1 / 5
Mission【0】PROLOGUE
《1》とある宇宙の片隅で
しおりを挟む
『大昔』その時期の定義は各々の文明環境によって大きく異なることだろう……。
それは、人が野生の世界での主導権を得るに至った『火の時代』か?
或いは様々な道具や畜産を発展させた『大地の時代』か?
空気による揚力や推進力を利用した『空の時代』か?
母星の周囲に飛び出し始めた段階の『第1次宇宙時代』か?
この物語の始まる現代の世界では、これらの時代は全て『大昔』と呼ばれている。
まずは『第2次宇宙時代』これは民間人が簡単に宇宙空間に行くことが実用化と定義されていた。
カーボンナノチューブやさらなる新素材の運用を基に長年検証された『軌道エレベータ』の導入で目標を達成。
これによって重力を気にしないで軌道200KM地点からの宇宙空間への脱出が容易になり、周辺宇宙の調査が一気に加速していった。
次に『第3次宇宙時代』で、これの定義は別の恒星圏への移動やその圏内にある惑星にテラフォーミングし、持続的な活動が可能になる事だ。
第2次宇宙時代に調査された銀河内に存在する数百億ものハビタブルゾーン内かつ、陸地や海が存在する星の条件の中から居住可能な可能性の高い周辺1000個の惑星を選定していた、しかしその中で最も近い恒星でも約16光年であり、その時の最速エンジンを使用しても凡そ500年程度かかるため非現実的だった。
しかし、とある研究者が誰もが気が付いていたのだが口に出すことをしなかった一つの非人道的な案をついに提案してしまったのだ。
「植民用スペースコロニーを建造してそこで子孫繁栄をしてもらいながら意思を継いでもらえばいいだろう、本人が辿り着きたいならコールドスリープしかあるまい」
当時土地が枯渇するほどに人口が増えていたことも有り、この悪魔の立案は都合のいい口減らしを兼ねて可決されてしまったのだった。
1つで400万人程度収容可能な植民用スペースコロニーを1000機建造、そして乗員は最低限の仕事をすれば衣食住は保証されると説明され、移民希望者が8割と2割の犯罪者が登場することなる、ちなみに犯罪者は漏れなくコールドスリープの刑(実質死刑)になることがすぐに決まっていった。
そうして1000機のコロニーは時期をずらしつつ旅立っていった、様々な理由から数年で応答が無くなった物も少なくはなかったという。
記録では86機は無事目的の惑星に到着し、3機が捕捉から外れ行方不明。
目的の惑星に到着した人々でその100年後まで惑星に根付き続けたのは僅か8惑星だけだったそうだ。
惑星に到着してからの入植の時代が現代では『大昔』ではなく『近代』史として扱われるのだが、この時代だけでも200年もの長い歴史が紡がれてきていたのだった。
それが安定してさらなる宇宙(銀河)を目指し始める『第4次宇宙時代』、これがこの物語のスタートラインだ。
そんな時代を語るには、とある少年の活躍は欠かすことはあのベロを出した写真の科学者を欠かすのと同じ程度にありえないだろう……。
『彼』とは言うまでもなくこの物語の主人公だ、でもそんな『彼』は特別な技能や特殊能力を持っているわけではない――だが努力の才能だけは彼と出会ったすべての人が認める事だろう。
恒星ゼータの第2惑星の高度76万キロにあるスペースコロニーの一角、学校帰りの彼はいつも通り仲間が待つラボに帰る前に、気まぐれで買っていて照会するのを忘れていた宝くじの確認をするために、その売り場に歩みを進めていたのだった。
* 用語説明 *
◆カーボンナノチューブ
特殊な構造の炭素のこと、とても丈夫
◆軌道エレベータ
地表から宇宙軌道よりも高度な高さまで張った丈夫なロープを使用したエレべーターのこと、
燃焼燃料を使用せずに軌道上に物品を輸送するローコストな移動手段
◆スペースコロニー(第3次宇宙時代)
ある意味使い捨てとして作られた植民用コロニー
出発当初40億人いた乗員は目標惑星到着時、4000万人弱程度
入植完了認定された時点では300万人程度とされる
※コールドスリープ対象者は認定数に含まれない
◆ゼータ:スペースコロニー(第4次宇宙時代)
銀河の中でも外縁部にあるゼータ恒星を中心として公転するコロニーで第3次宇宙時代より小さいものが運用されている
新しい銀河への到達や近隣惑星からの資源確保を目的として開拓用に調査を主目的として運用されている
20の区画から成り、それぞれに市長が設定されている
1区画で約2万人収容する
それは、人が野生の世界での主導権を得るに至った『火の時代』か?
