十二支vs十二星座

共闘の誓い

そうか。俺は逆にお前を尊敬しているぞ。雄牛。俺は力の限り真っ直ぐ突進するそれしか出来ない。基本的な身体能力に頼った変化の無い一直線単調それが俺だ。だからいつも牛の旦那に怒られてるんだ。だがお前は違う。身体能力を補う所か俺すらも上回る知性で俺を追い詰めて倒した。敵ながらあっぱれだ。次会うときは指揮を取って欲しいものだ。

そうですね。ふふふ次会う時は味方として会いたいものです。そうすればあなたのその馬鹿力もっと有効に使ってあげますよ。



そんな会話の途中で2人は完全に転送され今回の大会から失格となった。


残る神はあとわすかだ。

そんな中会場では今後の下界についての方針で派閥が出来上がりつつあった。

何、お前達正気か。下界の神の力に目覚めた人間共を再び皆殺しにするつもりか。

西側の天使達は戦闘体制に入りながらこう言った。
当然でしょう。神の力に突然目覚めた彼らは心が力に追いつかない。我々が守護するは人間又は動物。神でも人間でも無いこの世のルールから外れた化け物は根絶やしにして当然でしょう。

いかにも武闘派で血の気の多そうな西洋の戦いの神アレスは以外と冷静だった。
イヤ、ここは下界にいる神達に任せましょう。

ちょっと待った。ここは私に任せてもらえないか。この試練の神が。彼らを立派な神に育て上げる。

なるほど。なら。東のワシらも育てようやないの。新世代。

ゼウスは立ち上がりこう言った。
七福神にヘラクレスお前達は新世代を育成すると言うのか？ならすでに理性を失ったものや。お前達の試練に耐えられなかった者達はどうするつもりだ。
二人は声を揃えてこう言った。
そんな事は言うまでもない。