外来妖怪バスターズ

ビッグバン

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君に伝えるメッセージ

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ゼリーを開けたその瞬間、辺り一面に樹液の甘い匂いがただよった。
その匂いで居場所がわかったのかカマキリはこちらに気がつき、一瞬でこっちに移動し、自慢のカマを俺めがけて振り下ろした。その時だった。草や木がザワザワと揺れ始め、空から緑色に光り輝く鎧を着た鎧武者が現れ、カマキリの前に立ちはだかりカマを受け止めた。

鎧武者の男はこっちを見ると俺にこう言った。

「何をしておる。ここは拙者に任せて。お主は先に進め。さあ、早く。親方様。」

俺は言われるままに坂道を全力で走り出した。

走りながら甲はあの鎧武者の鎧の色を思い出した。不思議と見覚えがある気がしたが全く思い出せなかった。 

走っていくうちに冷静さを取り戻した俺はあの巨大な虫の気持ち悪さに吐き気に襲われた。

「何だ。あの気持ち悪い。巨大なカマキリ。ただでさえ細長くて、あの何考えてるか、分からん目がキモくて仕方ないのに。2メートルごえとか勘弁してくれよ。」

甲がそんな事を考えながら坂道を駆け下りていると坂道の先に大きな社が見えてきた。

甲は急いで、その中に入った。

社の中には昔よく虫取りに使っていた虫かごが転がっていた。

そう言えば昔はよくこの辺りで虫を捕って捕まえては家に持ち帰ったら怒られるからここで虫を飼ってたっけ。

あれ、何で昔は親に怒られてまで家に持って帰っりたいくらい大好きだった虫が今では見るだけで嫌なんだろう。

虫に何かされた訳でもないのになぜ俺はこうも虫を憎んでいるんだ。

その時、俺は自分の目から涙が溢れ落ちている事に気がついた。

俺はそっと一人言をつぶやいた。

「あれ、どうして俺は泣いているんだ。」


その時、社の奥から折れたコロコロと折れた虫取り網が転がってきた。

そして、その虫取り網からやけに渋い声が聞こえて来た。

「知りたいか。その涙の理由を。」
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