或いは様々な道具や畜産を発展させた『大地の時代』か?
空気による揚力や推進力を利用した『空の時代』か?
母星の周囲に飛び出し始めた段階の『第1次宇宙時代』か?
この物語の始まる現代の世界では、これらの時代は全て『大昔』と呼ばれている。
まずは『第2次宇宙時代』これは民間人が簡単に宇宙空間に行くことが実用化と定義されていた。
カーボンナノチューブやさらなる新素材の運用を基に長年検証された『軌道エレベータ』の導入で目標を達成。
これによって重力を気にしないで軌道200KM地点からの宇宙空間への脱出が容易になり、周辺宇宙の調査が一気に加速していった。
次に『第3次宇宙時代』で、これの定義は別の恒星圏への移動やその圏内にある惑星にテラフォーミングし、持続的な活動が可能になる事だ。
第2次宇宙時代に調査された銀河内に存在する数百億ものハビタブルゾーン内かつ、陸地や海が存在する星の条件の中から居住可能な可能性の高い周辺1000個の惑星を選定していた、しかしその中で最も近い恒星でも約16光年であり、その時の最速エンジンを使用しても凡そ500年程度かかるため非現実的だった。
しかし、とある研究者が誰もが気が付いていたのだが口に出すことをしなかった一つの非人道的な案をついに提案してしまったのだ。
「植民用スペースコロニーを建造してそこで子孫繁栄をしてもらいながら意思を継いでもらえばいいだろう、本人が辿り着きたいならコールドスリープしかあるまい」
当時土地が枯渇するほどに人口が増えていたことも有り、この悪魔の立案は都合のいい口減らしを兼ねて可決されてしまったのだった。
1つで400万人程度収容可能な植民用スペースコロニーを1000機建造、そして乗員は最低限の仕事をすれば衣食住は保証されると説明され、移民希望者が8割と2割の犯罪者が登場することなる、ちなみに犯罪者は漏れなくコールドスリープの刑(実質死刑)になることがすぐに決まっていった。
そうして1000機のコロニーは時期をずらしつつ旅立っていった、様々な理由から数年で応答が無くなった物も少なくはなかったという。
記録では86機は無事目的の惑星に到着し、3機が捕捉から外れ行方不明。
目的の惑星に到着した人々でその100年後まで惑星に根付き続けたのは僅か8惑星だけだったそうだ。
惑星に到着してからの入植の時代が現代では『大昔』ではなく『近代』史として扱われるのだが、この時代だけでも200年もの長い歴史が紡がれてきていたのだった。
それが安定してさらなる宇宙(銀河)を目指し始める『第4次宇宙時代』、これがこの物語のスタートラインだ。
そんな時代を語るには、とある少年の活躍は欠かすことはあのベロを出した写真の科学者を欠かすのと同じ程度にありえないだろう……。
『彼』とは言うまでもなくこの物語の主人公だ、でもそんな『彼』は特別な技能や特殊能力を持っているわけではない――だが努力の才能だけは彼と出会ったすべての人が認める事だろう。
恒星ゼータの第2惑星の高度76万キロにあるスペースコロニーの一角、学校帰りの彼はいつも通り仲間が待つラボに帰る前に、気まぐれで買っていて照会するのを忘れていた宝くじの確認をするために、その売り場に歩みを進めていたのだった。
* 用語説明 *
◆カーボンナノチューブ
特殊な構造の炭素のこと、とても丈夫
◆軌道エレベータ
地表から宇宙軌道よりも高度な高さまで張った丈夫なロープを使用したエレべーターのこと、
燃焼燃料を使用せずに軌道上に物品を輸送するローコストな移動手段
◆スペースコロニー(第3次宇宙時代)
ある意味使い捨てとして作られた植民用コロニー
出発当初40億人いた乗員は目標惑星到着時、4000万人弱程度
入植完了認定された時点では300万人程度とされる
※コールドスリープ対象者は認定数に含まれない
◆ゼータ:スペースコロニー(第4次宇宙時代)
銀河の中でも外縁部にあるゼータ恒星を中心として公転するコロニーで第3次宇宙時代より小さいものが運用されている
新しい銀河への到達や近隣惑星からの資源確保を目的として開拓用に調査を主目的として運用されている
20の区画から成り、それぞれに市長が設定されている
1区画で約2万人収容する
0
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界配信中。幼馴染みに捨てられた俺に、神々(視聴者)がコメントしてくるんだが。
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる