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6話 脆弱な人の手
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「夜光虫、ゲームの続きするか?」
「嫌! 私どうせ負けちゃうもん」
結局、夜光虫の家で夜光虫の家族を見ることは一度もなかった。けれど、そんなものなのだろうと気にもせず、いつものように夜光虫とだべりながら俺の家までの距離を歩いた。花世も一緒に。
ジリジリと暑い夏の太陽に負けて、駄菓子屋のソーダのアイスが食べたいなーなんて呟くと夜光虫が「うぇー」と気持ち悪そうに舌を出した。
「なんで、そんな顔するんだ?」
俺が問いかけると彼女は顔を曇らせたまま、「数えてないの?」と聞いてきた。
「今週に入って が食べたアイスの数、十七個だもん」
「……」
「いくらなんでも、体に悪いわ」
夜光虫は呆れ顔でため息を吐いた。俺は黙ったまま、いつもの反対みたいだと少しだけ笑う。
「なに笑ってるの?」
夜光虫は怒り笑いして俺にじゃれついてきた。突進されて少しよろめきながら、俺はおかしくなって声を上げて笑う。
「一生、続けばいいのに」
「えっ?」
「こんな時間がずっと続けばいいのに」
それは叶わない夢であることを俺は知っている。生まれた時から、死ぬことを目指して生きている。いつかたどり着くそれは、幸せでも不幸でもおしまいなのだ。全てのものとの別れなのだ。
死を想って切なくなった。それは今俺が幸せだからだ。
「続かないよ」
現実の声が聞こえる。夜光虫は、はっきりと告げる。笑わない夜光虫は久しぶりだった。
「 はいつか私を殺すの。それは が死ぬときじゃないもっと近い未来。私はそれが悲しくて言えなかったけれど……。 は私を殺さなくちゃいけなくなるの」
振り向いた夜光虫の顔は、濁っていた。悲しさと苦しみと未来が見えている絶望で。鈍く光を放つ瞳に映った色に、俺はぞっと身震いする。
「しない! 俺はそんなこと絶対にしない」
どんなに否定したって、夜光虫は困ったように笑うだけだ。壊れそうに笑うだけだ。
音を立てれば崩れ落ちそうな薄氷の上に不安定に乗っかっている俺たちは、ただ共にいることだけを願っているのに。
「殺さない」
もう一度断言すると、初めて彼女の涙を見た。幻覚を見ている気分だった。あまりにも彼女が人間のように見えて——。
息が詰まるほど嬉しそうな顔をしているのに、同時にどうしようもない不幸を背負った表情。こんな表情知らない。彼女にこんな顔、させたかったわけじゃない。
「殺さなかったら、 は後悔するよ。だって私と は――」
夜光虫が言いかけたその瞬間、耳鳴りがキーンとうるさいぐらいに聞こえ出した。
「――っ!」
耳鳴りは大きくなって、思わず俺は耳を塞いだ。
その瞬間だ。淡い赤の光がぼんやりと辺りに輝いて、いつの間にか彼女がいなくなっていた。そばにいるのは花世という姑獲鳥だけだ。
「……夜光虫!」
姑獲鳥は威嚇をするように、俺の周りを飛び回り、口を大きく開いては声を発している。辺りは霧がかかったように霞んで様子がうかがえない。
そうだ、この泥臭い匂い。これは――妖怪の匂いだ。
リンリンと鈴の音が、遠くから近づいてくる音が聞こえる。鈴の音は妙に澄んでいて、まだ遠くにいるはずの小さな音のはずなのに、鮮明に聞こえてくる。
しばらくすると、その鈴に交じってカランカランと下駄が地面を叩く音が交じって聞こえるようになった。
妖怪が近づいてきている。ふと自分の足を見つめるとみっともなく震えていた。その時初めて俺は怯えていることに気付いた。逃げよう! そう思って動かそうとしても、地面に縫い付けられたみたいに動かない。
姑獲鳥の花世が鳴いている。みっともなく鳴いて飛び回るその姿は、空を飛んでいるというにはあまりにも滑稽で、気が狂ったかのようだ。
止まった時の中、息をすることも忘れ、来ない足音の主を待つ。一秒、一秒。時間が過ぎる。……今一体何秒経った?
