外来妖怪バスターズ

ビッグバン

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絶望の沼

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その頃、神社の先にある無藩池の底で不審な者達が蠢いていた。山の奥深くにある今は濁り切って緑色のこの池は昔から様々な物の境目とされており様々な伝説が残っていた。一説にはあの世の境目、神の世界につながる道、異世界への入り口。様々な説があるがどの説でも共通しているのはそこにはどこの物とも言えない異常な何かが住んでいるという事だ。


池の底の主の一人、今では日本最多の代表的な侵略外来生物のアカミミガメと日本を代表する大妖怪カッパが組み合わせった本来ならあり得ないカッパ。いや、カッパ似ているがカッパとも言えない妖怪とも言えない何かである。

そんな異形の存在が何かの異変を感じたのか沼から這い出してその姿をさらけだした。

異形の何かの姿はまるで人間の女のようだった。長い黒髪に明るそう顔立ち、程よく引き締まった身体に白いビキニ姿でビキニの上の部分の右側には殺、左側には憎と書かれた姿をしていた。その姿は奇妙な文字を除けばまるで夏のビーチにいる陽気なサークルの女を転送してこの場に呼んだ様な、そんな雰囲気だった。とても、こんな木々が太陽を覆い隠して霧がかかって暗い雰囲気漂う場所にいる様な存在にはとても見えなかった。

彼女は明るい声で木の影に隠れている狐の面を被った男にこう言った。 

あら。反応が消えた。あのカマキリ使えない誰かにやられた見たい。

狐の面の男は淡々とした口調でこう言った。

ふん。あんな物所詮力を与えてもカマキリはカマキリ。本能のみの破壊しかしない単純生物やられて当然。もっと頭を使わねばな。

彼女はさっきと変わらず明るい爽やかな声でこういった。
それどういう意味。私がバカだと言いたいの。

狐面はバカにした様な声でこう言った。
ふっ。さあな。どうだろう。答えは自分で考えな。

彼女は言葉とは裏腹にとても爽やかなまるで彼氏に水をかける様な感じでこう言った。
じゃあ。バカにしてるな。とりゃあ。 

しかし、彼女の手からは周りの木々が折れ程の威力の水流で当たりの土が溶けて沼が茶色く濁り沼が広がる程の殺意のこもった水流が狐面に発射された。

狐面は鬱陶しそうに水を払うとこういった。
落ち着けって。それよりもほら。これ見て。これ。

狐面は面の隙間に手を入れるとそこからパソコンを取り出して彼女に見せた。

面白い奴が完成したからさ早速試運転でカマキリと戦わせてその様子見ようと思ってたんだけどもっと面白いものが見れそうだよ。森は奴の管轄だからな。もう少ししたら見られるぞ。神の使いとの戦いが。こんなの久しぶりだし。一緒に観戦しようぜ。

あら。そう言えばいつものあのやかましいオカマいないと思ったら仕事だったの。まあ良いわ。ちょうど退屈だったし見てみましょうか。


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