十二支vs十二星座

ビッグバン

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久しぶりのシリアス展開 羊男の最後

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その頃、会場の外では、ボロボロになりながらも一人で必死に戦う男がいた。

何故だ。何故倒れない。12星座最弱のお前が俺達5人の攻撃を受けて何故立っていられるんだ。

羊は眠りの象徴。無限の体力と耐久力で相手を疲れさせて眠らせるもんだ。俺のウール100パーセントの羊毛アーマに打撃は通じない。さらに、俺のスタミナは12星座イチィィ。先に寝るなんて真似二度としない。

さあ、おねんねの時間だ。北欧神供。羊の数を数えながら眠りにつきな。永遠のな。

シープスマンは身体の羊毛を引きちぎると相手に投げつけ相手の身動きを取れなくした。

そしてシープスマンは数え始めた。

羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、

シープスマンが数を数えるたびシープスマンの身体から羊毛が飛び出でシープスマンになり、どんどん分身体が増えていく。

覚えておきな俺は奇跡の大逆転ファイターシープスマンだ。

くらえ、エターナルスリープ。

増えまくったシープスマンが一斉に羊毛をちぎりリングロープとリングを作り出た。

さあ、戦いの舞台は整った。終わりだ。

シープスマン達がリングロープを使い、シープスマン達を相手にめがけて打ち出す。体力の筋肉達が宙を舞い、北欧神達にぶつかった。

そして、その瞬間、北欧神達を覆っていた羊毛がシープスマン達をリングロープへと弾き飛ばした。そして、また北欧神達に当たると言ったことを繰り返した。シープスマン達の数を増やしながら。

どうだ。その羊毛は。技の威力を殺さずにそのまま相手にダメージを与え、さらに、ゴムの様に反発することで、次の技につなげる優れものだ。さらに、低反発で100パーセントウール。今がお買い得だぜ。最高の寝心地でノックアウトされると良い。

シープスマンが勝利を確信し、次の技を繰り出そうとした。その瞬間、羊毛が飛び散り、中からついに北欧神がその正体を表した。

シープスマンはその正体を見た瞬間固まってしまった

お前は!何故。俺達は仲間だろ。

それが彼の最後の言葉となった。

彼が何を見たのか。知るものは誰もいない。
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