一秒過ぎ去るのがあまりに遅すぎて、時間の感覚がわからない。
額を流れる汗が這うようにして、肌を流れていく。
まだ遠いのか? それとも近いのか? 逃げるべきなのか? 待つべきなのか? その長い長い時間の中、生唾を飲み込んだその時。
「もらいにきたよ」
若い男の声が耳元で聞こえた。足音はそんなに近づいてなかったはずなのに、油断していた距離からの声に、体の力が一瞬にしてこわばった。
それが面白いみたいに、妖怪はクスクス笑い、まるでそれが当たり前だとでもいうように「ちょうだい」と屈託もなく言い放ったのだ。
「……な……にを?」
振り向かないままどうにか問いかけると、妖怪はまたクスクスと笑った。生ぬるい息遣いが耳にあたって、気味悪さでゾワリと鳥肌が立つ。
長い爪が俺の首をつかんで、爪が肌に食い込む。そして顔を近づけているのだろうか、息がどんどん近くなる。息を吸い込む音が聞こえて、一瞬の沈黙があった。
「……あの子だよ、あの子の記憶、あの子の心、あの子の肉、全て」
独り言のように呟いた声は、俺に興味を失ったみたいにそっと離れようとしたのか、一瞬、気配が遠のいたが、ふと思いついたようにその動きが止まった。
「君は知ってるんだろう。彼女はどこ? 美味しい彼女はどこなんだい?」
「彼女って……?」
俺がそう聞くと、そいつは急に大げさに笑いだした。その笑いはだんだんと激しくなって、だんだんと声色が変わっていく。
高いのか、それとも低いのかもわからない。不思議な声で、スローで再生しているみたいにゆっくりとこういった。
「君が鬼神にしたんだろう? 彼女らを」
そいつが言葉を言い終わると、ノイズ音が耳を犯した。だからもうその声は聞こえない。目の前も真っ暗で見えなくなってしまった。俺は呆然としていると、不意に肩を叩かれた。振り向くと、目の前には心配そうにこっちを見ている夜光虫が立っていた。
「……探した! どうしたっていうの? 突然いなくなるなんて……」
「……えっ?」
見渡すと、俺は自分の家の前に立っていた。
「な……んで?」
夏のジリジリとした太陽が肌を焼く。バタバタともがくように飛ぶ花世が耳障りな鳴き声で騒いでいる。
「なんだったんだ……?」
これじゃ、まるで白昼夢だ。小夜は呆然とする俺に怪訝な顔をしていた。
「あ……れ? から変な匂いがする。この匂い、どこかで嗅いだことがあるような」
俺はそう言って、考え込む夜光虫を見た。
(君が鬼にしたんだろう? 彼女らを)
遺伝する鬼の家系、その長子は必ず女性だったという。彼女ら……それは響鬼家の鬼のことを指しているんだろうか?
それなら、あいつが探していたのは俺じゃなくて夜光虫?
いや、あいつは、あの匂いは。
「覚? あの夢の……?」
夜光虫が大きく目を見開いて、睨むような鋭い目つきになって俺に言った。
「…… はどこに行ってたの? 誰と会っていたの?」
「わからない。どこなのかわからないし、誰なのかわからない。ただ、そいつは夜光虫を探していたと思う」
そういうと、夜光虫からピン、と糸が張ったような緊張感が伝わった。彼女は鋭い目つきで「そう」とだけ言うと、「ごめんね」と謝った。何に対しての『ごめん』なのかわからない。
俺は何も答えられずに夜光虫を見ていることしかできない。彼女は鋭利な妖刀みたいに触れれば、傷ついてしまうほどに俺さえも拒絶しているように見えた。
「今日は帰るね」
ドロッとした陰気な空気に触れた気がした。それは彼女が人間でないことを伝える異様な匂い。夜光虫は人間ではない。俺は彼女をいつか殺さないといけない。
したくない。そんなこと。話し合えば、変えられることだってあるかもしれないのに、それでも彼女は一人で抱え込もうとするだろう。俺が人間だから、強くないから。
花世が遠くへと飛び立っていく羽音だけが、バタバタと響く。
呆然と自分の手のひらを眺めた。脆弱な人間の手のひらでは何もすることができない。
「嫌! 私どうせ負けちゃうもん」
結局、夜光虫の家で夜光虫の家族を見ることは一度もなかった。けれど、そんなものなのだろうと気にもせず、いつものように夜光虫とだべりながら俺の家までの距離を歩いた。花世も一緒に。
ジリジリと暑い夏の太陽に負けて、駄菓子屋のソーダのアイスが食べたいなーなんて呟くと夜光虫が「うぇー」と気持ち悪そうに舌を出した。
「なんで、そんな顔するんだ?」
俺が問いかけると彼女は顔を曇らせたまま、「数えてないの?」と聞いてきた。
「今週に入って が食べたアイスの数、十七個だもん」
「……」
「いくらなんでも、体に悪いわ」
夜光虫は呆れ顔でため息を吐いた。俺は黙ったまま、いつもの反対みたいだと少しだけ笑う。
「なに笑ってるの?」
夜光虫は怒り笑いして俺にじゃれついてきた。突進されて少しよろめきながら、俺はおかしくなって声を上げて笑う。
「一生、続けばいいのに」
「えっ?」
「こんな時間がずっと続けばいいのに」
それは叶わない夢であることを俺は知っている。生まれた時から、死ぬことを目指して生きている。いつかたどり着くそれは、幸せでも不幸でもおしまいなのだ。全てのものとの別れなのだ。
死を想って切なくなった。それは今俺が幸せだからだ。
「続かないよ」
現実の声が聞こえる。夜光虫は、はっきりと告げる。笑わない夜光虫は久しぶりだった。
「 はいつか私を殺すの。それは が死ぬときじゃないもっと近い未来。私はそれが悲しくて言えなかったけれど……。 は私を殺さなくちゃいけなくなるの」
振り向いた夜光虫の顔は、濁っていた。悲しさと苦しみと未来が見えている絶望で。鈍く光を放つ瞳に映った色に、俺はぞっと身震いする。
「しない! 俺はそんなこと絶対にしない」
どんなに否定したって、夜光虫は困ったように笑うだけだ。壊れそうに笑うだけだ。
音を立てれば崩れ落ちそうな薄氷の上に不安定に乗っかっている俺たちは、ただ共にいることだけを願っているのに。
「殺さない」
もう一度断言すると、初めて彼女の涙を見た。幻覚を見ている気分だった。あまりにも彼女が人間のように見えて——。
息が詰まるほど嬉しそうな顔をしているのに、同時にどうしようもない不幸を背負った表情。こんな表情知らない。彼女にこんな顔、させたかったわけじゃない。
「殺さなかったら、 は後悔するよ。だって私と は――」
夜光虫が言いかけたその瞬間、耳鳴りがキーンとうるさいぐらいに聞こえ出した。
「――っ!」
耳鳴りは大きくなって、思わず俺は耳を塞いだ。
その瞬間だ。淡い赤の光がぼんやりと辺りに輝いて、いつの間にか彼女がいなくなっていた。そばにいるのは花世という姑獲鳥だけだ。
「……夜光虫!」
姑獲鳥は威嚇をするように、俺の周りを飛び回り、口を大きく開いては声を発している。辺りは霧がかかったように霞んで様子がうかがえない。
そうだ、この泥臭い匂い。これは――妖怪の匂いだ。
リンリンと鈴の音が、遠くから近づいてくる音が聞こえる。鈴の音は妙に澄んでいて、まだ遠くにいるはずの小さな音のはずなのに、鮮明に聞こえてくる。
しばらくすると、その鈴に交じってカランカランと下駄が地面を叩く音が交じって聞こえるようになった。
妖怪が近づいてきている。ふと自分の足を見つめるとみっともなく震えていた。その時初めて俺は怯えていることに気付いた。逃げよう! そう思って動かそうとしても、地面に縫い付けられたみたいに動かない。
姑獲鳥の花世が鳴いている。みっともなく鳴いて飛び回るその姿は、空を飛んでいるというにはあまりにも滑稽で、気が狂ったかのようだ。
止まった時の中、息をすることも忘れ、来ない足音の主を待つ。一秒、一秒。時間が過ぎる。……今一体何秒経った?
