東西妖怪大戦争

ビッグバン

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ハロウィンの恐怖トリックorデリート

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嘆かわしい。 
俺は街の変わりばえに哀しんだ。俺はこの街を愛していた。だからこそ、この街の変化が許せなかった。そもそも、ここ京都は時代の流れに流されず、昔ながらの美しさを現代に残す日本文化を守る最後の砦のはずだ。
それがなんだ、ハロウィンとかゆう西洋の得体の知れないイベントのために商店街を模様替えしたりなんかして、日本人としての誇りはないのか商店街の奴らには。
俺はあまりのショックにひとり言をつぶやいた。
すると暗闇から「にぃちゃんええこと言うやんその通りや商店街の奴らはわかっとらん。日本人ならハロウィンやのうてもっとお盆を大事にすべきや。」と言う声が聞こえてきた。
俺は驚き暗闇を見た。しかし、そこにあったのは古ぼけた提灯があるだけだった。
まさかな、たぶん気のせいだな。きっとあまりのショックで幻聴が聞こえただけだ。そう思い帰ろうとしたその時「まあ待てや」と言う声が聞こえ足に何かが噛み付いた。
それはあの提灯だった。俺はショックで固まり腰を抜かしてしまった。
すると提灯が跳ねて目の前にきた。その提灯はバスケットぐらいの大きさで中央にテニスボールサイズ人のような目がつき、下の部分は破れまるで口のようになっていて、炎が下のように漏れ出ていた。
「その反応嬉しいは人に驚かれるなんて何年振りやろう。」そう言うとその生物は目から炎の涙をふぎだした。
俺は震えながらその生物に言った。「なんなんだ。お前はなんなんだ、俺をどうするつもりだ。」
すると、提灯はこう答えた。
「そうやな、まずは自己紹介から行こうか。ワシは妖怪化け提灯の三郎やよろしくな。ちなみに三郎ゆうんはワシの持ち主がやっとる居酒屋の名前でなほら、ワシの体のとこにも書いてあるやろ。おっと話しがそれたな。はじめての人間なもんでちょっと緊張しとるんや。かんにんしてな。それで、話しをもどすとやな、お前さんにどうして欲しいかやったけ。完結に言うとやなちょっと手を貸してほしいんや。この京都をいや、日本を救う為にハロウィンと共に日本にやってきた怪物ジャック・オ・ランタンを退治してほしいんや。」
俺はすぐに即答した。
「お断りします。」
すると三郎は落ち着いた様子で「まあ最後まで話しを聞け」そう言うと、三郎は話し始めた。
ジャック・オ・ランタンの脅威妖怪と人間に訪れている絶滅の危機を。
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