」
あそこ……?
アパートのことだろうか。
「ろくでもねぇ連中の溜まり場だぞ。乱交なんてしょっちゅうだ。花が、お前は欲求不満だから誘ってやったら付いてきたって」
乱……?
矢野くんの言ってることがすぐに理解出来なくて、口を開けずにいると、矢野くんが鬱陶しそうな表情をして舌打ちをする。
「勝手にすりゃいいけど、俺をまきこむんじゃねえよ。花からお前がぶっ倒れてるから引取りに来いって連絡きたんだぜ。なんで俺が……」
そこで矢野くんの言葉が途切れる。
僕の頬を、大粒の涙が転がり落ちたからだ。
とめどなくボロボロと零れる。
けれど、真っ直ぐに矢野くんを見た。
「……ぼくが、花村さんに、ついていくわけないのに…」
花村さんのデタラメを鵜呑みにして、僕を説教し出す矢野くんに、悲しくなった。
「どうでもいいなら…放っておいてよ……」
「……どうでもいいなんて、いってねえだろ」
「どうでもよくなかったら……なんで聞いてくれないの…?ぼく、何も言ってないのに、なんで花村さんの言うこと信じるの…?」
何があったんだと、僕に聞いてくれたらいいのに。
そこまで矢野くんは僕に関心がないのかと、悲しくて涙が止まらなかった。
「……ずっと、小さい頃からずっと一緒にいるのに……ぼくより他の人を、他の人と……」
そもそも、僕が知る限り矢野くんとの間に溝ができたのは、中学三年の春だ。
それまでは普通に友達だったのに。
無理矢理抱いて、関係を壊したのは矢野くんだ。
見えない恐怖に萎縮しているうちに、全部が矢野くん一色になっていた。
なのに矢野くんは僕の知らない誰かと触れ合い、僕に応えてはくれなかったんだ。
「……なんでわかってくれないの…?矢野くんが他の人のとこに行っちゃうのが嫌で告白したんだよ……?僕を好きじゃないなら、なんであの日抱いたの…」
「……なんで急にそこまで話が遡るんだよ。……まず、お前より花を信用したわけじゃねえよ。アイツもろくでもねぇんだ。それは知ってるだろ。お前の携帯から花が連絡してきたんだ。それで焦った。行ってみればお前はぶっ倒れてて花がお前にビニール袋当ててるから、やばい薬でもやられてんじゃねぇかと思うだろ。実際部屋ではヤバイことやってるみたいだったし、救急車なんて呼べねえから、お前の携帯使ってあの医者に連絡した」
そうして先生が駆けつけて、気をきかせて病院ではなく自宅で治療してくれたという流れのようだ。
「俺は、お前に、花とは関わって欲しくない。アイツは俺とお前の関係が面白くなくてお前に近づく。」
「……花村さんも、矢野くんが好きなんじゃ……」
「ねぇよ。アイツとはそんなんじゃねえ。高校上がって、目をつけられたのは確かだけど、完全に体目的。あの日、俺の部屋で花の前でゆずを抱いたのも、牽制したかったからだ。」
柚野まことは自分のものだから手を出すなと、牽制したかった。
そこに色々な誤算があったのは爪が甘かったというところらしい。
「…………あんなふうにするつもりじゃなかった。…クラスの女に、ちやほやされてたろ、お前」
どうやら、話はさらに遡って中学三年の頃のことを言っているようだ。
確かに、僕はクラスの女の子にチヤホヤされていたかもしれない。
けれどそれは、周りの男子生徒より華奢で女ように小さい僕をお人形のように愛でていたのだろう。
「お前こそ、何もわかってない。だから、呑気にしてるお前見てイラついた。でも、あんな抱き方するつもりなかった……頭に血が上って……ごめん」
矢野くんに謝られて、あまりにビックリして涙も止まってしまった。
つまりは、ヤキモチを妬いた末の出来事だったということだろうか。
話を遡らせたのは自分だったけど、矢野くんからこんな話が聞けるとは思っていなかったから、素直に驚いてしまって、言葉も出なかった。
「お前、俺が風呂入ってる間に帰っただろ。」
「ぁ…」
パニックになって、逃げるように矢野くんの部屋を出たのを覚えてる。
「頭冷やして、部屋に戻ったらいないから、謝り損ねたし、弁解もし損ねた。何事も無かったみたいになって、お前は俺に怯えるようになって、俺のこと好きだってのも、恐怖からだと思った」
「……ちがうよ……?」
「……今はわかってる。でも俺は、お前のこと、ゆずのこと、ゆずと同じ意味で好きかって聞かれたら、どこか違う気がする」
僕の手を、矢野くんが優しく握ってくれる。
少し冷たい矢野くんの手が気持ちよかった。
「でも木崎さんと付き合うのは、気に入らない。」
好きだと言ってくれた訳では無いのに、嬉しいと感じるのはなんでだろう。
「……あの、矢野くん」
「ん?」
「…………ぼく、篤也さんと別れた」
「……………………はぁっ?」
ベッドに腰掛けてた矢野くんが思わずという形で立ち上がり、今まで見たことない表情で僕を見下ろしてる。
「なんでっ」
「えっと……篤也さんには、山梨先輩だと思って…」
真鍋さんのことはあえて伏せて、簡単に説明すると、矢野くんもどこか納得したような顔をした。
「収まる所に収まったてわけか。で、素直に別れてやったのか」
「僕がそうしたかったから…」
矢野くんはもう1度ベッドに座り直すと、僕の体を抱きしめた。
「ゆず…、無事でよかった……」
「……ぼく、覚えてなくて……何もされてない……?」
「あの医者に見てもらった。過呼吸になっただけで、他は何もされてない。もう俺から離れるな」
きつく、きつく抱きしめられて、また涙が浮かんだ。
「うん、」
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こんな幸せな気持ちになる抱擁は、生まれて初めてだ。
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