一秒過ぎ去るのがあまりに遅すぎて、時間の感覚がわからない。
額を流れる汗が這うようにして、肌を流れていく。
まだ遠いのか? それとも近いのか? 逃げるべきなのか? 待つべきなのか? その長い長い時間の中、生唾を飲み込んだその時。
「もらいにきたよ」
若い男の声が耳元で聞こえた。足音はそんなに近づいてなかったはずなのに、油断していた距離からの声に、体の力が一瞬にしてこわばった。
それが面白いみたいに、妖怪はクスクス笑い、まるでそれが当たり前だとでもいうように「ちょうだい」と屈託もなく言い放ったのだ。
「……な……にを?」
振り向かないままどうにか問いかけると、妖怪はまたクスクスと笑った。生ぬるい息遣いが耳にあたって、気味悪さでゾワリと鳥肌が立つ。
長い爪が俺の首をつかんで、爪が肌に食い込む。そして顔を近づけているのだろうか、息がどんどん近くなる。息を吸い込む音が聞こえて、一瞬の沈黙があった。
「……あの子だよ、あの子の記憶、あの子の心、あの子の肉、全て」
独り言のように呟いた声は、俺に興味を失ったみたいにそっと離れようとしたのか、一瞬、気配が遠のいたが、ふと思いついたようにその動きが止まった。
「君は知ってるんだろう。彼女はどこ? 美味しい彼女はどこなんだい?」
「彼女って……?」
俺がそう聞くと、そいつは急に大げさに笑いだした。その笑いはだんだんと激しくなって、だんだんと声色が変わっていく。
高いのか、それとも低いのかもわからない。不思議な声で、スローで再生しているみたいにゆっくりとこういった。
「君が鬼神にしたんだろう? 彼女らを」
そいつが言葉を言い終わると、ノイズ音が耳を犯した。だからもうその声は聞こえない。目の前も真っ暗で見えなくなってしまった。俺は呆然としていると、不意に肩を叩かれた。振り向くと、目の前には心配そうにこっちを見ている夜光虫が立っていた。
「……探した! どうしたっていうの? 突然いなくなるなんて……」
「……えっ?」
見渡すと、俺は自分の家の前に立っていた。
「な……んで?」
夏のジリジリとした太陽が肌を焼く。バタバタともがくように飛ぶ花世が耳障りな鳴き声で騒いでいる。
「なんだったんだ……?」
これじゃ、まるで白昼夢だ。小夜は呆然とする俺に怪訝な顔をしていた。
「あ……れ? から変な匂いがする。この匂い、どこかで嗅いだことがあるような」
俺はそう言って、考え込む夜光虫を見た。
(君が鬼にしたんだろう? 彼女らを)
遺伝する鬼の家系、その長子は必ず女性だったという。彼女ら……それは響鬼家の鬼のことを指しているんだろうか?
それなら、あいつが探していたのは俺じゃなくて夜光虫?
いや、あいつは、あの匂いは。
「覚? あの夢の……?」
夜光虫が大きく目を見開いて、睨むような鋭い目つきになって俺に言った。
「…… はどこに行ってたの? 誰と会っていたの?」
「わからない。どこなのかわからないし、誰なのかわからない。ただ、そいつは夜光虫を探していたと思う」
そういうと、夜光虫からピン、と糸が張ったような緊張感が伝わった。彼女は鋭い目つきで「そう」とだけ言うと、「ごめんね」と謝った。何に対しての『ごめん』なのかわからない。
俺は何も答えられずに夜光虫を見ていることしかできない。彼女は鋭利な妖刀みたいに触れれば、傷ついてしまうほどに俺さえも拒絶しているように見えた。
「今日は帰るね」
ドロッとした陰気な空気に触れた気がした。それは彼女が人間でないことを伝える異様な匂い。夜光虫は人間ではない。俺は彼女をいつか殺さないといけない。
したくない。そんなこと。話し合えば、変えられることだってあるかもしれないのに、それでも彼女は一人で抱え込もうとするだろう。俺が人間だから、強くないから。
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